KEF Q500 音質

2022-06-25 23:32:52 | 音響機材/音楽再生

Uさん、こんばんは。

あるサイトの記事に、BBC系モニタースピーカーのメーカー別の特徴が端的にまとめられていました。

 

スペンドールと並んで、KEFは今一つ、凡庸な音との括りでした。

TANNOYとセレッションが一括り。伝統的な音。

B&W、ハーベスが一括りで、明晰な音と。

 

ウチのQ500もその通りで。如何にもパッとしない音です。

 

音を絞るとほとんど低音が出なくなります。

音質はミニコンポほどの安っぽさはありませんが、胸を張って、これがピュアオーディオですとはいえない音質です。

それでも、何となく聴いていられる不思議さがあります。

 

そして聴いてはいられるですが、それはただ流しているだけであって、向き合って聴こうとすると、どこか詰まったような、嫌な音の出方です。嫌いな音の出方です。

キチンとユニットが動いて、サラッと軽い音が出て欲しいと思います。

 

そうだろうと思ってこのスピーカーを迎えたのですが、見事にこれは裏切られました。

 

繰り返しますと、Q500は小音量では音離れが悪く、音量を上げれば音は出ますが、どこか無理をしている感じです。

音調は暗くも明るくもありません。

 

一応、音源に十分な低音が入っている場合は、きちんと低音も出ます。

が、一般的には、量感はありますが低い音は出ない、という表現が出来ます。

 

低音が出ず、どこか詰まったような音に聴こえるのは、ユニットが13㎝と小さいことに関係があるのかもしれません。

一応、能率は、87㏈ほどありますから極端に低いということも無いのですが。

 

ピアノソロなど、余り抑揚が無く、静かな曲は上手に表現出来ないようです。

半面、ボーカルモノは良いようです。音源によっては不必要に前に出てきます。

 

基本、KEFは大人しめにしつけてありますから、鞭を入れてやる必要があります。

つまり、メリハリのある音源が適しています。

したがって、新し目のポップスなどはまずまずの音が出てきます。

 

冒頭に書いたとおり、小音量でだらだら流していますと、なんだかんだ不満がありながらも、なんとなくこれでいいやという気になっているのが妙な感じです。

入れ替えてみたいスピーカーはあるのですが、どうしようかと思案しています。

 

取り立ててほしくも無かったKEF(むしろ避けていた方)が、何故か現在家にあって、このまま何となく居ついてしまいそうな感じもするスピーカーです。

 

ではこれで失礼します。

ごきげんよう、さようなら。


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