ありがとうって伝えたくって

「同軸コリニアアンテナ研究会」でgoogle検索するとHPをご覧いただけます。研究成果がまとめてあります。

デルタ・ループアンテナの検討結果

2015年05月29日 01時08分10秒 | エンドフェッド・ループ

移動運用で使用するHF帯のデルタループアンテナを解析してみた。

先日の移動運用で、設定値を忘れてしまい、準備に時間がかかってしまったので、例によって、自分のメモ書きとして残しておく。

  • 使用周波数は、7MHzから28MHzとする。
  • ループの全長は、手に入り易い5.3mポールを想定して14m-16mとする。
  • 使用状況を想定して、その範囲で動作するカップラーを設計する。

 ここの使用銅線は、φ1.1mmとしている。地上高は、3mで解析したが、1.5mとしても大きな差は無い。

コイルデータは、カップラーのLを製作するに当たってのVP25に1.1mm銅線を巻いた「巻き数」と「コイル長」の参考値だ。

『全長16mデルタループ』

14MHz帯は、カップラーの調整がクリチカルとなる。

7MHzでは最低でも10%程度の効率低下がある。しかし全体的に安定した動作が期待できそうだ。

但し、7MHzではループアンテナのパターンは、八の字ではなく、無指向性となる。

 『全長15mデルタループ』

10MHz帯は、カップラーの調整がクリチカルとなる。

7MHzにおける効率低下は最低でも20%程度が予想される。

但し、7MHzではループアンテナのパターンは、八の字ではなく、無指向性となる。

『全長14mデルタループ』

7-14MHz帯は、カップラーの調整がクリチカルとなる。

7MHzにおける効率低下は最低でも25%程度が予想される。

但し、7MHzではループアンテナのパターンは、八の字ではなく、無指向性となる。

まとめ

  • 14MHz-28MHzでの使用であれば、全長15mのデルタループがカップラーの可変範囲を一番狭く出来る。(L:0.5-9.7、C:0-78pF)
  • 効率的には、やはり16m長が一番良い。
  • 地上高によるインピーダンス変化は少ない。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