呼子で泊まった宿は「百と十」という名前です。
一軒の古民家を改良して
3組泊まれるようにしています。
若い男性が経営していて、
これがまた話の合う人で、
一番最初になぜこんな名前なん?
って大阪弁で聞いたら解説してくれました。
もともとここは万十屋という
民家だったそうです。
もうわかりますよね?
万十を数字で表すと10010になります。
なのでそれを100と10に分解して、
漢字で表したのが百と十なんだそうです。
築110年の静かな宿でとっても昔風。
音が他の部屋にも丸聞こえなんだそうです。
そして部屋の窓からは港が
よく見えますので、
開放的でいいですねえ。
外のお風呂に入りに行こうと、
お風呂セット持って早めに
そんな海辺に散歩に出ました。
呼子の町は川の用に入り組んで
たたずむ海と向うの山と三層になっており、
海の奥の方にはフェリー乗り場が
あったりします。
宿から外に出るともうすぐ
目の前が海です。
丁度釣り船が返ってきたところで、
なんか大量そうに見える
クーラーボックスを釣り人達が
よろこんでおろしてました。
何が釣れたんでしょうねえ。
こんな船での釣りなんて
一度でもいいからやってみたいなあ。
すこしフェリー乗り場の方に
歩いてみましょう。
狭い街並みを一本の道路が続いています。
きっとこの辺が朝市になるんでしょうねえ。
テレビなんかで見た時には、
こんな回転する機械で
イカを干していたように思うのですが、
今回は見かけませんでした。
でもあちこちに屋台売り場みたいなのがあって、
イカや干物を売っているような
感じはありました。
やっぱり開いているのは
朝なんでしょうかね。
あ、こんなお店もありますよ。
ゲソの踊り食いってなんか
想像しただけで、口の中が
もごもごしてきます。
ではまた反転して海の先の方に
向って歩いて行ってみましょう。
この辺りで、もう陽も暮れてきましたね。
海沿いを歩いていると、
向うにさっき渡った呼子大橋が見えています。
ああ、ちょうど今がダイヤモンド橋げた
になりそうですね。
狙ってみましょう。
こんな感じです。
足元の車がなかったらなあ。
そしてその先にあるのが、
台場の湯という名前のお風呂です。
なんかのびのびと気持ちよかったなあ。
風呂の窓を開けると、
すぐ先の堤防のところで
釣り人がいっぱいいます。
とっても開放的でもあります。
客のいないお風呂に
のびのびじっくり使って、
さあ、さっぱりしましたよ。
もうお風呂で体中がイカの刺身のように
つるつるになっています。
さあそれでは宿に帰って、
お楽しみの食事です。
宿の案内には、
「呼子に来たらイカという人も多いのですが、
新鮮な海産物も多く取れます。
それらを工夫して食べ応えのある
料理を皆さんに提供します」と言ってます。
宿の前の食堂部分でいただきます。
これが前菜盛りです。
ひとつ一つの料理について説明を求めると、
それはそれは細かい料理をしています。
もうここには欠ききれないほどの、
すごい手間がかかっているようです。
鯛のソテー、佐賀牛のステーキ、
デザートとまあ、
「まるで料理の遠洋漁業やあ」
とかわけのわからんことを言ってます。
でもおかげでビールも進み、
北九州呼子の旅の夜も、
ゆっくりたのしく続いていくのでありました。
続く
ここんところ絵つぶやきは
居酒屋を思いだしつつ素材を捜していました。
なんかいろいろあるもんですねえ。
そういえば昔からそういう居酒屋で
よく見かける絵は頻繁に描いていました。
これなんかは、昔の大好きな作品ですね。
絵つぶやき展示会の案内ハガキにも
乗せたかなあ。
まあこういう竹輪製品を売り出している
会社の宣伝に使ってもらえないかなあ
って思います。
そうすれば
「お~い、竹輪の友になろうぜ」
なんていう友達のお誘いにも使えるのになあ。
