チェコのお風呂

今日の写真はボヘミアの田舎の家です。多分かなり古い木造建築ですが、よく手入れ
されて快適にお過ごしのようでした。
他にも色違いの家があちこちに！きっと何かのお祭りの時には華やかな民族衣装も
登場するのでしょう。まさしく本で見たフォークロアの世界…

さて、寒い季節は温泉が恋しいですねぇ。ちぇこ屋、温泉にはここ何年も行ってません
が寝ることの次にお風呂に入るのが大好きなので、特に冬場は、しもやけ治療もかねて！？
長々と湯船に浸かっています。

２時間ほど…

こんな私もチェコにいる時は現地の習慣にならって”軽くシャワーのみ”で済ませ
ています。いや、現地に住んで自分で光熱費払うとしたら”軽いシャワー”も毎日
は使わないかも…
”コーリャ　愛のプラハ”の中のお風呂のシーンでも”すごく簡単”な、というか”チェコ
では普通”のお風呂の描写がありますが、ちゃぷちゃぷと水をかけたら”はい、おし
まい”…

まぁ、確かに乾燥してるし、香水もあるし、我慢はできますよ。その気になれば…
バスタブなんて、一流ホテルにしかないし、一般家庭にはバスタブはあってもお風呂
としてはめったに使わないし、イギリスのホストファミリーの家でもそうだったし…

でも…日本人にはツライ、ツラすぎる！！！

特に冬には！！！！！

温泉なんて贅沢はいいません、毎日温かい湯船に首まで浸かっていられるだけで幸せ
です。さ、今日も浸かってこよう

２時間

それにしても、チェコの水道代と光熱費ちょっと安くならないかなぁ…

ちぇこ屋貿易商

モーツァルトとプラハ

今日の写真は、聖ヴィート大聖堂近景です。いつもどうやって全体をカメラに収める
か困り果てて、結局絵葉書を買って帰ります。
街の通りでも、目の高さだけで見ていると見所ある建物の前をあっさり通り過ぎてしまう
ので、通り一本隔てて見なくてはなりません。でも、そうなると入念な下調べと強力な
メガネが必要で…
ヴァーツラフ広場は何度往復しても見尽くせません…

さて、モーツァルトがプラハをこよなく愛したという話はよく知られています。
実際、チェコ人モーツァルト好きです！

このところ毎日モーツァルトのピアノソナタを弾いていて、子供の頃には決して
感じなかった安らぎを覚えることに驚いています。
幼い頃の自分にとって、モーツァルトはどこまでも可愛く、純粋で、子供じみた
音楽でした。それが、今ではモーツァルトの音楽の中に全く子供じみたものは感じ
られず、ただひたすら純粋で透明な”魂”とでもいうようなものを感じるのです。

それは、チェコ人の気質にも似ている気がして…心の内は色々なものをかかえ、熱く
燃えたぎるものも持っているのに、表面上、形式上、外から見た限りでは”逸脱”
することが決してない。強い自制心と趣味のよい、上品さ。

学生の頃、先生に”キミが４０歳くらいになったら、この曲弾けるようになるかも
知れないね”と言われました。まぁ当時の精神的幼さを見事に指摘されていたわけで、
恥ずかしい限りですが、今その年に近づいて、ようやく分かってきたような気が
します。モーツァルト、あんなに弾くのが嫌いだったのに、今は弾けば弾くほど
安らぎます。ま、そううまくは弾けないんですけどね。先生、まだだめみたいです。
でも、生きておられたらお話したいことがいっぱいあるんですよ。お聞きしたいことも
いっぱいあるんです…プラハへご一緒してチェコの人と話をしましょう！

モーツァルトの音楽は、とてもロマンチックで人間的です。やはりプラハにお似合い
です。

ちぇこ屋貿易商

格安航空券

今日の写真は、プラハユダヤ人街にあるレストラン”ウ・ゴレマ”の看板です。
これを見た瞬間”あぁ、固有名詞も語尾変化するんだなぁ…”と身をもって体感。

ユダヤ人街では、スポーツバーに行ったくらいでまともに食事をしたことはないの
ですが、次はちょっと行ってみたいです。ウ・ゴレマに…

前に、飛行機のｅ-チケットのことを書きました。１.５年ほど前までそんなものの
存在すら知らなかったのです。しかも、海外の聞いたこともない航空会社の

特売航空券が買えるなんて！！！

ＪＲの新幹線のチケットくらいは事前にネットで予約できますよねぇ？でも、それって
全世界向け？国内の人だけが対象？

そんなわけで、１年前それまで聞いたこともなかった航空会社の格安を通り越して
特売航空券で旅をしました。
日本にいる間に、パソコンとにらめっこして、ベストタイミングでチケットを入手
するのです。時差と闘いながら…

