ちぇこ屋貿易 商い日記

チェコのかわいいものを集めた雑貨店です。
手作りチェコビーズアクセサリーの販売も始めました^^

モーツァルトとプラハ

2009-02-06 23:03:39 | Weblog
今日の写真は、聖ヴィート大聖堂近景です。いつもどうやって全体をカメラに収める
か困り果てて、結局絵葉書を買って帰ります。
街の通りでも、目の高さだけで見ていると見所ある建物の前をあっさり通り過ぎてしまう
ので、通り一本隔てて見なくてはなりません。でも、そうなると入念な下調べと強力な
メガネ
が必要で…
ヴァーツラフ広場は何度往復しても見尽くせません…

さて、モーツァルトがプラハをこよなく愛したという話はよく知られています。
実際、チェコ人モーツァルト好きです!

このところ毎日モーツァルトのピアノソナタを弾いていて、子供の頃には決して
感じなかった安らぎを覚えることに驚いています。
幼い頃の自分にとって、モーツァルトはどこまでも可愛く、純粋で、子供じみた
音楽でした。それが、今ではモーツァルトの音楽の中に全く子供じみたものは感じ
られず、ただひたすら純粋で透明な”魂”とでもいうようなものを感じるのです。

それは、チェコ人の気質にも似ている気がして…心の内は色々なものをかかえ、熱く
燃えたぎるものも持っているのに、表面上、形式上、外から見た限りでは”逸脱”
することが決してない。強い自制心と趣味のよい、上品さ。

学生の頃、先生に”キミが40歳くらいになったら、この曲弾けるようになるかも
知れないね”と言われました。まぁ当時の精神的幼さを見事に指摘されていたわけで、
恥ずかしい限りですが、今その年に近づいて、ようやく分かってきたような気が
します。モーツァルト、あんなに弾くのが嫌いだったのに、今は弾けば弾くほど
安らぎます。ま、そううまくは弾けないんですけどね。先生、まだだめみたいです。
でも、生きておられたらお話したいことがいっぱいあるんですよ。お聞きしたいことも
いっぱいあるんです…プラハへご一緒してチェコの人と話をしましょう!

モーツァルトの音楽は、とてもロマンチックで人間的です。やはりプラハにお似合い
です。

ちぇこ屋貿易商
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする