ダナスヘアーのブログ“ダナスキャン”にお立ち寄りくださいましてありがとうございます。
ヴィーガン美容師のMARIKAです。
2018年からヴィーガンを始めました。
まもなく２年になりますが、私がヴィーガンになった理由や、何が変わったかを、近々このブログにアップしようと思っています。
ちなみに今回のブログはちょっと長いです。
ヴィーガンを初めてから変わったことを今後書こうと思っていましたが
いくつかあるうちのひとつを今書いてしまいましょう。
ヴィーガンライフを始めてから確実に変化したのはまず体調。
とにかく
疲れなくなりました！！
これには驚きです。
動物を食べるのをやめ、２週間ほどたったあたりから、体の軽さ、目覚めの良さ、疲れにくさを顕著に実感しています。
今までは、｢疲れたな～｣と感じることがしばしばあり、そのたびに温泉に行ったりしていたのですが、今ではほとんど行かなくなりました。
もし行くとしたら気分転換ですかね。
人生で今がいちばん年を取っているはずなのに。
なんとなく始めたこの生活ですが
その体調の劇的な変化に
｢おおっっっ？！｣っとなり、
そもそも
ヴィーガンってなんなん？？
とより疑問を持つようになったのです。
たくさん調べました。
ヴィーガンとは
簡単に書くと
肉類、魚介類の他、卵や乳製品などの動物性食品を一切食べないほか、皮革製品など食以外でも動物性の消費をしないライフスタイル
WEBで色々調べたのはもちろん、書籍を読みヴィーガニズムという単語と出会いました。
幾つかのミートアップやヴィーガンツアーなどにも参加しました。
そして、知れば知るほど
食だけの問題ではない！
ということをますます知っていったのです。
多くの方が誤解しているようですが
ヴィーガンは健康法ではありません。
美容法でもありません。
ただ結果的にどちらにも繋がることは確かだと思います。
もちろん、いくらプラントベースドとはいえ、毎日コンビニのカット野菜やお菓子ばかりを食べていたり、バランスを無視した食生活をしていれば不健康ですが。まあこれは論外として。
よく｢ストイックですね！｣とか、｢大変じゃありませんか？お肉を食べたくなりませんか？｣と聞かれますが、まったく食べたくないというのが正直なところ。
私の感覚では
お肉(動物)は食べ物ではないのです。
ヴィーガンはお肉類だけでなく、魚介類(出汁も含む)卵、乳製品(動物の乳から作られるもの)、蜂蜜、ゼラチンなど、動物性品全般を避けます。
脳があり、感覚機能が存在し、感情があったり、例えば｢おいで｣と言ったら側に寄ってきたり追いかけたら逃げたり、食事をし排泄をする生き物を食べませんし、彼らを利用して作られたものも口にしません。
さらに
皮革、羽毛などを使用しないのはもちろん
動物園、水族館、サーカスなど、動物を使った娯楽には参加しません。
食べ物、ファッション、娯楽等への動物利用の背景にあるものを丁寧に遡っていった時、現代に相応しくないと感じるようになりました。
と、ここまでは自分のことですが
一般的にヴィーガンになるきっかけにはざっくり大きく分けると下記４つの理由があると言われています。
･美容･健康のため
･生き物のため
･環境のため
･飢餓に苦しむ人々のため
どういうことか順を追って簡単に書いていきます。
美容･健康のため…動物性蛋白･脂質が体(とくに腸や血管)に与える悪影響が周知されてきた、肥満予防になる、家畜の生育過程で投与される多量のケミカル(ホルモン剤、抗生物質などなど)を避ける、疲れにくく回復の速度が早まるためアスリートで菜食を採用する人が世界的に急増している
※2019年公開の映画『ザ･ゲームチェンジャーズ』の記事と予告ビデオです。とても分かりやすい映画です。
生き物のため …殺される(食べられる)為、あるいは利用される為に繁殖させられ、その生育環境との残忍さが倫理的ではない。
娯楽に動物を利用したり、化粧品などに動物実験をするのは虐待にあたるという考え方が広まった、ペットショップで“命”を売買することへの疑問、 犬や猫などのペットは可愛がるのに豚や鶏を食べることに矛盾を感じ種に対する差別(種差別)に気づく人が増えてきた。
環境のため… 畜産が環境に及ぼす影響が甚大である(地球温暖化が進み世界的な影響が現実に起きていることから気づく人が増えている)、海洋汚染のひとつであるマイクロプラスチックの最大の原因は漁業から出たもの、畜産から排出される糞尿やケミカルによる水質汚染が深刻、地下水の枯渇が懸念されている、流れ出る汚染水や海水温上昇により海洋の魚介類が激減しつつある、 畜産飼料を栽培する用地のために大規模な森林伐採や焼き畑が行われ(アマゾン森林火災など)温暖化に拍車がかかる。そのためにオーストラリアでは過去最高の森林火災が起きている…など。
