本日23日も鎌倉の尾根(140m)でダウンチルトの効果を確認しました。
あいにく午後は雨予報でしたので短時間のテストになりました・・たかが140mの標高でしたが予想以上の効果が見えて来ました。
下記がこの2週間のダウンチルトタイプと通常の8段コリニアの比較結果です。良い結果だけを選んで掲載している?と思えるかもしれません。
(8段コリニアはメーカ製のGPは相手にならないほど高性能です。それとの比較です)
ダウンチルトアンテナですから山岳移動局や山岳反射局は弱くなります。しかし表のように遠距離局には強い傾向がはっきりと見えて来ました。
先週6-7dBの差があるのでは?と予想していました。その予想を裏付ける結果が本日得られました。
表中5の印西市の局があります。ハンディ機でローカルと交信していました。
ダウンチルトアンテナではSは振れませんが問題なく入感していました。勿論相手局も聞こえています。次に通常の8段同軸コリニアに切り替えると・・印西局は全く聞こえないのです。
同軸ケーブル外れたか?と思いましたが相手局は弱くなりましたが聞こえています。
6dB以上の差があれば・・これは説明できます。
次に松戸局ダウンチルトアンテナで53、8段で51でノイズ交じりです。これも6dB以上感度差があることが窺えます。
赤城山移動局、標高があるように思えますが・・140kmの距離からすると電波は水平または地平線下からも飛んできます。結果に納得です。
埼玉固定局、75km先のハンディが聞こえますのでGPなので聞こえて当然です!
【結果】
少なくとも遠距離通信ではダウンチルトにより6dB以上利得が増える←これ確定!
これを飛距離に換算すると1.5倍。200km聞こえていたとすると300kmになるのです。
そもそも印西、松戸が鎌倉から75kmも離れている事は戻ってから知りました。
75km先のハンディ機が聞こえる??偶然、障害物がなかったにしても凄い!!
コリニア仲間が茨城に住んでいます。鎌倉から75kmです。彼は12段コリニアも持っています。
かつて300mの標高で通信実験を行いました。この時は交信出来ませんでした。
1.5倍にサービスエリアが拡大しているのならば・・確実に交信出来ます。次は実験してみましょう!
【気づき】
・最初ダウンチルトが聞こえなかったが設置方法が悪くダウンチルトが地面に引っかかっていた。なので高さを上げて解決した。(注意して下さい)
・同軸ケーブルを取り付けて送信するとSWRが1.5だった。1に調整したはずなのに。そこで430MHzに最適化した同軸ケーブルに取り換えるとSWRが所定の数字となった。
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