いつもの場所で1エリアAMコンテストに参加した。
7時過ぎには登山口(半原越)に到着して車中で湯を沸かしてお茶をしていると、同業者らしき車が近づいてきた。しかし、すぐに転回して道を下って行った。
車の前には、一応、50MHzの3エレアンテナセットを置いていたし、その上、車のNO.が・・無線家NO.だからな、で、慌てて他の場所を探しに行ったのだろう?
一応、「どちらへ」と聞いてもらえれば、「経ヶ岳じゃないよ」と答えたのになあ。
経ヶ岳は、ここから30分の楽ちん登山。その上単峰なので電波の飛びは良く、訪れる無線家は多い。
登山口(半原越)から上り始めたのは、7時50分だった。
ここの尾根は、急斜面の上りだ。その上、上った数だけ、下らされる。そんな登山だ。
現地に到着し、直ちにアンテナを設置。無線機とパソコンを準備した。
AMモードのコンテストは、初めてなので、FT857DMの設定方法がわからない。メインダイアルを回しても周波数が変化しないので・・慌てた。
しかし、これで正解。サブダイアルで、5KHzずつ動かす仕様だった。
【設備】
リグ FT857DM、3エレ八木(方向は北東方向固定)、バッテリー、パソコン、ヘッドセット
10時にコンテスト開始。
最初の1時間5分で100局到達で、楽勝かなと思ったが・・・あとが続かず、相当苦しんだ。
本当に困ったのは、1つの周波数で3局も聞こえていて、しかも未交信局なのに弱くて、他局に潰されて交信が出来ないってのが何回もあった。
どうにか目標の150局に到達。
当日のQSOレートを紹介しよう。こんなグラフだ。
1時間100QSOのペースは、一回のCQで4局が呼んでくる感じ。しかし、AMは了解度が悪く、ナンバーを聞き直すことが多かった。
AMコンテスト所感:
●5KHz/局で交信できればよいが、強力局は15-20KHzくらいに影響を与えるので、CQを出せる場所がない。(計算上20-30局しかCQ出せない)山岳移動では、どの局も強力に聞こえるので尚更。その上、混変調に弱いリグでは、全く役にたたないと思う。
●今回使用したFT857DMは、安いけど本当によいリグだ。混変調にも強く、なんといってもAF-DSPフィルターが秀逸。重さも2キロしかない。(←山岳移動では重すぎ?)(IC708,FT100は、2.5キロ)山岳移動のコンテストには、これしかない!!!!
●ただし、AMは2W送信で5A、10W送信で7Aも消費するので、大量に電気を食う。それが課題。
●ここは標高は低いけれど関東一円が見渡せる場所なので、出力を上げすぎると地上局に迷惑かかるので10W送信とした。それでも、茨城移動各局からは59+60DBのレポートを頂いた。
●山岳移動を始めて気づいたことがある。それは、標高が高くて見通しの良い山=コンテストにも強いと考えている方は多いと思うが、そうはいかない。条件を揃えればの話だ。
交信して頂いた皆様ありがとう。
雪をかぶった蛭ヶ岳がしっかり見えた。
丹沢山とみやま荘も見えた
スカイツリーも見えた。
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