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若くして、京都・西陣で呉服の小売りを始めた菱村吉蔵は、斬新な織物を開発し、高い評価を得る。しかし模造品が出回り辛酸を舐めた末、元大名の茶道具の修復をきっかけに、より高度な作品を手がけるようになった。そしてついには法隆寺の錦の復元に挑む…。
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着物好きならすぐわかる、言わずと知れた龍村がモデルですね
物語の主人公は吉蔵ですが、さすが女性の描写が素晴らしい宮尾登美子さん。吉蔵をとりまく三人の女性を活き活きと描くことで、吉蔵の人生が浮かび上がって見えてきます。
ただ、今までの作品に比べると、やや激しさというか迫力に欠けるような気がするのは・・・なんとなく落ち着いてきている文体のせいなのか、宮尾登美子さんも歳をとられたということなのか・・・
若くして、京都・西陣で呉服の小売りを始めた菱村吉蔵は、斬新な織物を開発し、高い評価を得る。しかし模造品が出回り辛酸を舐めた末、元大名の茶道具の修復をきっかけに、より高度な作品を手がけるようになった。そしてついには法隆寺の錦の復元に挑む…。
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着物好きならすぐわかる、言わずと知れた龍村がモデルですね
物語の主人公は吉蔵ですが、さすが女性の描写が素晴らしい宮尾登美子さん。吉蔵をとりまく三人の女性を活き活きと描くことで、吉蔵の人生が浮かび上がって見えてきます。
ただ、今までの作品に比べると、やや激しさというか迫力に欠けるような気がするのは・・・なんとなく落ち着いてきている文体のせいなのか、宮尾登美子さんも歳をとられたということなのか・・・