Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

意外な評価だった、『フランダースの犬』

2007-12-28 17:55:34 | 社会
小生が小学生になったかならないかの頃に、フジテレビ系列で放映された『フランダースの犬』…リアルで視聴していました。
最終回は、特に印象的でした。

住まいが強制的に加入しているケーブルテレビ(加入しないと、テレビの視聴ができない社宅が住まいですので…)では、無料で視聴できる『ファミリー劇場』がチャンネルに組み込まれていますが、1年2ヶ月ほど前に、4週間に分けて、この物語の全52話を放映していました。

思わずビデオに録画してまで視聴してしまい、最終回では改めて涙してしまったことを、昨日のように覚えています。

ビデオに録画したのは、現在4歳になる娘に見せるのにちょうど良いと、その時考えたのが理由ですが、現時点では、娘には「不評」のようです。
(「不評」なのは、4歳児には、ストーリーがまだ難しすぎるのかもしれません。)

人の心の痛みですとか、友達に対する思いやりですとか、人を偏見な眼差しで見てはいけないなど、この物語には教育的要素も含まれているので、もう少し成長したら、また改めて見せてみるつもりです。


ところで、その『フランダースの犬』は、日本人だからこそ共感を呼んだと、ベルギーの映画監督は結論付けているようです。

「フランダースの犬」日本人だけ共感…ベルギーで検証映画(読売新聞) - goo ニュース

上のリンクから、タイムアウトするまでは記事を読むことが可能ですが、記事によれば、『フランダースの犬』は、外国では「負け犬の敗北」的な捉え方がなされているようで、日本でこの物語が感動を呼んだ理由として、日本人の心に根付く「滅びの美学」が根底にあるのだとか…。

確かに、日本人の感動を得やすいストーリー構成かもしれないですし、最終回で主人公の少年・ネロと、その愛犬・パトラッシュが、憧れの画家であるルーベンスの2枚の絵の前で命尽きるシーンは、先にも述べましたが、涙なくして語れないものです。

ですが、「滅びの美学」から感動を呼んだ物語とは、小生にはあまり思えないのが本音です。
素直に、主人公のネロの気持ちを推して量れば、感情移入しやすいストーリー構成の物語のように思えてなりません。
また、ネロの生き様から学べることも、実は数多くあるように思えます。


諸外国との「文化の違い」から、解釈が異なっている『フランダースの犬』…。

日本人の小生としては、その異なる解釈が「意外」に思えますが、読者の皆さんはいかがでしょうか?。

記事にある検証映画…好奇心ですが、見てみたい気がしています。
Comments (5)
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