Uさん、おはようございます。
朝から連投します。
まだ寝ていてください。
今回は、Saturnの出音についてです。
その前にスピーカーの特徴について少し書いておきましょう。
ユニットは、同軸とウーハーの2つです。
口径長、ダンパーの縁まで14.5㎝(実測)です。
色艶からして、ポリプロピレン系の素材をコーンに使っています。
綺麗ではないけれど、ダンパーに問題はなく、音にも歪はありません。
バフレフポートは、前面にあります。
背面の壁までの距離が少なめですから、フロントポートの方が望ましいと考えています。
826Eもフロントポートでした。
スピーカー端子は4つ。
バイワイヤー・バイアンプ接続が可能です。
今は、ジャンパープレートをつけて素の音を出しています。
前のユーザーもそうしていたようです。
下側の端子のカバーだけが外れ、上側端子の蓋はそのままでした。
高さは88㎝、幅20㎝強、奥行27㎝で、コンパクトなトールボーイです。
重さは15Kgとの事。
このスピーカーを2階に持ち運んだ経験を得たことで、自宅環境における、スピーカーの重量、及び高さの許容範囲が分かりました。
S6を運んだ時に感じた少しの余力、826Eを運んだ時の苦労、これらを合わせて考えますと、スピーカーは高さ100㎝、重さ20Kgが上限です。
これ以上の大きさのスピーカーは移動に困難を来します。
以後、これをスピーカーを買い替えるときの選択基準とします。
ベースユニットはありません。スパイクを付けることが出来、付属品もありましたが、今のところ直置きです。
僅かに足のつま先ような膨らみがあります。が、しっかりと筐体を支えるには、いささか物足りないものです。
キャビネットは木製です。黒色に塗られております。
フロント部は樹脂製です。色は少し青みがかったようなグレーです。
回析波を避けるためか、ラウンド処理が施されています。
これは良いですね。音質面というより、危険防止の観点からです。
長くなりました。
さて、出音についてです。
飛んでくるような中音を期待していましたが、まとまった大人しい音です。
一枚、薄い布をかぶせたような明瞭さに欠けるところがあります。
ということで音の分離はそれほどでもありません。
音場は狭くも無く広くも無く。
良いところ。
綺麗に高音が響くときがあります。アルミ臭さはありません。
低音は、カタログ値では30Hzまで出るとあります。
小型の筐体ですが、826Eよりも低音の響きがあります。
全体として嫌な音は出ません。
が、どこか物足りない感じです。
826Eよりも価格が安く、小さな筐体です。
道理に従い、826Eの方がHIFiな感じの音を出します。
低音はS6の方が勝っていますが、全体に826Eの方が音が上質です。
Saturnは元々AV向きと言いますが、迫力ある感じではありません。
もっと音量を上げる必要があるのかもしれません。
S8というモデルもありました。
こちらは筐体もユニットも大きく、低音の下限値も低いことから、もっと迫力ある音が出るでしょう。
全体として、Saturnの導入、これは失敗だったかもしれません。
アメリカ航空宇宙局(NASA)が造ったサターン・ロケットは、多くの物資・人を月に送り込んだ成功したロケットでした。
残念乍ら、自宅のサターンは、今のところ、良い音を自分の耳に届けてくれることの期待は薄です。
同じ同軸なら、音の良かったrevolution xt-6を買えば良いのですが、バッフルの隅取りがされていないのが嫌です。
尖がった角を持っているスピーカーは買いません。だから、FYNE Audioもダメです。
スピーカーが送られてきた時の、配送用の箱と緩衝材。
とても邪魔ですから、捨てようかと思っていましたが、取っておいて良かった。
このスピーカーは短い期間で放出してしまうかもしれません。