いまどきの言葉遣いを批判的にあげつらうのは最近流行らないし、新しいのが何でもダメだなどという気はまったくないが、これだけは本当にいただけない。
〇〇してもらっていいですか
である。何なんだあれは。そんな二回転半ひねりみたいな言い方せずに、「〇〇してください」ではいけないのか?
「いまどきの」と書いてしまったが、初めて聞いてからはかなり経つ。最初は病院で看護婦さんがそう言うのを聞いた。当時、友人もやはり病院でこの言い方を聞いて、けっこうなショックを受けていた。さらに、「ジェネラルルージュの凱旋」という映画 (2009) を見ていたら、救急搬送の緊迫した場面で貫地谷しほりの看護婦が「してもらっていいですか」を連発していた。中村義洋監督も、看護婦さんが不思議な言葉遣いをしていると思っていたようだ。
今ではこのことばを聞かない日はない。地域差はあるのかもしれないが、私はそうである。言っている方は、相手に気を使っているつもりなんだろうか。私には、いちいち相手側からの許可を引き出しておきたい、つまり自分は責任を負いたくないという言い方だとしか思えないが。
〇〇してもらっていいですか
である。何なんだあれは。そんな二回転半ひねりみたいな言い方せずに、「〇〇してください」ではいけないのか?
「いまどきの」と書いてしまったが、初めて聞いてからはかなり経つ。最初は病院で看護婦さんがそう言うのを聞いた。当時、友人もやはり病院でこの言い方を聞いて、けっこうなショックを受けていた。さらに、「ジェネラルルージュの凱旋」という映画 (2009) を見ていたら、救急搬送の緊迫した場面で貫地谷しほりの看護婦が「してもらっていいですか」を連発していた。中村義洋監督も、看護婦さんが不思議な言葉遣いをしていると思っていたようだ。
今ではこのことばを聞かない日はない。地域差はあるのかもしれないが、私はそうである。言っている方は、相手に気を使っているつもりなんだろうか。私には、いちいち相手側からの許可を引き出しておきたい、つまり自分は責任を負いたくないという言い方だとしか思えないが。