ハムフェア用での実験用に2m4段コーリニアを製作したが、一度調整したきりで放置してあった。
このコリニア、実際の運用状態で実測すると145.5MHz付近でSWRが最低だった。
常用する144.2MHz付近はSWR2.0近くだった。
そこで、4段を6段にして周波数を下げてテスト運用を行おうと考えた。
【コリニアの周波数調整】
製作したコリニアの中心周波数が思い通りにならなかった場合どうするか?
一番簡単な方法は、位相整合部の長さを調整するのが手っ取り早い。
上記例ならば現在中心周波数が145.5MHzなので144.2MHz付近にもっていきたい。
(145.5-144.25)/145.5=0.86となる。
つまり、位相整合部を0.8%つまり700mmx0.008=5.6mmすればよい。
ここで上側の位相整合部だけで5mm長くする方針を決定した。
結果は、予想通りだった。その上、143MHz-145.5MHzまでSWR1.5以下というおまけ付きだった。
詳細データと手法は、明日のブログで。
【移動運用】
結局、完成したのは2m5段コリニアだ。(長さ4mちょっと。事情により1段減)これをザックに入れて小仏城山山頂へ向かった。
朝9時の山頂は登山客もおらず山頂からスカイツリーも横浜ランドマークも見えていた。
しかし、10時を過ぎる頃にはもやって見えなくなってしまった。
【中華製の白い同軸(3D2Vタイプ)を使用した。】
コリニアのコネクタはSMAコネクタを使った。これに3DFBのSMAJ-MPの同軸1mでリグへ接続した。
9時台のバンド内は閑散としていてCQを出している局を見つけて声をかけていく。
しかし、3局で終わり!!
それではと・・CQを出すと最初はポツポツ呼ばれたが、10時を過ぎた頃から2時間程度途切れずに呼んで頂けた。
使用リグ: FT817、5W
アンテナ: 5.6mグラスポールの5段コリニアアンテナ
(当初は別の山に行く予定だったので10mポールを持ってなかったのは残念)
移動地: 小仏城山山頂(670m)
・2mをコンテスト以外で運用するのは10年ぶりだったので、色んな方から声をかけて頂いた。
・『コンテスト(430MHz)以外で初めて通常QSOです』とおっしゃる方も多かった。
(10数年以前は2m6mばかりやっていた。2000-2005年はHF。以降は430MHzばかり)
・430MHzでは問題なかったが、2mSSBでは業務用のアンテナ群から(そうななのかな?)
59を超えるノイズが時折飛び込んできた。(これが原因で一部の局にはご迷惑をかけました)
交信頂いた皆さん!ありがとうございます。
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