ドクターリコの明日もHappy!

形成外科医リコの、美容と医療と育児と趣味のブログ。http://kitamurariko.com/

痛くなければ効果はない?

2009-07-13 14:20:30 | 美容・医学
昨日は「キュテラ」というレーザー機器を扱う会社のセミナーがあり、参加させて頂きました当院にはキュテラ社のレーザーはないのですが、同じような種類の効果を狙ったレーザーはあり、比較検討する参考になります

いろいろあったお話の中で・・・「たるみとり、リフトアップ、肌のハリを獲得」を目的としたレーザー・・・当院なら「ポラリス」、キュテラ社では「タイタン」、その他「サーマクール」とか「テノール」などなど・・・様々な機械があります。原理はラジオ波や赤外線(機械によって異なります)を照射して、お肌の真皮層に熱エネルギーを与えることによってコラーゲンの収縮、再合成を引き起こし、肌を引き締めていくというもの。

「熱」を与えていくわけですから、施術される患者さまは「熱さ」=「痛み」として感じます。この「痛み」について、セミナーに参加されている先生方の中でも、意見が分かれていました。

ある先生は「低い出力でも十分な効果を上げている。痛みを感じない程度の低い出力であてます。」とおっしゃっていましたが、また別の先生は「ある程度痛いのを我慢してもらうくらい(の高い出力)の方が、効果がでていると思う。」と言われていました。しかし、「痛み」を感じる強さは個人差がかなりあります。当院のやり方は、最初は低めの出力で始めて、患者さまに確認しながら徐々に上げていく方法をとっています。統一した低めの出力にしないのは、やっぱりどうせあてるのならば高い出力の方が効果は大きくなると私自身は信じていますし、せっかく施術に来て頂いているのですから、それぞれの患者さま一人ひとりに最大限の効果を感じて頂きたいからです。

もう一人、別の先生がおっしゃっていたのは「一度痛みを感じると、痛みの域値が下がる。」・・・これは本当にその通りだと思います。ですから、一回目の「痛い」を感じさせないのが腕の見せどころです。冷たい冷却ジェルを使ったり、ジェルが温まる前に小まめに塗りなおしたり、いろんな方法でリラックスして頂いて、痛みを感じないように・・・工夫しています
痛くなく、高い出力であてるやっぱりこれが一番ですものね


カリスクリニック
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