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エネルギー保存則??は、どこ行った??エンドフェッドアンテナ構想

2015年04月11日 07時57分01秒 | エンドフェッド・ループ

エンドフェッドアンテナについて、ここに書いてきたけど、解析途上であったりで、まとまりのない記事になっていた。

まあ、本人のメモだったので、そんなところ。

実は、一番この所悩んでいたのは、MMANA等でのアンテナ解析の結果が、他のブログやHPと大きく異なっていたことだ。

どういう事か?

下記の放射パターン図を見て欲しい。外側にある黒い線が、ダイポールアンテナ。

内側の赤い線が今回設計した1/2λL型のエンドフェッドアンテナだ。

この図を見て「エンドフェッド・アンテナを使おう」との結論には至らないと思う。

どう見てもダイポールの方が利得も高く見えるからだ。

しかし・・これを見て『エネルギー保存則』に反する結果だと思っていた。

つまり、異なるアンテナであっても同じ電力を入力したら、コイル等で損失がない限り、同じ電力が出て行く必要がある。

普段見ている、MMANAのこの図には、それが感じられないのだ。

MMANAの使い方がおかしいのか?いやいや、基本的に何かがおかしい。

そんなことは、考えなくても分かりきっているだろう?との指摘があるやもしれない。

分かりきっているものは・・良いが。

しかし、新しく製作するアンテナは、MMANAの解析結果だけで判断している事が多いので・・大きな問題だ。

どうやれば、正しく判断できるのか?

いろんなHPやブログから定義ファイルを持ってきて検討すると、他とXY方向が違っていただけだった。

しかし、これは重要なことだった。

XYを入れ替えて、異なる方向からダイポールアンテナと1/2λL型のエンドフェッドアンテナを比較すると下図になる。

これで、『エネルギー保存則』に、沿っていることが確認できた。

つまり、「1/2λL型のエンドフェッドアンテナ」は、360度全域に渡ってほぼ同じパターンだ。

円盤状だな。

一方、「ダイポール」は、殻つきピーナッツ形状だ。ブログやHPでは、これを長手方向から見た図しか掲載されてないので、判断を誤る。

上の図は、ピーナッツを細い方から見た図だ。空間という多面的な領域比較をきっちりする必要がある。

それを実践するならば・・やはり三次元パターンだね。

[ダイポールアンテナをエレメント展開方向から見たパターン]

[ダイポールアンテナをエレメント展開方向90度から見たパターン。青い太線がエレメント]

 

[エンドフェッドを水平エレメント展開方向から見たパターン]

 

[エンドフェッドを水平エレメント90度方向から見たパターン]

以上のように、三次元的に俯瞰をしなければ、正しい評価は出来ないし、結果を示すには、出来るだけ情報詳細に出す必要性を感じた。

これは、自分の記事にも言えると反省。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
日曜日 (7K3DIW)
2015-04-13 05:21:28
mhnさん

昨日は、昼頃から430MHzを聞きながら、短波のアンテナテストをやりました。
お会いできませんでしたが、陣馬山は如何でしたか?
アンテナは、想定通りの結果でした。実験場所は、山に囲まれた谷間だったので、次は、平地に出かけてテストを行います。
「エネルギー保存則」からは逃れられませんので、パターンの凸凹を自分の運用に合わせるだけです。
またの再会を楽しみにしています。
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お出かけの時期になりました。 (jf1mhn)
2015-04-12 00:34:00
こんばんは。貴ブログのアンテナの記事を良く見ています。素晴らしい物が出来ると良いですね。さて、日曜日に陣馬山へ初めてハイキングします。和田峠から楽なコースでの予定です。カタクリなど草花の観察も兼ね、時間が有ったら無線もやります。聞こえてましたらよろしくお願いします。73.
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