2021年の記録
10月下旬、仕事を終えた夜、川治のホテルに一泊した翌日、川治から北上し、塩原を経由して県内の紅葉狩りをしたときの記録。
下野市から日光、鬼怒川、那須、塩原までは、クルマで1~2時間。交通渋滞する行楽シーズンに都内に住む人と比べて2時間のアローアンスがあることは、とてもありがたいことだ。渋滞する前に行楽地に到着し、渋滞の始まる前に帰ってくることができる。
今年は、10月になっても暖かく、その後、急に寒くなったので、紅葉はどうなのかな?と思っていたが、どうもハズレのようだ。見えないものと比較しても意味がない、目の前の紅葉が美しいと思うか、否かで、楽しめばよいのかもしれない。
昨年もそうだったが、秋は、なぜだかコロナ禍が小休止する。今の日本、東京の新規感染者数が急減し、毎朝、東京駅はツアーに出発していく人で、ごった返している。僕も日本国内限定であるが、毎週するようになった。年末になると、第六波が、来るのか、来ないのか。まもなく、海外からの入国後隔離が緩和される。そのことが、第六波の引き金にならないことを祈るばかりである。
湯西川(一級河川利根川水系)の渓谷沿いに旅館や民家が立ち並び、平家の落人伝説の残る湯西川温泉集落がある。
上三依で塩原方面へ右折するまでは、国道と並行して鉄道(野岩鉄道会津鬼怒川線=第三セクター)が走っているが、トンネルと高架が多く目立たない。1度乗車したいと思っているが、まだ乗ったことがないが、よくまぁ、こんな山中に鉄道を敷設したものだと感心している。
国道沿いにある独鈷沢ふれあい公園は、コロナ禍のため整備が滞り、ちょっと荒れた感じがするが、男鹿川と紅葉の美しさにハッとする。
上三依水生植物園は、ペット制限があり入場できなかったので、駐車場から眺める紅葉で満足した。
塩原温泉は、紅葉の美しいところだが、すでに紅葉を満喫していたことに加え、渋滞が始まったので、早々に退散、家路についた。
【メモ】
選挙のあとは、眞子さまの皇族離脱の話題。皇族の人権や多様性云々が議論になっている。僕は天皇制に反対でも賛成でもないが、日本の天皇制が世界的にも長く続き、多数の国民の敬愛を維持しているのは、皇族の人たちが、国民の最大公約数の価値観の型に嵌まる生き方をしてきたからだと思う。皇族に国民と同様の人権や多様性の自由を認めたら近々に天皇制は崩壊するのではないだろうか。「皇族には、人権がないのか?」と言われるが、国民と同じ人権は、残念ながらない。皇族として生を受けたがための不自由があるとともに、一般国民には到底できない経験ができる。俗に言う“親ガチャ”だと割り切るしかない。ないものねだりをするよりも割りあてられたセパレートコースを全力疾走する人生も十分に幸せだと思う。
旅は続く