disfrutamos la musica

歩く鍵盤弾き さすらいの日々

季節の歌

2010-02-13 08:55:03 | 日々のこと
先日のnicauライブで、
「早春賦」と「ゆきやこんこん」をまぜたのを弾いたのですが、
「ゆきやこんこん」だけのアレンジと思われていたよう。どちらかというと、早春賦がメインでした。

「早春賦」を知らない方、けっこう多いのかもしれません。
私の場合は、母がこの時期になると よく歌っていたので、
立春の候のテーマソングの如く
「はるーは なーのみーのー」
の冒頭をすぐに思い出します。
しかし思えば、小、中学校では歌わなかったかも…

「春は名のみの 風の寒さや」
という歌詞の、美しい歌があるからこそ、
寒いのが苦手な私はこの時期、もうすぐ訪れる暖かい季節に希望を抱き、
なんとか凍死せずにいられるような気がしています。
早春賦の歌詞にありますとおり、

「春と聞かねば知らでありしを、
聞けば急かるる 胸の思を」


日本には美しい四季があります。
厳密に言うと、四つじゃないと思う、十二季ある。
一月の、新年の新鮮な寒さと、二月の、花の香がする寒さとは違う。

それらを 美しい歌によって気付かされることがおおいにあります。

日本の季節の情景を愛でる美しい歌が、これからもずっと歌われ続けますように。