飢餓に苦しむ人々のため
…先進国の人々がお肉を食べるために、畜産動物を迅速に効率的に育てる“工場畜産”が行われており、家畜の飼料を生産するために必要な作物を作っている主に途上国の貧しい暮らしをしている人々。過酷な環境下で彼らが育てた作物は彼らの口に入ること無く先進国に送られ安い賃金でリスクを追うことに(世界の９人に１人が常にお腹を空かせているといわれる)。畜産により貧困や飢餓に拍車をかけることになる。また、温暖化によって最初に犠牲になるのは彼らである
。
これらが全てではありませんが、主にこういった背景が根底にあることでヴィーガンにシフトしていく人が増えています。
つまり
自分のためというより、
動物のため
誰かのため
そして
未来を生きる命のため
なのです。
『サスティナブル』
つまり、持続可能な社会とは、私たちの世代だけでなく、将来の世代が必要とするものを損なうことなく、満足して暮らせるよう地球環境を守りながら開発が行われている社会のこと。
SDGs(エスディージーズ)は2015年9月の国連サミットで採択されたもので、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた17の目標です。
国連のIPCC（Intergovernmental Panel on Climate Change 、気候変動に関する政府間パネル）のレポートによると
「気候変動になんとかうまく対処しようとするなら、二酸化炭素の排出量を2030年までに2010年比で45％削減する必要がある」そうです。
今はもう2020年です。
私は、このことをどれだけの人が
自 分 事
と、捉えられるかがキーワードになると思います。
なぜなら、この問題は
地球上に住む全員がちょっとずつ原因で
もれなくその全員に影響があるからです。
全員が取り組むことで、壊滅的な状況を回避する可能性がグッと高まります。
私はヴィーガンになる前まで、本当にいい加減な生活をしていたなぁと振り返ります。
レジ袋をもらうのはラッキーなことだと思って、もらえるだけもらっていました。
※ちなみに、日本は世界一のプラスチック輸出国です。
サランラップもガシガシ使ってました。
行くあてが無くても、どんなに近所でも、やみくもに車に乗っていました。
誕生日に国産の牛肉をステーキにして食べていました。
もう、それはやめました。
そして、ヴィーガンライフにシフトすることで、この17の目標に近づけると思っています。
いつか、十年～何十年先の未来の人々が私たちの時代を
『何てことをしてくれたんだよ～！
』
というか
というかは
今の自分達にかかっていると。
ひとつひとつ
やれることから
やってみます。
ちなみに
ダナスのロゴマークは牛の角
お店の看板には鹿の角が飾られ、私のシザーケースも革製品、店内には大きな牛の角が掲げられています。
これらはヴィーガンとなる以前に手に入れたものなので、大切に大切に使わせてもらいます。
余談ですが、下記にリンクした団体では古くなったダウンを再利用し製品化して提供するしくみを始めています。
詳しくは下記の文字をクリックしてください。
私も手持ちの羽毛布団を送ってみようかなって、思ってます。
ダウンを再利用 未来へ続く「羽毛循環サイクル社会」とはダウンを再利用 未来へ続く「羽毛循環サイクル社会」とは
少し前の話になりますが、２月にお友だちが恵方巻きを作って届けてくれました。(ちなみに彼女はペスクタリアン…お肉は避け、魚介類は食べます)
｢ヴィーガン仕様の恵方巻きだよ～｣と。
嬉しかったです。
嬉しくて、断面が見たくて切って食べてしまいました(^^;
とってもとってもおいしかったです！
ありがたいです。幸せを噛みしめました。
※ちなみに、添えてあるのは左からブロッコリーのごま和え、厚揚げのサイコロステーキ、春菊と竹の子の煮浸し。
こんど、富久山町の、もりのかぜらぼ内にあるカフェBranch(ブランチ)で、ヴィーガンに関するイベントがあるそうです。
とてもとても、為になるお話だと思います。なぜ、今、ヴィーガンなのか。関心がおありの方はぜひ参加されてみてはいかがでしょう。
※多分要予約
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です！
ええええっっっ！！！
