CYCLINGFAN!!

自転車をこよなく愛し、自分の脚と熱いハートで幾つになっても、可能な限り、どこまでも走り続けます~♪

Supersix EVOの値上げを考える(1)

2025-03-01 15:39:45 | ロードバイク
 先日、cannondaleのSupersix EVOの価格改定が発表されました。昨年秋にキャノンデール・ジャパンからインターテックへ国内販売元が変わって心配はしていたのですが、今回の値上げは正直ショックでした。

 私が今乗っている第4世代のSupersix EVO4はSt-Modに機械式105の12速モデルですが、ほぼ1割アップの445,000円(税込)になります。これまではTREK MADON等に価格的なメリットがあったのですが、そこがあっという間に埋まってしまった感じです。

 アルミのCAAD10時代からずっとcannondaleのバイクを愛用していますが、CAAD10当時はGIANTより価格は割高ではありました。それでもスペシャライズドやTREKよりは良心的な価格ではあったのです。それが無くなってしまうと、例えば第4世代のSupersix EVO4とMADON SL5 Gen8がほぼ同じ価格になるので、個人的にはMADONに惹かれるかもしれないのです。

 Cannondaleのロードバイクは見た目より性能重視なので、とにかく地味な印象が強いのです。CAAD10時代はそれでもホリゾンタルフレームの男前感に惚れ込んでCAAD12、第3世代のSupersix EVOと乗り次いで来ています。第4世代のSupersix EVOは一目惚れでしたが、当時、MADON SL5 Gen8は今と同じで1割ほど価格が高かったことも迷わず購入した理由でした。

 結果として、同じバイクが1割安く手に入ったことは幸運だったともいえます。インターテックの今回の値上げはタイミングが悪過ぎたと思っています。資材や人件費等の高騰で値上げはやむを得ないことは誰もが認めていることです。ただ、ロードバイクは新製品が出るタイミングで価格を調整するのが一般的なのです。日本以外では価格は上がっていたのです。
 そんな中で、CANYONは販売ルートの改善で価格を抑えることに成功しているのです。CANYONのAEROAD CFRがとんでもない価格で販売され始めている中でのこの値上げは販売台数に大きな影響を与えかねないと危惧しているところです。
 



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ロードバイクとミトコンドリアの深い関係(2)

2025-03-01 08:37:55 | 自転車と健康
 ミトコンドリアは、絶えず融合と分裂を繰り返し、独自のDNAを持ち、細胞内で別の生物のように振舞っています。ミトコンドリア独自のDNAはミトコンドリアDNAと呼ばれています。太古の地球で生息していたミトコンドリアが生物の体内に取り込まれて共生し、現在の形になっているという「細胞内共生説」もあるほどなのです。

 ミトコンドリアは必要があれば分裂し増殖します。ミトコンドリアには細胞内でエネルギーを作る発電所の役割があります。ミトコンドリアは体内に取り込まれた酸素の最終到達地点なのです。ミトコンドリアの密度が高いほど効率よくエネルギーを作る事ができることになります。ミトコンドリアは刺激を受けて増殖しますが、ミトコンドリアを刺激するのは運動によるシグナル分子の活性化です。シグナル分子には以下の3種類があります。
  1)エネルギーを燃やすこと(運動)によるATP/AMP比の変化
  2)カルシウムのイオン濃度の変化
  3)活性酸素、メカノストレスの増加
  ※メカノストレスとは細胞が物理的な力や変形に対して感じるストレスのこと

 ミトコンドリアを増殖させるためには、シグナル分子を活性化させる必要があります。短く、きつい運動がシグナル分子を最も活性化させます。血中乳酸濃度も、ミトコンドリアの増殖に影響を与えます。他の要因を同じにして血中乳酸濃度のみを変化させたマウスを使った実験もあります。この実験では、血中乳酸濃度が高い方がミトコンドリアが増殖しました。

 ただ、短時間・高強度の運動のみがミトコンドリアを増殖させるわけではありません。ジョギングやウォーキングなど低強度・長時間の運動でも、シグナル分子が活性化されミトコンドリアは増殖することが分かっています。
 



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