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「フライ・ダディ・フライ」/金城一紀著(講談社)
いや~、久しぶりに先が読みたくて読みたくて仕方が無いくらい面白い本に出会いました!
そもそも週末にシネコンで映画を観るたびに、色んな予告編を楽しみに観ているのですが、
その中の一本にこの『フライ・ダディ・フライ』が記憶に残りました。 かみさんは岡田クンが
出るのでそっちが記憶に残ったそうですが(笑) ?!
で、かみさんが『東京タワー』を観てから原作を読み出し、読み終えてから僕も読ませて
もらいました。 今度は僕のほうが映画を観る前に読んでおきたかったので買って来ました。
殆ど僕の場合、読むのは通勤の行き帰りの電車の中なのですが、この本を読み出して、
あまりに面白さに熱中し過ぎて、降りなきゃいけないことをすっかり忘れて乗り越しそうに
なる日が多かったです(笑)
金城一紀さんの本は初めて読んだのですが、のっけからグイグイと引っ張っていくパワーを
持っており、その中にまるで情景が手に取るように端的にわかりやすく、かつウィットに富んだ
文章で楽しませてくれる。 登場人物が絞られていること、しっかりキャラが把握できること、
心底に人間味があること、単なる復讐を誓った中年オヤジの夏物語に終わらせないところ。
その全てが素晴らしい作品だ。
主人公は中年のオヤジ。 ある程度のランクの企業の役職者で、特に不自由なく何の変哲も
ない毎日を送っている。 妻一人、高校生の娘一人の3人家族。 ある日、娘がカラオケ
ボックスで殴られ、病院に駆けつけ、娘を殴った高校生に対峙して、娘のために何も出来ない
自分に対し歯がゆさを感じ、それを機にオヤジの生活が変わる。 ここで直情的になった
主人公が、この事件がなければ、もしかしたら一生付き合うはずもない連中と共に、それまでの
平穏無事、事なかれで過ごしてきた真面目一筋な男が、1ヵ月有余もの有休を取り、殴った
相手であるボクシングの高校チャンピオンを倒すために、その男に勝つためのトレーニングを
始める。
この中年オヤジを演じるのが堤真一で、この主人公のサラリーマンは結構とぼけた一面も
持っているので、予告編での記憶では堤真一と岡田准一しかなかったのですが、特に
読み始める前に主人公鈴木一は堤真一をイメージを持って読んでいたのですが、しっかり
この主人公にハマっていたように思います。 岡田准一演ずる朴舜臣(パクスンシン)は
本のイメージと違い、線が細過ぎる感じがしますが、映画では彼がどのように演じている
のか興味あるところです。 まあ、女性の方には彼が出ているだけで観たいと思うので
しょうが(笑)
毎日が流されがちなオヤジさんたち、是非この本を読んでみてほしい! 今の生活を見
直すとか、そういう次元ではなく、もっとポジティブにこの本に接し、何か忘れかけている
“熱い血”を感じてほしい。
う~ん、早く映画が公開されないかなぁ~♪
【映画版】↓
FLY,DADDY,FLY 『フライ・ダディ・フライ』
■監督 成島出
■原作・脚本 金城一紀「フライ、ダディ、フライ」【講談社】
■キャスト
堤 真一(鈴木 一)、岡田准一(朴舜臣)、須藤元気(石原勇輔)
松尾敏伸、星井七瀬、渋谷飛鳥、愛華みれ、モロ師岡、塩見三省、
徳井 優、温水洋一、浅野和之、鴻上尚史、神戸浩、他
>そして結局ゾンビーズ、全部読みましたが魅力的な彼らに現在夢中です(笑)
へぇ~、それは凄いですね^^
>SPEEDもうお読みになりましたかー?
おっと、まだなんですよ(笑) なかなか他にも読みたい本がたくさんあって><
TBありがとうございますー。
この本、触ったらもう離せないってな
感じで一気に読んでしまいました。
そして結局ゾンビーズ、全部読みましたが
魅力的な彼らに現在夢中です(笑)
SPEEDもうお読みになりましたかー?
それではTBさせていただきます。
>小説になるとまた違った感想を持てそうですね
特にスンシンはそうですね^^
読まれたら、また感想聞かせて下さいね^^
映画を先に観てしまったので登場人物のイメージは定着してしまいましたが、小説になるとまた違った感想を持てそうですね♪
私と同じ世代のオヤジ達にもオススメしてみます(*^▽^*)
僕は原作から入って映画を2回観ました^^
原作は原作の、映画には映画のそれぞれにいいところがありましたし、決して原作に劣ることもなかったと思います!
是非読んでみて感想をお聞かせ下さい^^
フライダディフライの話題だったので、
トラックバックさせて頂きました。
私もこの作品を読みたくて仕方がないのですが
未だに手に入れることが出来ていません・・・。
映画は原作ファンの方にはイマイチ良い反応を
してもらえていないのがパッと見の印象なので
尚更読みたいのですけど・・。
こちらを読んで、是非とも買って読まねば!!
と思いました。
それでは失礼します!!
原作も素晴らしいし、映画も素晴らしいですよ^^
是非、映画も御覧になって、
また感想を聞かせて下さいね~♪
これからもよろしくお願いします!
たくさんTBしていただいて、どうもありがとうございました。
嬉しいです。
この作品は原作が素晴らしいだけに、映画を
見るのがちょっと怖かったのですが、そんな心配は要らないようですね☆
近々、観に行ってきます!
