きのう4時半ごろ自転車で母のところへ。
陽は全く落ちてなくて、高い位置から照りつける。夕方なのに全然ダメ。
途中で母から電話が。明日来る時バッグ持ってきてと。
今もう向かってるからもうすぐ着くよと言う。そしてまた、かかってくる。
今から行くというと待ってますと。
行くと座って待っててくれた。
バッグは、物がいろいろあるのでそれを入れたかったとのこと。帰る支度かと心配したが、そうではなかった。
明日帰れへんの?服や着物やたんす、とまたいつもの繰り返しかと思っていたら、
「ほんならゆっくりしてたらいいねんね。明日帰るかと思ってなんか落ち着けへんかったわ。
そう、ここにいたら掃除もせんでいいし、食事も3回出るし楽やなぁ」なんて。
あれ?
この調子でさて、友達に電話しよ♪
「Hさんに電話する?私のからかけたら無料やから」と言い、ご無沙汰のHさんにかけた。4月末に伺えたら最後に会いたいと言っていたが、それも叶わず、もう2ヶ月以上が経っていた。
母はとびきりの笑顔で話し出した。元気そのもの。
「何にも作らんでいいから楽やけど怠けてしまうわ。T子(私のこと)が毎日来てくれるから助かってる。80代にして幸せ者や、あっもう90代やったね〜」
なんて上機嫌で声が高い。
カーテンもつけてくれて長さも合わせてくれたとか、テレビも冷蔵庫もあって新婚さんみたいやわ、住んでる人はもう91やけど、と笑う。
快適さをアピールしてるの?って思うくらいここの生活がいいと言ってた。
本心なのか?
結局25分くらい話してた。
その後はまたお昼のことを全て関西弁に変換して披露してくれた。
「一階の食べるとこ満員で40人くらいいて、あいてる6人がけの席で1人でおったら、あとからあとから男の人が来て4人と女の人は私1人やったかな?」
と言い、
(話をした男性は会社をやっていたが今は奥さんがやっているそうだ)
「○○してまんねん。
1人やったら気楽でいいですねぇ。
奥さんから色々言われて怒られるから怖いですわって笑ってるから、私もそうですかって笑ってたわ」と。
私も男性の中で1人とか全然平気。母もそうだった。昔青年会議所で1人で事務をやっていた。
今はまだ友達がいない気がする。
男性でも女性でも親しく話せる人ができるといいなと思う。そうしたら安心だ。
そういえば、先日あだ名をつけたと言ってたエンナさんからそれが聞けた。1週間くらい前かな?
がんこちゃん、かわいいでしょ、だって。
食べないと言ったら一口も食べない頑固だからがんこちゃん。
母はなんとも言えない表情だったが、私は素直よと言っていたような…
さて、スタッフの方が言っているように、認知症の症状には波があるのかもしれない。
私が行って話すと明るい。
電話だと切羽詰まってかけてくるからか深刻になり、どうなることかと思い悩む。
なのできのうは行って本当によかった。
※未央柳(ビヨウヤナギ)