<管理人より>
4/27付けで世話人会より参加の呼びかけがあった5月3日の憲法集会に、「生協だれでも9条ネットワーク」は「生協九条の会・埼玉」とともに20名が参加しました。K.Mさんから写真と参加報告をご寄稿いただきましたので、以下にご紹介いたします。
【参加報告】2019平和といのちと人権を!5・3憲法集会-許すな!安倍改憲発議-
5月3日の憲法集会に参加してきた。今年も昨年同様に「第21回市民意見広告運動」賛同団体としてネットワークの名前の掲載をしているので、意見広告掲載紙の東京新聞をゆりかもめに乗り換える前にキオスクでGET。職場のハズキルーペで名前の掲載を確認する予定。
晴天の下、65000人の熱気があふれ、スピーチからも歌声からも力をもらえる行動だった。GWに入ってすぐガラケーを卒業し、前日ようやくアイフォンからfacebookに記事アップができるようになったので、生協労連や参加した仲間の記事に写真と共にコメントをつけてみたりするのも初体験。
12時からのオープニングコンサートのトップバッター「子供団」のうじきつよしさんの歌声が響き渡る中、センター横通路のすぐ後ろの「生協だれでも9条ネットワーク」の幟旗の下に到着した。小室等・ゆいさん父娘らの「獄友イノセンスバンド」のトークや木枯し紋次郎の主題歌♪どこかで誰かが~♪が流れる。小室さんからは「音楽は戦争に向けた士気高揚にも使われる面がある」という指摘もあり、気持ちが高まるとともに引き締まる。
13時からメイン集会スタート。高田健さんの主催者挨拶に続き、メインスピーカー4人が次々に登壇される。なんと産経新聞がそれぞれのスピーチを詳細に記事アップしてくれているのでリンクをつけておく。
①湯川れい子さん→こちら
②元山仁士郎さん→こちら
③高山佳奈子さん→こちら
④永田浩三さん→こちら
元NHKプロデューサーで武蔵大教授の永田浩三さんは、安倍晋三首相と同じ1954年生まれであり、同じ年生まれの前川喜平君、志位和夫君、ドイツの首相メルケルさんとの対比などにもふれ、「同い年、同じ学年として忠告します。『これ以上、日本社会を壊すことはやめなさい! これ以上、沖縄をいじめるのはやめなさい! 大事な憲法をいじるのはやめておとなしく身を引きなさい!」等々、面白くてかつ核心を突いたスピーチで参加者みんなの力になったと思う。
ハンガーストライキで沖縄県民投票を全県実施に大きく動かした元山仁士郎さんも大学院生として在京しているということで、「今度こそ沖縄の意志、沖縄の民意を私は実現したいと思っています」「沖縄に来ずとも、意見書の採択、陳情の採択、いろいろできることがあります。この憲法を大事にしながら、1人1人で、良い社会を作っていきましょう」と呼びかけ、本土での連帯支援の方法について効果的な策の提案があったことが印象的だった。
政党からの挨拶では、立憲民主党、国民民主党、日本共産党、社会民主党の4野党党首が揃い、この春の一斉地方選挙結果を踏まえて参議院選挙に向けた市民と野党の共闘を進める力を感じた。市民連合からの訴えは広渡清吾さん(「市民連合」のサイトに掲載→こちら)。
リレートークでは、東京朝鮮中高級学校生徒が高校無償化除外等の問題解決を訴え、「ハムケ(共に)」という歌に日本語の「赤とんぼ」を途中から乗せる女声合唱に言語を超えたアジアの連帯の希望をが強く感じることができた。貧困格差問題、福島原発告訴団長からの報告、移住者=外国人労働者との連帯ネットワークからの報告等が続いた。
最後の合唱が「翼をください」。この歌を世界の人々と共に歌う企画に取組み、44カ国の参加を得て成功させた植田あゆみさんからの報告と、登壇した人々との合唱があった(2枚目の写真)。残念だったのは英語で終始歌われたことで、朝鮮学校の生徒たちが朝鮮語と日本語で重ねて歌ったように、壇上は英語でもよいが会場では日本語でもどうぞと促せば良かったなぁと思った。何かの機会に是非そういうこともトライしてみていただきたい。
なお、「生協だれでも9条ネットワーク」の世話人のYさんが4月末に亡くなられ、告別式が集会とちょうど時間も重なってしまい、そちらに参加された方も多かったことを付記しておく。それぞれの参加者が終了後に四ツ谷で情報交換、打合せもしてきた。
下の写真は5/3の憲法記念日の意見広告が掲載された東京新聞を広げたところ。職場のハズキルーペで掲載されているはずの「だれでも9条ネットワーク」の名前を確認。東京のコーナーのアイウエオ順。ハズキルーペを置いた下の部分にあり!
※共同運営ブログ「リベラル21」の5/4付けでジャーナリストの岩垂弘さんが「改憲を急ぐ安倍政権を打倒しよう-東京の憲法集会にこれまで最高の65,000人」という記事をアップされています。→こちら