どうもありがとうございました。
>中年オヤジってもっと○○ではないでしょうか
その○○の中には何が入るのでしょうか(笑) ?
>原作の方が良かったかも
原作には原作の良さがありましたね^^
特に舜臣は!原作が先だと岡田クンは線が細すぎたかもしれませんが、
映画は映画として観ると岡田舜臣はハマっていたかも!
>貴方たちには大切なものが沢山あるではないでしょうか
そう、たくさんありますねぇ!!
人一倍助走をつけて、思いっきり飛びましょう!
cyazさんがハマりにハマってしまった「フライディフライ」に私も嵌ってしまいそう(笑)
映画を見て、岡田君(朴舜臣)はめちゃかっこよかったんですが、堤さんの鈴木一もかっこよすぎて。。。(><)
だって、中年オヤジってもっと○○ではないでしょうか?(←偏見ではありませんよ!)
パンフで金城さんが「小説では鈴木一を主に書いた」と書いてあったので、それを確かめる(オヤジ度を確認?)の為にご本読みました。
やっぱり、予想通り(笑)
鈴木一は「本当の中年オヤジ」でした(^^)
4時間(二日間で)で読み終える文章の滑らかさと内容が面白くって。。。
映画を見た後だったので、映画と比較しながら。。。
心地よいラスト! 原作の方が良かったかも???
(だって鈴木一がめちゃダサイから。。。笑!)
大切な家族の為に、20年以上も自分を諌めて真面目に仕事をしてきた中年オヤジ! そろそろ定年が見えてきて、ふと「もう一度、飛べるかも知れない」と自分の足元を見つめる。継続は本当は素晴らしい事なのに、、、
鈴木一とは行かないでも、中年オヤジも飛べるはず!
「自分を信じて飛んでごらん!」
貴方たちには大切なものが沢山あるではないでしょうか?
『中年オヤジ、頑張れ!』
原作にハマり、映画にハマってしまいました(笑)?!
この映画を観てると中年オヤジも飛べるかなぁ・・・と思ったりして^^
ブルース・リーの全盛の頃は、映画館から出てくるお客さんはみんなブルース・リーになっていましたね(笑)
よくケンカが起きなかったものです><
一時代の東映のやくざ映画ように(笑)?!
TBありがとうございました。
映画もう二回も見られているんですね。金城さんの作品は「GO」と「フライ,ダディ,フライ」しか読んでいませんが、等身大のかっこよさを感じます。
ブルース・リーの挑発ポーズ、自分もついやりたくなっちゃいます
>「レヴォリューションNo,3」とかもやばいですよ
みたいですねぇ~
是非読んでみたいと思います。新作『SPEED』も読んでみたいですね!
はじめまして~。
私も金城一紀さんは大好きです。
おもしろいですよね~。
「レヴォリューションNo,3」とかもやばいですよ。
ぜひ、読んでみてください。
金城さんの新作も発売されていますね^^
読んでみたいと思っています!
金城一紀さんの作品は「REVOLUTION No.3」を読んだんですが、出てくるメンバーが実に個性があり面白いですよね。映画も楽しみです。
自分もトラックバックさせていただきます。
ぼちぼち映画館でも予告編が始まりだしましたね^^
7月からなのでもうすぐですね!
映画の方も楽しみにしている所です。
「対話篇」からも映画化されますよね!
「フライ・ダディ・フライ」がどんな映画になるのか楽しみです^^
「レヴォリューションVol3」も面白そうですね!
機会あれば読んでみたいと思います。
こちらこそよろしくお願いします^^
瞬と申します。
FLY,DADDY,FLY に呼ばれてやってまいりました。
俺もこの本大好きです。
むしろ金城一紀が大好きです。
「対話篇」もよさ気ですが、
「レヴォリューションVol3」も面白いですよ。
ある意味これともつながってますしね♪
また、本の話とか、いろいろ読みに遊びに
こさせてくださいな☆
どうぞ、よろしくお願いします♪
先にストーリーがわかってると先読みしてしまいますよね^^
でも脚本や、監督の味付けでずいぶん変わると思います。
『マディソン郡の橋』はイーストウッドより、レッドフォードで
撮って欲しかったなぁ~^^
「恋愛篇」ですね^^
情報ありがとうございますm(_ _)m
書店へ行って探してみます~♪
ハリポタの一番最初のやつですね(*^▽^*)
「あ~この次はあれなんだよなぁ~」などと
映画見ながら思ってました♪
日系韓国人の友達に薦められて「GO」を読んでからというもの、
本当にずっとずっとこの人のファンをやっております^^
是非に、「恋愛篇」を読んでください。
涙がこぼれてたまりませんよ^^
早く映画を観てみたいで~す!
原作を先に読んでから映画を観るのは・・・
『マディソン郡の橋』以来かなぁ・・・( ̄。 ̄ )ボソ...
しかも「東京タワー」も読みました♪まだ映画は見てない
んですが笑 DVDが出たら購入をと思っている今日この頃
です(*^▽^*)
金城さんの作品を読んだのは初めてでしたが、
テンポが良いので楽しかったです^^
最後は完全に引き込まれてしまいましたよ(笑)?!
他の作品も読んでみようかな^^
おやじのイキイキした姿が目に浮かびました。
金城一紀さんの作品は、どれを取っても良い本ばかりですよ。