ドッグシェルター

保護犬の紹介、お知らせ、ご支援のお願い

多頭飼育のこと

2006年09月22日 | Weblog
DSVが徳島多頭飼育に着手して、早や4年になろうとしています。
今年3月に入り状況が一変し、救い出すのが困難な状況になりました。
ご存知の様に多頭飼育で暮していた犬達の殆どが雑種犬です。
里親探しも難航し、一頭の里親が決まるまでにかなりの時間も要しました。
純潔の人気犬種だったらもっと多くの支援も得られ、里親や預かり先も
見つかっていたでしょう。
又徳島県内ではまだまだ成犬譲渡や動物愛護に対する意識が低く
ボランティア協力者並びに里親として犬達を受け入れて下さる人が
殆どいないのが現実で、それだけに里親、一時預かり先は県外での
受け入れ先がメインとなりました。

多頭飼育には当初60頭いました。
そして、ドッグサルベーションで里親、預け先が決まり引き出せた犬達は現在で21頭です。
21頭しか助け出せなかったと責められるかも知れませんが
雑種犬だけに、里親候補者も少なく、幸せを願うとどこにでもという訳にも
行かず、さまざまな困難な状況の中で
保護主との連携協力関係を保てたことにより、
多頭飼育の犬達をスムーズに引き出せることも可能となり
犬達とも心して向き合ってきました。
施設内の改善も可能な限りさせて頂きました。

この画像は当初のこちゃんが多頭飼育で短い鎖で繋がれてあまり身動きがとれず
保護主に鎖を長くして上げてくださいと、指摘をしました。
現地ではとても臆病になっていましたが
今ではよく笑顔が見られます。

後ろにいるのは同じ多頭飼育に居たあらまた君です。
あらたま君は隣の犬に耳をかじられ、身体も痩せ細っていました。
今では京都のご一家で幸せに暮しております。
シロ

4年前のシロはきっと一歳満たない男の子だったと思います。
まだ成犬に成り切っていないわんちゃんだったんですね。
何故かというと、1年~2年くらいの間に身体が成長して大きくなっていた
から、当初はまだ子供だったんだな、と認識する事になりました。

これから少しずつですが、ビフォーアフターをご紹介させて頂きます。