あ、もちろんお酒の作品も多く描いたよ。
たまたま二つの作品が、新聞に載った。
日本酒のこれなんかは、
doironの5本の指に入るお気に入り作品だ。
そしてもちろん生ビールも
しっかりと乗せていただいた。
掲載のお知らせの時に、
担当者が笑っていたのを思い出します。
また産経新聞に載せていただいた
「さんま」も、ちょっと高級居魚屋かなあ。
少し前に報告したように
今年になって描いた様々な居酒屋シリーズは
そんなdoironの生きざまに沿った
作品群になりました。
そして今回はまた最後にもう一つ
居酒屋シリーズを描いたので
紹介しておきましょう。
素材はというと、友達と
居酒屋シリーズ描いてるねん
と話してたら、これも描いたら
といってすすめられたのが
「揚げ出し豆腐」です。
そうやなあ、そういえばまだこれは
描いていなかったので、
頭の中にあるエイの料理を
思い出して書いてみました。
言葉はというと、色々と考えましたよ。
「絵の言葉」と題したノートが、
今は類型的に2冊あります。
それに「揚げ出し豆腐」の言葉を
いろいろ描きだしてみました。
結局採用したのはこれ。
どうですか。
居酒屋doironは堪能してくれましたか。
最後にしめの焼きおにぎりを
描こうかと思ったのですが、
これがむつかしい。
もう少し勉強してから書くことにします。
というところで、
今回の居酒屋はおひらきです。
佐賀県の観光という名前で
いちばん最初に浮かんで来るのが気球です。
何十もの気球が空に
浮かんでいる姿を思いだします。
そんな映像がこれまで何回もテレビに
映し出されています。
え~あんなにたくさん飛んでいて
ぶつかったりしないのかなあ
となんか緊張感がありますねえ。
そんな気球の乱舞をいつか
見に行きたいなあと
思ったりもしています。
残念ながら、今回の旅の期間に
そんなイベントはないかなあ
と調べてみましたが、
さすがになかったですねえ。
まあもうこうなったら、
最初から抱いていた目的である
呼子の観光を堪能しましょう。
さて、その呼子なんですがこれは町名です。
もともとは呼子町という
自治体だったのですが、
合流などしていまは
唐津市呼子になっています。
マンホールのふたもこんな感じで、
朝市メインにデザインされています。
あ、もちろんイカも描かれています。
ちなみに福岡市のマンふたは、
こんな感じで、
そして大宰府はこんな感じでした。
地名が出てきたところで、
由来を少し書いておきます。
まず「佐賀県」ですが、
これは栄える国ということで
着いた名前で(諸説あります)、
唐津市は唐へ向かう港
というところから。
そして呼子は人を呼ぶ笛からきています。
大きな港があり、イカの料理なんかで
今は有名です。
そんな売り文句にdoironも
呼ばれてやってきたのですねえ。
ここではいろんな見どころがあります。
友達が少し前にここに来た時に
訪ねたところの一覧を作って
くれていましたので、
それを参考に訪ねてゆきましょう。
まずは呼子の街が見渡せる
丘の上の公園です。
「風の見える丘公園」といいます。
駐車場に車を止めて、
眺めのいいところに立っている
展望塔に歩いてゆきます。
二階にぐるっと回る廊下があって、
とても眺めがいいです。
まずそこからさっき渡ってきた
呼子大橋が見えています。
なんかとてもお金がかかった
橋の用な気がしますね。
土木学会の賞を3賞も受賞しています。
建設時には日本最長だったそうです。
そして左の方を見ると、
おお呼子の街中が見渡せます。
もう風は海辺の青い色を
しているような感じです。
宿泊場所はどんなかなあ。
道端でイカを干したりしているのかなあ。
行くのが楽しみです。
このあと岬の奥の方の場所とかも
行きたかったのですが、
呼子に行ってお風呂にも入って
おいしい料理を食べて、
