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先週玖珠川にて尺鮎を釣ったので、心置きなく球磨川へ参戦した。かなり尺鮎が出ているとのうわさに期待が高まる。どういう風に攻めていくかなど、勝手に構想を考え予定を立てながら人吉に向かう。
(15日)
<アクセスタイム>
唐津鏡0515===0800人吉・球磨川おとり鮎店==0900釣場A(人吉市内)1400==1430釣場B(合流点)1600==1630釣場C(トヨタ前)1830==1900人吉城泊
金曜日だからそんなに早くなくてもよかろうと、やや遅く出発した。
球磨川おとり鮎店で囮を購入する。ちょっと残り物ぽっく、リキがない囮鮎しかいない。主人が今取りに行っているので待っときますか?と言われたが何とかなるやろと4尾購入した。そして市内の釣り場へ向かう。
車を止めて準備して入川しようとすると、橋の下に一人釣りをせずに座っている。声を掛けて上の方に入って良いか尋ねた。何と富山から16時間かけて来ているらしい。神通川は神通川で球磨川は球磨川の鮎だと言われていたが、今回は全く釣れない。みんな上の方に行っているとの事。この辺りもほぼ釣られてしまって下の方にも誰もおらんやろと、川下(トヨタ前の瀬)を見ると確かに誰もいない。対岸にも車がとまっているが椅子に座ってくつろいでいる。球磨川の下の方もほぼ釣れん。どこも釣れん。らしい。
そんなもんかと川を上り上がるが、確かにハミ跡が無いし、なんか川も汚くていそうな気配がない。中島橋を越えて2人ほど釣られていた。
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これ以上上がっても同じかなと、ここで竿を出す。
水温23度ぐらい
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やっぱり何事も無くどんどん釣下って、橋をくぐって釣り下ると、1人下の方に入っていた。
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同じスピードぐらいで下がっているので、始められたとこまで一応釣って、竿をたたんで下の人に声をかけた。八代からの人でした。
全くダメのようで話をしたが、今年はまだ10匹しか釣っていない。けど4尾は尺だよと、癪な話。人工囮に5号をつけて私と同じ竿を使っていた。この辺は石の色の感じが良く、少しはましのような感じ。連れたら大きいがなかなか来ないらしい。囮も代わらないというか、あきらめて人工囮で誘っている感じ。
やめようと思ったが、富山の人がいなくなっていたので、橋の下からしつこく下流を攻めてみた。1時間以上頑張ったが、囮も泳がなくなり、やっぱりダメで腹も減って来た。13時を過ぎている。車に帰って、ラーメンを作って食べ、コーヒーのんでゆっくりした。
どうしたものか?予定では次に合流点なのだが、乗り気しないが行ってみた。10人以上、結構な人がいる。三波迫の瀬にも車が3台止まっている。
15時近くなっている。入れるところは瀬尻下からの合流点下の瀬だけ。急流だけに囮が心配だが、囮もやっぱりあまり元気が無く既に残り一尾。錘をつけて慎重にそこスレスレを通して行くが何も無く囮もギブアップして終了となった。
少し時間があるので、再度囮を2尾買ってトヨタ前に入ろうと思って囮屋で車のバックドアをを開け、囮缶を見るとなんと違うエアーポンプがついている。慌てて合流点に戻り見慣れた蓋と取り換えて何事もなく囮屋で囮を購入した。(今回一回目のチョンボです。)
トヨタ前はすでに5人の人が入川している。右岸に車を止めて入川。同じ時期に一人上流の方から入っていかれた。私は真ん中から入川した。
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対岸では釣れた鮎の大きさを測っていた。
こっちも同じように目印が動くことはないが、かなり下の方で釣られていた方が二本立て続けにかけられた。人が少しづつ減っていき、私も釣り下るがやっぱりあたりはなく、今日の夕暮れを迎えた。
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こころもたそがれた。
とぼとぼと車に帰り、たたんでいると先ほど同じ時期に入川した人が帰ってこられた。やっぱり厳しいとのこと。熊本から今期は7回来たが12尾でうち2尾が尺鮎だそうだ。なかなか囮が変わらない、1尾釣れればいい方なんだとか。今日は車中泊とのこと。
お城の駐車場に止めて風呂に入り、スパゲッティを茹で、ビールと酎ハイを飲んで、少し酔っぱらって寝た。9月も半ばなのになんて暖かいの?いつもなら寝袋でも寒いなと思うくらいだが、今年は異様に暑さが続いている。
(16日)
人吉城0600==0630釣場D(川辺川中流)1130==1300釣場E(球磨川二股の瀬)1700==1730川辺川河畔車中泊
気を取り直して今日は早く起きて、セオリー通りに川辺川から始めた。囮もリキのある囮を4尾厳選して購入した。とりあえず川辺の良さげなところに入川する。「川辺で囮を取り球磨川で尺を釣る」というやつだ。
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水温20度