ほとんどギャンブルしてる気分ですよ…

結局、ブエリング航空とクリックエアーという飛行機に４回乗りました。
チケット代は確かに極安！ですが、それはあくまで座席代のみ！水もジュースも
コーヒーも、まずいサンドイッチも有料（結構高い）。預け荷物も有料（事前予約
は割安！当日預けは高い！！）。その上、クレジットカード使用手数料まで発生！！

…でも、着陸前に耳痛防止のキャンディーは
配ってくれました。

飛行機自体はキレイで快適。乗務員も遜色なく。
ただ、飛行機が飛行場の妙にすみっこに停められるくらいかな…

それまで、日本-ヨーロッパ路線の大手航空会社の不便なオープンジョーチケットを
当然のように使っていたのでこれは新発見でした。これをうまく利用すれば、ヨーロッパ
内の移動が安く簡単に片付きます。
日本にいながら海外の国内線（シェンゲン内）なんかを激安かつ安全に手に入れられ
て、なおかつ快適だなんて…

全く、いい時代に生活しているものです。これからも大いに利用させていただきたい
と思います。

ちぇこ屋貿易商

チェコ映画

今日の写真は、プラハ城大統領府のベランダです。ちょうど建国記念の祝日だったので
国旗がずらりとならんでいました。
このチェコの国旗を堂々と掲げることができるようになってから、まだそんなに経って
ないんだなぁ…と思うと、複雑な心境になります。

前に、ちぇこ屋が”えせチェコ通”だと書いたのですが、それをできるところから克服
するために、少しずつチェコ関連の本を読んでいます。
今週は、カレル＆ヨゼフ・チャペック。今日は朝一に、カレルの絶筆となったコラムを
読みました。それが新聞に掲載されたまさにその日、カレルは亡くなったそうで…

もう自分が間もなく死ぬことが分かっているのに、それでもチェコの、人類の未来
を信じて人間を愛し続ける、どこまでも大きな心…

世界中の人が一人残らずこれを読んだら、何かが変わっただろうか…


あ、今日はチェコ映画の話でした。
”コーリャ　愛のプラハ”の原作を読みました。いい話でした。主人公たちが痛い
目に遭わされなくてほっとしました。是非映画も見なくては！
以前知り合いが”ダーク・ブルー・ワールド”という同じ監督の映画を貸してくれて、
何度か見たのですが（こっちは主人公がひどい目に遭ってました）、チェコ人
（の内、男についてですが…）に多分共通する気質が何となく感覚として分かります。
主人公が同じ人間に思えてきます。
そして、チェコ人の友人たちの中にも同じ血が流れているのを感じます。
理屈ではなく感覚で…

今”英国王給仕人に乾杯！”という映画が日本中を巡回しています。友人に誘われて
いるので、温かくなったら行くかもしれません。
登場人物たちの中に流れるチェコ人の血を感じるために…

日本人の、自分の中に流れている血が語るものは、一体どんなものなんでしょうね…

ちぇこ屋貿易商

絵卵

今日の写真はチェコのイースターエッグ。本物の卵の殻に、ひとつひとつ手描きされ
ています。現地へ行くたびに、違うカテゴリーと思しきものを少しずつ買ってきます。

何しろ、ワレモノなので、大量には買えません。せっかく軽いのに…
でも、店によっては、紙製生卵用のケースに入れてくれるところもありますし、まぁ
大抵は紙箱に３個、５個と並んで入っています。頑丈な箱なので、帰ってくるまでに
壊れたことはまだありません。

陳列中に机のかどに当ててしまい割れたことはありますが…

観光土産用のものでなく、本物のその土地の柄が描かれたものは、その柄でどの地方
のものか分かるそうで（解説されたパンフレットがありました）、まるで、スコット
ランドのタータンチェックみたいですね…って前にも書いたような気がしてきました。

ちなみにうちに置いているのは、白地にブルーオニオンの柄のもの、水辺の生き物、
野原の生き物の人形が、風景の上に立体的にくっついているもの、手間がかかって
いる割に色合いが安っぽいもの、レース状に穴が開いたもの、アイシングのような
絵の具？で幾何学模様を書いたもの、そして、見た人が口々に

”これ、アフリカの？”

