最近、ハムフェアの準備と称してラボ?に籠っている。そこでコーリニアの定量的な測定と資料の作成を行っている。
そんな時、あまり一般の製作記事でみかけないコーリニアアンテナを試してみた。
それが次の写真だ。1/2λ 6段のコーリニアアンテナだ。
これ普通のコーリニアとは異なることに気付くはずだ!
SMAコネクタになっている?そこではない。実は、ラジアルがないのだ。
つまり『ノンラジアルコーリニア』だ。
更にこのアンテナ、製作方法によっては変わった特性を持たせる事に気づいた。それをVNAで計測したのが下図だ。
共振点を2カ所に持たせる事が可能のようだ。490MHzにある共振点が30MHz-40MHz下へ動いてくれれば、
超広帯域コーリニアアンテナが完成??
このアンテナでも表の通り、
429.180MHzでSWR1.79
439.890MHzでSWR1.93とアマチュアバンド内はSWR2.0以下に収まっている。
メーカー製のアンテナは広帯域を謳うので、こんな設計が必要なのだろう。
VNAが手軽に使えると、アンテナの設計・解析・定量化が簡単に出来る。
が、時間はかかるけど。
ノンラジアルコーリニアの超広帯域化?果たしてハムフェアまでに再現性の良い製作方法を提示出来るかなぁ?
感じでしたよ。(再現性は最悪でしょうけど)。
メール等での色々な連絡、ありがとうございます。
この2日間、実験に明け暮れていました。
広帯域化の糸口が少しは見えてきました。
AJEさんのご指摘の通り再現性が確認できればラジアル不要の分、ノンラジアルコーリニアの方がより製作しやすいですね。
再現性の確認も取れつつあります。(本日、ブログにも上げます。)
2mでも同じ結果が出て、フィールド実験で確認できればハムフェアで、これも一つのテーマにします。