数年前、コミュニティカフェのお手伝いをしていたころに、
ハトさん(仮名)からいただいた昭和のポット(魔法ビン)。
彼も誰かからいただいて、
古いものが好きな私に声をかけてくれたのだったと思う。
これと一緒に氷入れ(アイスペール)もいただいた。
いつかお店を開いたらこんなレトログッズを飾ろうかな、
などと夢見ていたが、
いっこうに実現できず押入れで眠っていた。
特に気に入ったのは取っ手と蓋の木の部分。
そんなに大事にとっていたものをいよいよ使う時が来た。
寒くなって、ちょびはお湯を飲んでいる。
昨年は夜中もお湯を要求するので、
毎夜何度も起きてはレンジにでチンをしていた。
今年は何とか布団を出ないで済まないかと
母からもらったポット(水筒、あっステンレスボトルというらしい)に入れて、
10月くらいから寝ている部屋に置いていた。
熱湯を入れておいて、飲み水につぎ足すという方法。
使いはじめはよかったのだけど、
どんどん寒くなると、
どんどんぬるくなっていった。
4時5時でももうぬるい。
朝には水になっている。
冷たい水に追加するので熱いのを少量加えて温かくしたい。
夫に言うと「冷たい方をどこかに捨てて、ポットのを入れたら」
というがそれもまた面倒だ。
それで、この魔法ビンを使うことにした。
きのう熱湯を入れて準備万端、と思って寝た。
いざ使う時にどこまでフタを回したらいいかわからず、
なかなか出てこなかった。
一度お試ししておけばよかった。
ちょっと開けては出ない…
またちょっと開けてもほとんど出ない…
今日また実験してみなければ。
なんとなく朝までは温かかったみたいでよかった。
ただ、重いのと眠い目でフタの開け閉めをするのがどうも難しそうだ。
今までのだったらポチって押すだけであいた。
ふうちゃんは冷たい水でも文句言わず飲むというのに、
ちょびは王さまだから仕方ない。
やはり病気の子には甘いのだ。
いま説明書を見たら1/3回転とか1/2回転とか書いてあるのだけど…
それくらいは回したはずなのだけどなぁ。
傾け方が少なかったのだたぶん。
寝ぼけてるからぼーっとしてる。
それと気になるのはフタ(栓)が消耗品なので
半年から1年しか持たないということ。
調べたけどこの五世製作所はもうなさそうだし、
あったところでこの商品はすでにない。
長くもつように丁寧に使うことにしましょう。