CYCLINGFAN!!

自転車をこよなく愛し、自分の脚と熱いハートで幾つになっても、可能な限り、どこまでも走り続けます~♪

Supersix EVOの値上げを考える(2)

2025-03-03 13:56:42 | ロードバイク
 Cannondaleの国内販売権を得ることになったインターテックはWAHOOなどの製品を輸入する輸入代理店ですが、バイクを扱った経験はありません。おそらく、アメリカのcannondale本社が提示した価格を今の円相場に換算したら単純に1割上がってしまったということなのだろうと推測しています。

 一方で取り扱い製品の種類が増えていることも知っておきたい点です。キャノンデール・ジャパンは本社と特殊な契約をしていたようで、日本で販売されるモデルに制限がかかっていたのです。そのため、海外で販売されているモデルが日本では売られていないという実情がありました。

 今回のSupersix EVOの値上げに伴い、インターテックは製品の種類を大幅に増やしていることは知っておいてほしいと思っています。特に注目しているのがSuperSix EVO Framesetが初めて発売されることです。これまではHi-ModとLAB71のフレームセットはあったのですが、St-Modのフレームセットが無かったのです。Supersix EVOのHi-Modのフレームセット価格は620,000円と完成車並みの価格でした。LAB71に至っては850,000円もするのです。

 今回発表されたSt-Modのフレームセットの価格は290,000円なのです。ちなみにアルミのCAAD13フレームセットは165,000円です。アルミと最先端のカーボン・エアロロードのフレーム価格差が12万5千円なのです。これはアルミロードからカーボンロードに乗り換えたいと考えている人には朗報でしょう。勿論、ディスクブレーキモデルを使用していることが前提ですが、コンポを入れ替えれば30万円程度で最新のエアロロードに変身させることが出来るのです。

 第4世代のSupersix EVOを購入した時に、St-Modのフレーム価格を推測したことがありました。シマノ 105 機械式:130,106円、DT Swiss R460 DB:20,000円、Vittoria Zaffiro Pro Slick:7,260円、Vision Trimax Compact:10,120円、Cannondale C1 Conceal, Alloy:17,000円、Prologo Nago RS STN:4,741円、Cannondale Wheel Sensor:8,800円とフレーム以外のコストは198,027円になりました。完成車の価格が399,000円ですから、フレームセットの価格は20万弱になる計算でした。

 そのフレームセットが製品として290,000円という価格なのですから、当時は9万円ほどお得だったことになります。この価格を見る限り、完成車のSupersix EVO4の価格が445,000円というのは決して高過ぎることはないのです。そもそも399,000円が安過ぎたというべきなのでしょう。
 



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アユソ独走勝利でリベンジ

2025-03-03 08:53:52 | プロ・ツール
 フォーン・ドローム・クラシックでUAEチーム・エミュレーツのフアン・アユソが40㎞超の独走で今季初優勝を挙げました。前日のフォーン・アルデーシュ・クラシックでは上位を走りながら最後にコースを間違えるというミスで10位に終わっていたのですが、しっかりと気持ちの切り替えは出来ていたようです。

 ゴールまでまだ40㎞以上を残すグラン・リミット峠でデルトロがペースを上げ、後続を引きちぎりにかかり、デルトロの牽引が終わるタイミングでアユソがアタックを開始。この峠だけで10秒以上のタイム差を得て下りも攻めに攻め、あっという間に後続とは30秒以上のタイム差が開きます。

 集団からはリドル・トレックのスケルモースが飛び出して追走を試みますが、30秒ほどの差がなかなか詰まりませんでした。集団は1分以上も後方で、ポガチャルを連想させるような独走劇を演じて見せたのです。高地トレーニングで驚異的な数値が出ていたという情報も流布していたのですが、どうやら本当だったようです。

 体格にも恵まれ、ポスト・ポガチャルの筆頭と言われながら、昨年はクリテリウム・ドゥフィネ以降はDNSの連速でシーズンを終えていたアユソ。今季はさらに若いヤン・クリステンやアントニオ・モルガドが既に2勝ずつを挙げていて、アユソ自身にも忸怩たる想いがあったはずです。今季初戦をミスで落とし、今季はどうなることかと心配していたのですが、どうやら私の杞憂に過ぎなかったようです。この調子ならジロ・デ・イタリアでマリア・ローザも十分に狙えると思います。

 今年もUAEの強さは別格のようで、今季7人の選手で既に13勝を挙げているのです。今週末にはポガチャルがストラーデビアンケで連覇に挑みます。また、アユソは水曜日のトロフェオ・ライゲリアに出場を予定しています。こちらにはモルガドとパブロ・トーレスという若手が帯同するようです。このレースは丘陵コースなので、スプリント勝負になる可能性もありますので、アタックのタイミングが重要になるはずです。

 気になったのはアユソが使用していたバイクがV4Rsだったことでした。一昨日のフランダースクラシックでナルバエスはY1Rsを使っているので、どういう使い分けをしているのかが不明です。
 



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