街中を散歩してとか考えてたら、
今日の観光はここまでで、
呼子の街中へと向かって
ゆくことにしました。
山道をどんどん走って、ああこの辺りが
呼子かあという場所に入ってゆきます。
大きな海が川の運河のように
山と町の間に入り込んでて、
いかにも漁師町って感じですね。
途中から村中にはいり
狭い道をくねくね進んでいきますと、
この日の宿泊する宿
「百と十」に到着です。
少し先に駐車場があるからと
支持されて車を止めました。
意外にヤリスのレンタカーが多いので、
車のナンバーをきっちり
覚えておきましょう。
やどは昔の家のような感じです。
駐車場から入ると裏から
入っていくことに成るのですが、
長い土間の廊下を進んでいきます。
何台かのマウンテンバイクが
止まってますねえ。
古い民家を改造したおしゃれな宿
って感じです。
続く
借りたレンタカーは快調に走ります。
でもねえ座席が低いのですよ。
マイカーのラブ4は運転席も高いから
快調なんですが、今回借りたのは
いきなり車高の低い車だから
なんかおしりが地面すれすれ
のような気がしてちょっと変な気分です。
そんなレンタカーヤリスで、
北上してゆきます。
途中、福岡タワーなんかも見えましたね。
ああ旅に来てるぞって感じです。
車はどんどん海の近くを走り始めます。
しばらく行くと、道の両側が
海になっている道を通りますね。
志賀島にわたってゆく道です。
テレビの観光案内とかで
よく見る景色ですね。
心旅でもいってました。
さあ、時間ももうすぐお昼です。
海辺に近くなってきたので
食べるところも探してゆきましょう。
志賀島を左回りでぐるっと
一周してゆくコースを走ります。
近くや遠くに島がポツンポツンと
みられますねえ。なかなかいい景色です。
夏場には海水浴客もよく来るような
案内があちこちに立っています。
やがて、左に大きな宿泊ホテルが
みえてきました。
ナビを見ると、休暇村の様です。
その周りに立っている案内旗を見ると、
大きな食堂もあるようです。
これはぜひ寄ってゆきましょう。
休暇村は会員になっているので、
定期的に案内書が送られてきたりします。
なのでここの施設も
全く知らないわけではないですね。
食堂に行きますと、いろんなメニューが
並んでいますが、選んだのはこれ。
焼きさざえ付きのさざえ丼です。
おいしかったなあ。
今思いだしてもよだれが出てきます。
玄界灘の海を眺めながら、
北九州二日目の昼飯を
しっかり堪能いたしました。
旅は順調ですね。
いやでも時計を見て、あとの移動を
考えたらすこし遊びすぎたかなあと
少し反省です。
目的を達成しつつもアクセルを
踏んでいきましょう。
志賀島をぐるりんと一周する直前に
左側の斜面がきれいに
整備されているところに出てきました。
ここが金印公園です。
「漢委奴国王」と記された金印が
天明4(1784年)にこの付近で
見つかりました。そんな昔やったんやあ。
それを記念して作られた公園です。
この辺りの国外との交流を
想像させますねえ。
上部にある展望台まで階段が続いています。
上がってゆきましょう。
上部には金印の模型も置かれています。
見つかったのは、この公園の石碑から
少し海の方に行ったところだといわれています。
それにしても金印だから
すごいでしょうねえ。
小学生の頃、金がいつまでもさびないんだ
とその時に学んだような気がします。
じゃ、今その金印はどこにあるのか
と言いますと、福岡市の博物館で
保管されているそうです。
見てみたいですねえ。
金印公園の上からは福岡の街並みが
遠く海の向こうに見えています。
歴史を感じながらゆっくり
するいいところですねえ。
でもそうも言ってられません。
がんばって呼子の方へと向かてゆきましょう。
途中糸島なんかも通るのですが、
ゆっくり見学もしていられませんね。