と聞いてくるほど地方色豊かな柄のもの…など。
…実は、これが一番手間がかかってる代物なんですがね。

で、ここに載せるために、一個一個カメラに収めようとしたのですが、

うまくいかない…

まだ、ケータイのカメラの方がアップできれいに撮れます。
やはり、安デジカメの限界！？ニコンエフツーとか何とかでなきゃダメなのか？

ちぇこ屋、何を始めるでも道具から入る方ではないのですが、そろそろ新しいカメラを
買うべきなのか…悩むところです。

ちぇこ屋貿易商

ヨーロッパのにおい

今日の写真は、オランダの空港の天井の飾り付けです。クリスマスの時の…

ちぇこ屋は、海外へ出かける時（まぁ、国内でもそうですが…）大抵、一人です。
ですからおしゃべりすることもなく、空港でヒマを持て余しつつ出国していきます。
その分、頭の中はいつも冷静。これから色々な目的で日本を旅立つ人たちを眺めて
空想しています。

さて、行きの飛行機の中身は、まぁ半分は日本人でしょう。どこを見ても思い思いに
くつろぐ日本人の姿が見えます。もう日本はすっかり離れているのに、まだ日本に
いるみたいです。
それが、いったんヨーロッパのとある国へ着いて、ＥＵ圏への入国審査を過ぎて
乗り継ぎの搭乗口へ向かうと…日本人を見かけなくなります。（たまに見かけると、
何だか緊張した面持ちできちんと腰掛けておられます。）

あぁ、来たな…

と思う瞬間です。
プラハの空港に着いて、そこから市内へ向かうバスに乗り込む。いまだここで日本人
に会ったことはありません。

そして、何よりヨーロッパへ来たことを実感するのは、空港に着いた時に感じる
あの”におい”。
そのにおいがドイツのものなのか、オランダ、スペイン、いずこのものであるか
区別するにはまだいたりませんが、何か香料のにおいなのです。香水売り場、お菓子、
レストラン、人の肌のにおい…それらのミックスのにおい。

日本へ着いた瞬間、湿度は感じますが、よく言われる”しょうゆ”のにおいは、感じた
ことがありません。（日本を空けるのがせいぜい１ヶ月だからでしょうか）

あの、私にとっての”ヨーロッパ的におい”。いいにおいだと言うわけではないの
ですが、ヨーロッパでの色々な記憶と直結していて、気に入っています。

先日、ＩＫＥＡへ行った時同じ”におい”を感じ、店に入った瞬間、脳ミソがヨー
ロッパへトリップしました。
”キター！！”
と叫びそうになりました。（カルフールでは感じませんでしたが…）
ヨーロッパに行きたくても行けない状況にある人が行くには持ってこいの場所だと
思います！！！

ちぇこ屋貿易商

バレンタインチョコ

今日の写真は、田舎の長屋です。チェスキー・クルムロフの町外れにあり、所々
大豪邸もありましたが、大体はこんな家がずらーっと並んでいました。
チェコの家って、アパートでも一軒家でも天井が高くて驚きました。窓を数えると
どうやら３階建てなのに、日本の５階分くらいの高さがありそう…

そして、どの家にも魅力的な”屋根裏部屋”が！！！

いいなぁ、屋根裏。あれって、日本には不向きなんでしょうか？屋根がもれなく三角
なのに、上階の天井が平らなのは不自然というか、スペースがもったいない！
いつか、自分の家を建てることがあったら、屋根裏部屋を必ず作りたいと思います。
それにしても、チェコだと長屋も絵になる…

さて、今日は日曜日。偶然彼女が遊びに来てくれたので図書館と買い物に付き合って
もらいました。今日は、カレル・チャペックが６冊。今日は読むのをガマンして、
明日からまた爆笑しつつ、読み耽りたいと思います。二週間借りられるのですが、
結局一週間で読み終えてしまい、待ちきれずに今日返却、新たに借りてきました。

カレル・チャペック、楽しすぎます！あぁ、早く明日にならないかなぁ…

図書館後に行った、ショッピングモールはバレンタイン一色でした。チョコ売り場は
横目で見た限り例年の混雑ぶりはなく、あっさり。
チェコではどうなんでしょうね、バレンタイン。イギリスでは男女の別なく、花を
プレゼントしたりしてましたが…
あ、そういえば、初めてチェコへ行ったとき、デパートのチョコ売り場で、バレン
イン用のチョコ、お土産に買いました！！今、思い出しました！

ハートの豪華なギフトボックスに入ったチョコや、
デカイくちびる型のボックスに
入ったチョコがありました！！！！！

チェコ、恐るべし…

ちぇこ屋貿易商