知識は永遠の輝き

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本当は〇〇のあの歌-2

2024-11-04 07:11:45 | その他、雑記
 前回示唆した、「一般にロシアの歌が日本に伝えられると遅いテンポに変えられる傾向にある」というwikipediaの記事の記載への反例ですが、それは有名な「トロイカ」です。

 ロシア版と日本版との比較は世界の民謡・童謡のサイトでどうぞ。体感的にはロシア版は日本版の2倍くらいスローテンポです。それもそのはずロシア版では、トロイカの御者の嘆きの歌なのですから。

 ところで悪役の「нехристь староста-татарин (ニェフリスチ・スターラスタ・タターリン)」なんですが、「無慈悲なタタール人(Tatar)[Ref-1~4]の村長」くらいが直訳でしょう。どうやらキプチャック汗国時代の出来事のようです。それとも、後世のことだけれども悪い奴はタタール人ということにしておいたという可能性もありますが。

 実はタタールという言葉には複数の意味があって、近現代ロシアのタタール人というのはいくつかの少数民族を指すようです。


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Ref-1) 「世界史の窓」より「タタール人」
Ref-2) wikipediaの記事
Ref-3) Tatar (disambiguation:曖昧さ回避)
Ref-4) Tatar confederation
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