Uさん、こんばんは。
あるサイトの記事に、BBC系モニタースピーカーのメーカー別の特徴が端的にまとめられていました。
スペンドールと並んで、KEFは今一つ、凡庸な音との括りでした。
TANNOYとセレッションが一括り。伝統的な音。
B&W、ハーベスが一括りで、明晰な音と。
ウチのQ500もその通りで。如何にもパッとしない音です。
音を絞るとほとんど低音が出なくなります。
音質はミニコンポほどの安っぽさはありませんが、胸を張って、これがピュアオーディオですとはいえない音質です。
それでも、何となく聴いていられる不思議さがあります。
そして聴いてはいられるですが、それはただ流しているだけであって、向き合って聴こうとすると、どこか詰まったような、嫌な音の出方です。嫌いな音の出方です。
キチンとユニットが動いて、サラッと軽い音が出て欲しいと思います。
そうだろうと思ってこのスピーカーを迎えたのですが、見事にこれは裏切られました。
繰り返しますと、Q500は小音量では音離れが悪く、音量を上げれば音は出ますが、どこか無理をしている感じです。
音調は暗くも明るくもありません。
一応、音源に十分な低音が入っている場合は、きちんと低音も出ます。
が、一般的には、量感はありますが低い音は出ない、という表現が出来ます。
低音が出ず、どこか詰まったような音に聴こえるのは、ユニットが13㎝と小さいことに関係があるのかもしれません。
一応、能率は、87㏈ほどありますから極端に低いということも無いのですが。
ピアノソロなど、余り抑揚が無く、静かな曲は上手に表現出来ないようです。
半面、ボーカルモノは良いようです。音源によっては不必要に前に出てきます。
基本、KEFは大人しめにしつけてありますから、鞭を入れてやる必要があります。
つまり、メリハリのある音源が適しています。
したがって、新し目のポップスなどはまずまずの音が出てきます。
冒頭に書いたとおり、小音量でだらだら流していますと、なんだかんだ不満がありながらも、なんとなくこれでいいやという気になっているのが妙な感じです。
入れ替えてみたいスピーカーはあるのですが、どうしようかと思案しています。
取り立ててほしくも無かったKEF(むしろ避けていた方)が、何故か現在家にあって、このまま何となく居ついてしまいそうな感じもするスピーカーです。
ではこれで失礼します。
ごきげんよう、さようなら。