6月1日木曜日、いつもなら母が卓球に行く日、でも今日は行かない。
母は卓球の会を5月いっぱいで終わりにしたようだ。
おととい火曜日に母の友達から着信が来ていて何かなと心配になってまず母に電話した。
Kさんから電話があったけど出られなかったから…何もなかった?
と聞くと、なにもないよと。
母は、
木曜日に卓球行くって言ってたのかな?休むって話やったかな?とせっかく電話で話した内容をよく覚えてなかった。
そのあとKさんと連絡ができた。
母が、行くのしんどくなってきたから5月で終わることになって、それをわたしにも伝えておこうと連絡してくれていた。
また、ビジターでも来られるしとのこと。
行きは循環バスがあって行けるが帰りがかなりの距離を歩くのでしんどいとは言っていた。
5月は一度もこなかったのでKさんが今後どうするか聞いてくれたようだ。
もう、しんどいし、年齢的にも終わりにしてもいいのと違う?と。
会場でも母の行動をじっと見てる人がいるらしく、「そんなん見てたら腹立つねん」と。
長年一緒にやってる人じゃない人が母の普通とは違う行動に目を光らせているという。
どんなことするのを見てるんですか?と聞くと、
バッグをみんな周りに置いてるねんけど、自分のと違うのを〇〇さんが開けて、私らやったら小声で「違うよっ」て言うねんけど、みんなに聞こえるようにいう人がいててね。
そんなん〇〇さんのことみんなもうわかってると思うのに、今までの〇〇さんのこと思ったら悲しくなるし、腹が立つ。
そんな話を聞いた。
そりゃあバッグを開けられたらびっくりするだろう。
そんなことがあったなんてまるで知らなかった。
ただ、練習はほとんどしないけど何回かやってあとはおしゃべりしてランチして帰ってきてるんだと思っていた。
まだまだ一般の人たちの中でいたいのだと勝手に思っていた。
もっと早くKさんに様子を聞いてもっと早く終わりにしてあげた方がよかったのだ。
今日お昼前くらいに、今日はもう6月だから卓球行かなくていいよと言うと、今日はもうしんどいからやめておいた、なんて言ってる。
5月までで終わりにするってKさんに言ったって、というと、
ああそうそう、もう長いことやったからやめにしてん。
もう90やからね、もういっぱいやったし、そんなにしたいこともないし、と。
そうやね、50年以上やったね、70年くらい?とか言って笑ってた。
いつでも行きたい時に連絡したら行けるし、いっぱいやったらからもういいねん、と。
ちょっと寂しい気持ちを隠して、私にはなんともない風で話した。
私も寂しかったが、何にもない風に話した。
※モリニュー バラ