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竿も9m、仕掛けも少しサイズダウンしている。ゆっくりとした流れならば尺も取り込める仕掛けだ。ごつい仕掛けと違い囮も泳ぎやすそう。
誰も周りにいない。変化のない流れを小一時間ほど探るもあたりはない。魚がたまにはねて、アユがいるのは間違いない。上流の大きな瀬を登り、トロから落ち込みの始まる石の周りにはハミアトがたくさんある。
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この対岸の石の周りを丹念に探っていくとやっと今回初めての待望の一尾が来た。
坊主逃れの一尾
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ここから瀬を釣り下る。
だんだん瀬の中から二尾目
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対岸の緩い流れでアユがはねている。近づけるが釣れない。流れの向こう側の緩くなったところとの境で
3尾目
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と言いつつも、天然囮を使うと囮が弱るので、人口囮を付けて釣る。落ちみまでしっかりと3時間ぐらいかけてやっと3尾。7時から始めて11時までしっかり結構集中して釣ったので、大変疲れた。もう嫌になったので、竿をたたもうとすると、糸巻が無い!と、いうよりもベストを着ていない。??そうか途中で小便したくなった時に脱いでそのまま置いていた。下の方から上流を見てみると遠くの石の上に黒いものがある。慌てて取りに戻りベストを回収した。(今回のチョンボその2)
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上がって軽く食事をして体力を回復させる。
そして、いざ梨木の下の瀬に、天然囮1尾と人工おとり1尾を囮缶に残して、天然2尾と人口囮を1尾の合計3尾をもって突撃した。
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梨木の瀬の下の瀬あたり
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いそうな雰囲気ですが
水温は24℃くらい
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1時間立てども音沙汰ない。囮もかなり弱ってきた。大概探って気持が萎えてきた。
しかしここは瀬の落ち込みを渡渉して中州に渡れるのだ。
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囮をしまってこの瀬尻を渡って中州にわたった。
やった~。誰もいない。一時ひっくり返って休憩。貸し切り状態だ。
梨木の瀬を中州側から釣れるのだ。ハミアトも適度についている。小股に行ってみたが、ハミアトもそこそこあるが、本流がよさそう。ここで、第二の天然を囮にして探りまくる。以前と違って、かなり浅くなっているようだ。肝心のところでも音沙汰なく、結局急瀬の中も何もなく下の瀬に降りてきた。期待は膨らんだが、坊主の芽も膨らんだ。帰ろうかなと思ったが、小股のとこを少しやってみようと反対側の右岸の流れに囮を沈める。瀬尻から瀬の始まりにかけて下りながら探るとやっと待望の一匹が来ました。(写真なし)
しかし、腹の上の方にかかっていて泳ぎそうにない。船の中の最初の囮と人工の囮はなんかほとんど死んでいる。水温も上がっている感じがする。もう一度少し休憩させて、瀬にぶち込んでいったが結局根がかり。取りに行こうか迷ったが、ラフティングの大群が集まってきた。しょうがないので引っ張ると、予定通りにつけ糸かしまったらきれいに切れて、すぐに補修できた。が、囮がいないのでここで終わらざるを得ない。
帰っていくと瀬尻で誰か釣っている。「どこから来ました?」と問うと「上から、わたってきた。」浅くなっているので肩ぐらいで簡単にわたれたそうだ。車が堤防の下に泊まっている。が、結果は芳しくなさそう。反対側で釣れたよと言ったら向こうで釣っていました。
結局ここで川辺の魚と球磨川の魚を入れ替えただけになってしまった。今日はものすごく動いて、集中して釣った割には成果があまりなくて大変疲れた。球磨川に囮缶を付けようと降りて行ったが、水温が高いので川辺までやってきて囮缶を付ける。鮎釣りの車が10台以上ごったがえしていてる。まだ5人ほど竿を出している。結局残った囮は囮缶に入れていた天然と人工の2尾だけになった。
来週は本格的に仲間と球磨川でアユ釣りをする予定だ。電話して昨日の坊主の件や今日の事を伝えて、来週は厳しくなる心構えになってもらった。
もう車で動く気にもなれないので、早々にビールを飲みながら明日の行動を考えながら、ソーメンやもやしにを作って食べて早くに寝た。周りでは遅くまで明かりをつけて談笑しているグループがたくさんあった。ここだけでも30人近くは車中泊やキャンプをしている。球磨川の鮎人気は大したものだ。
(17日)
川辺川河畔0600==0630釣場F(川辺川中流)0830===1130唐津鏡
今日も朝早くに起きて、取り敢えずどこかに入ろうと下の方から見て行ったがこの橋の下に入ってみることにした。
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おそらくフルーティロードの橋の下