そのあたりの観光は、
明日福岡に戻るときに
寄って行けたらと思っています。
さあ、doironにとってはもしかしたら、
生まれて初めての佐賀県の観光です。
高校生の頃友達と電車で
九州一周をしたことがあるのですが、
佐賀県には降りていなかったですね。
呼子は好物のイカの料理なんかも有名ですし、
少し前にここに行ったジム友達に
見どころを色々教えてもらっているので、
とても楽しみです。
続く
北九州を旅しています。
大宰府に行き、博多でおいしいものを
食べた翌日は呼子の方へとレンタカーで
移動してゆく予定です。
その日も早くから動こうと
思っていたのですが、
レンタカーが9時の予定ですので
それに合わせて、昨日仕込んでおいた
明太子入りパンを食べて
宿を出ることにします。
九州に来て、うどんや水炊きなんかも食べたし、
名物の明太子入りのパンも食べ
九州を満喫しています。
8時過ぎに宿を出て、
博多の駅も超えて、レンタカー屋さんへと
歩いてゆきます。
途中その駅でお土産品チェックもしましたね。
まあ帰りはレンタカーを返しに
ここまで戻ってくるので、
土産はその時でいいでしょう。
観光案内所でレンタカー屋さんの
場所を確認し、15分くらい
歩いてゆきます。
レンタカーは軽自動車を借りよう
と思ったのですが、意外に
低排気量の車が安かったので、
それで予約をしていました。
ヤリスという車種です。
たどり着いた店で手続きをすまし、
さあそれでは走ってゆきましょう。
あらかじめ家から持ってきていた
ETCカードをセットし、
早速出発しました。
呼子に向かう前にはまず最初に
大宰府よりさらに南の方にある
筑前町を目指します。寄り道ですね。
実はテレビで1週間くらい前に
放映したことがあるイベントで、
この町の公園に超巨大な藁人形が作られており、
それがギネス記録を持っている
というニュースが流れていたので、
是非それを見てみたかったのです。
福岡の街中を出て1時間くらい走った時です。
その巨大な藁人形が左手の方に見えてきました。
「やったー、あれだ」と喜び
向かってゆきました。
駐車場もある広い公園の一角に
それが立っています。
車を止めて歩いて見に行きましょう。
その藁人形というのが、これです。
「シン・ゴジラ」ではなく
「ワラ・ゴジラ」です。
立派ですねえ。
大胸筋が見事にワラで作られています。
形もリアルというか、
顔も見事に作られており、
映画のイメージとピッタリです。
近づいていくと、何と手や足もとのつめは
木でつくられており、
迫力たっぷりです。
この大きさがギネスに認められた様ですね。
人形の横には説明用のテントが
張られています。
この取り組みは毎年行われているようですね。
これまでには、「大仏」や「龍」
「ゴリラ」とかも作られていた様です。
これは大仏の顔。
しかしそれにしても迫力ありますねえ。
車で二時間の旅の遠回りをしましたが、
それでも十分な値打ちがありましたね。
がんばって行ったかいがありました。
その映像がとてもよかったので、
doironは今はその写真を
ラインの待ち受けにさせてもらっています。
これは友達からも、
とっても反応をいただきましたよ。
そしてそれに加えて、旅から帰宅後、
NHKの火野正平の追悼の心旅で
この映像が流れたのは、
なんかとっても嬉しかったです。
まるで僕まで追悼したような
そんな気になりました。
御冥福をお祈りします。
さあではここから呼子の方へ
向かってゆくのですが、
もう一か所だけ途中寄りたい
ところがあるのです。
それが志賀島です。
この辺りも昔こころ旅で
出たことがあったので
ぜひ行きたかったのです。
海沿いのきれいなところで、
そこにある金印公園にも
ぜひ行ってみたいと昔から
思っていました。
では向かいましょう。
続く