「生協だれでも9条ネットワーク」

日本国憲法と平和主義、民主主義を守る活動を進める生協関係者のネットワークのブログです

【参加報告】11/18(木)小林節さん講演会「憲法改正:問題の本質を見極める~主権を奪われないために~」その2

2021-12-01 00:28:13 | 参加報告

<Mより発信>
主婦連合会主催の11/18(木)小林節さん講演会の参加報告記事を3回に分けてアップいたします。
※主婦連サイトに録画した講演会の様子をYouTubeにて2か月ほどアップしているとのことです。そちらもどうぞご覧くださいませ。
小林節さん講演会(2021年11月18日) – YouTube
【参加報告】11/18(木)小林節さん講演会「憲法改正:問題の本質を見極める~主権を奪われないために~」その2
(その1は→こちら
3.自民党改憲4項目=我々の前に出てくるのはコレであり、全能力を上げて分析、説明する
②「緊急事態条項」:
大規模災害時に首相が行政権に加えて立法権、財政権、自治体への命令権も握り、国民は公の命令に従う義務を負う。ナチスの全権委任法と同様
●人権は本来、公共の福祉という共存共栄のための条件でしか制限を加えることができないが、それを立法に代わる政令で制限できるようにする+財政権は予算制定権であり立法府から権限を奪い、地方分権を奪う。
●大災害時には自治体の首長に権限を委譲すべきで、中央政府はバックアップに回る方が実効性高。
③(参院選)合区解消:「一人一票」の原則を否定する、世界の非常識
●国会議員は人の代表であり畑や橋の代表ではない。少数意見尊重をしないで数で押し切るもの。
④教育の充実:法律と予算でできる、「憲法事項」ではない
●行政法で根拠法をつくればいいだけ
●民主党政権でやりかけたのを自民党がつぶした
●維新=地方の権力集団へのリップサービス
4.自民党の憲法観:憲法を「権力者が国民を縛る規範」だと考えている?!
●2012年草案102条(1)国民は憲法を「尊重」する義務がある。(2)権力者は憲法を「擁護する」義務がある。3条(2)国民は国旗・国歌を尊重する義務がある。
議席は利権につながり、欠点を知らずに勢いで出してくるだろう。→憲法は哲学論争!
5.大阪都構想反対運動に学ぶ:自民改憲案の真実を理解した者が、それを周りに知らしめれば、主権者国民大衆はこの異常な改憲案を否決するしかないはずである。
●巨額なお金をつぎ込んだ大宣伝に対して、駅頭などで手書きのビラを配る動きが広がった。それで都構想提案を否決する世論が逆転した!
その3へ続く


コメントを投稿