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川幅広いが浅くてポイントが少ない感じ。
車から降りてスーツを着ようとするが、ない!あれ鮎足袋もない!そうか今朝囮缶を回収する前に、ドライスーツと靴を入れないとねと思っていた。が、忘れてスーツはボンネットに靴はフロントの前に置いたままにしていた。(今回のチョンボ3回目)
急いで戻る。柳瀬橋を渡って左折しようとするとガードレールに黒いものがかけてある。ここまで乗ってきたが、ここで落ちたのだろう。誰かが拾ってガードレールにかけておいいてくれたようだ。ありがたい。無傷で問題なく、人のやさしさが身に沁みました。神様はいらっしゃるなとつくづく思った。靴を取りに行き急いで戻り囮缶と船をもって川に降りる。手袋をしていないが、まあいいだろうと囮缶から天然アユを慎重に握って船に入れようとすると、神様が船の入り口でない川の中にするりと天然アユをお逃がしになりました。天然で囮に使ったこともなくい、無垢な鮎です。(今回のドライスーツの代わりの貢ぎ物でしょう。)
残った人工囮の一度使われたアユはそこそこに元気が残っていましたが、2号の鼻球を付けて泳がせて、1時間くらいやっているうちに次第に動かなくなってお陀仏となりました。
竿を出している途中、下のすぐ下には二人ずれが何も言わないで入ってくるし、上では転がしをやっている。さらに人がうろうろとやってくる。
人がたくさんいて川辺に集中すれば、こうなってしまうのだろう。何もなくなり早々に退散して、からつに向けて車を走らせました。
結局今回三日間で釣れた魚は4尾、一尾根がかり、一尾貢ぎ物で結局2尾の釣果となりました。
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上が球磨川の梨木の瀬の小股の瀬尻できた魚、下は川辺で来たおそらく一番でかいやつです。28.7cmと27.5cmでした。
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きれいに焼けてお酒とともに胃の中へ
少し食いさしで汚いですが、川辺の魚に卵が全くありません。
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なぜか球磨川の魚は成熟係数8割程度あります。何なんだろうこの違い。
魚の方は川辺の魚の方が味が濃い感じで香りも良くておいしかったが、球磨川の魚はややわずかに味が薄いかな。川辺100点ならば球磨川97点ぐらい。生殖腺の発達のためなのかな~。
<15日と16日午後の仕掛け>竿:ダイワ硬派大鮎100N
・大仕様
天井糸 ナイロン2.5号
水中糸 0.4(ハイテンションワイヤー)
つけ糸 1.5号
仕掛け糸 2.5号
鼻カン 8号
ハリス 3号
さかさ針 エンゼルグース2号大鮎
針 二本ヤナギ荒瀬12号・10号(オーナー)
二本ヤナギ要GH12号(がまかつ)・10号(オーナー)
3本錨龍の太軸11号
背針:常時使用
錘 :8号まで
・大仕様
天井糸 ナイロン2.5号
水中糸 0.4(ハイテンションワイヤー)
つけ糸 1.5号
仕掛け糸 2.5号
鼻カン 8号
ハリス 3号
さかさ針 エンゼルグース2号大鮎
針 二本ヤナギ荒瀬12号・10号(オーナー)
二本ヤナギ要GH12号(がまかつ)・10号(オーナー)
3本錨龍の太軸11号
背針:常時使用
錘 :8号まで
<16日午前と17日午前の仕掛け>竿:ダイワ銀影MT大鮎90
・中の大仕様
天井糸 1.5号
水中糸 0.2(ハイテンションワイヤー)
つけ糸 1.2号
仕掛け糸 2.0号
鼻カン 7号
ハリス 2号
針 二本ヤナギキツネ9号(オーナー)
背針:常時使用
錘 :3号まで
<その他>
・中の大仕様
天井糸 1.5号
水中糸 0.2(ハイテンションワイヤー)
つけ糸 1.2号
仕掛け糸 2.0号
鼻カン 7号
ハリス 2号
針 二本ヤナギキツネ9号(オーナー)
背針:常時使用
錘 :3号まで
<その他>
・チョンボが多すぎる。が、認知症予防のため過酷な鮎釣りに挑み続ける。そのうちに川に入って竿忘れたということがないように頑張ろう。
・基本的に私の場合、滑り止めの手袋がないと魚が逃げるのはわかっているのだが、ちょっとしたやり方を間違え、貢ぎ物になった。普通は囮缶を付けるだけなのに、なんで船をもっていったのか?
・球磨川に来てこんなに釣れなかったことはありませんでした。それでも地元の人とか、一生懸命に残りの魚を拾おうとするそのモチベーションに感服した。私の場合、こんだけ釣れんと釣るのが嫌になりました。「早く家に帰りたい。」こんな気持ちに嫌になったのは初めてです。
・川辺で3尾釣れたのも、あんなに広い3人は十分遊べそうなポイントを丹念にねちねち釣ってこの結果です。どっと疲れが出ました。
とにかくすごい釣れませんでした。未熟なところがたくさんありすぎて、話にならないところもあります。でも基本的にできるだけたくさん釣る。大きなものを釣る。というのが釣り人の満足を満たしてくれるものだと思います。
とりあえず、気を取り直して今週末の3回目の球磨川釣行の準備を整え、最善を尽くしたいと思います。もっときちんとした作戦を立てて、プラスの方向に行くように頑張ります。
おわり
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