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ドクターリコの明日もHappy!

形成外科医リコの、美容と医療と育児と趣味のブログ。http://kitamurariko.com/

副耳の治療。耳前部のちいさなもの。

2021-01-25 10:52:47 | 症例写真

耳の前にぷくっとイボみたいなふくらみがある赤ちゃんがいます

「副耳」と言って、1%前後の赤ちゃんにみられます。皮膚だけの膨らみのこともあれば、中に耳の軟骨を含むこともあります。時々ですが、耳の前ではなく頬や首に見られることもあります。

 

悪いものではありませんし、機能的な問題もないものですが、ご本人が大きくなって見た目を気にしたり、お友達からからかわれたりで嫌な思いをしたりすることがあるかもしれません。

 

小さなものであれば、生まれてすぐに産婦人科で糸で縛ってしまう(その後腐って自然に落ちる)こともあります。

 

大きな病院で相談すると、だいたいは全身麻酔で手術しましょうと言われるようです。

 

こんな小さないぼに、全身麻酔までは…と悩まれるご両親が多いため、当院では可能な範囲(看護師が安全に動きを抑止できる月齢、複雑な軟骨形成が必要ない症例)に限って、局所麻酔で日帰り手術をしています。

 

 

左耳前部の小さな副耳。よく見るタイプです。

 

術後

 

局所麻酔して切って縫合して、5~10分で終わります

当日から入浴やシャンプーもOKです。

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