11月16日(水)
二人でうちでくつろぐ。
母はネコに常に話しかける。
パソコンに夢中になってネコたちを放っておく私とは全然違う。
夜は焼き肉を食べに行こうということになった。一番近くのお店もあったがちょっと庶民的すぎかなと思いその倍の距離のそちらにした。
大体、ウチでは外食と言えばいつものもつ焼き屋さんなので、他は全然行ってない。
初めての焼き肉店は期待ほどではなかったがホルモン焼きがおいしかったので、まあそこそこかな。
母もこんな風に焼いて食べるのは久しぶりで、二人してぎこちなく、炎が出て焦がし気味になってしまった…
お店に行く前に銀行に行ってお金をおろそうとしたら「このカードは使えません」となり焦った。
そんなー
夜なので明日聞こうとそのままお店に行った。
11月17日(木)
銀行に電話すると、カードをなくしたと母が10月11日に止めていた。
手続きをして使えることになりほっとする。
しっかりしてるのだか何だか…
朝10時には、「レコードブック」というデイサービスに見学に行った。
以前、体験入居先で教えてもらったリハビリ型のデイサービスだった。
YouTubeとかで見ていたら、なんとなくアクティブで母に合ってる気がしたので、気に入ってくれそうかな、と見学に行った。
朝、車でお迎えに来てくれた。
すでにたくさんの方が座ってボール体操をしていた。
そのあとは3グループに分かれて様々な体操をする。器具を使って血流をよくするようなものを体験させてもらった。
器具に足をのせているだけで血流がよくなるという。
母は「じっとしてたら暇やね」というので、「横の人と話したりするんと違う?」などと返したが、ほかの体操もなんとなく母にはピンとこないような感じだった。要介護の方を介助してやるのでアクティブな感じがないのはしかたがない。
やはり、母には今行っているような認知症や要介護の人じゃないサークルがいいのだ。そんなことが実現しているのは、もう何十年も一緒に行ってくれている仲間がいてこそなので、こちらに来て望むのは無理かもしれない。
ただ、ここで見学をして実際に体験してみてネット検索だけではわからなかったことを知ることができた。行ったことは無駄じゃなかった。
こうなったら卓球場も見に行こうとお邪魔したが、そこもサークルではなかったのでまた体育館とかを探そうと私の宿題になった。
そのあと新幹線のチケットを買いに行った。自由席で何とかなりそうなので少しでも安いそちらにした。
帰りに、夏に見に行ったウチから一番近い施設を見せようとちょっと寄ってみた。
すると施設長の女性が外にいて、中を見せてもらえることになった。
ここは近いのが魅力だったが、一緒にやっているデイサービスが必須なのが気に入らなくてお断りした。最近は状況が変わり、この先少し縮小していくのでデイサービスへの参加は週2回くらいでいいということだった。
縮小にあたって住居も積極的に募集しておらず前に見せてもらったところは空いていた。
キッチンもしっかりあって、ここなら一緒にお料理が作れるし、何より洗いもの好きな母には環境を変えることなく洗い物をしてもらえる。
また、私はいいことばかり考えていた。
ただ、いろいろ詰めないといけないこともあり、また一人で聞きにこようとそこを出た。
夕食は二人で作って食べ、食後は二人で母の家計簿兼日記を書き、この数日間のお金の計算をした。
母はこんなことをしているとかなりしっかりしていて、前と同じだと感じてしまう。
そして荷造りをして早めに寝た。
11月18日(金)
朝荷物を送り、夫と3人で東京駅へ。
この後、「母と東京から帰宅時にパニックに」に続く。
11月11日からの旅の記録もようやく終わる。
21(月)からのその後のことをまた続けます。
※写真は22日に見に行った南京ハゼ