山道を走って下っているときです。
誰かから連絡が入っていないかな
と携帯を見ると、二回着信が入っています。
それは昨夜泊まった旅館からの電話でした。
むむ。これは昨日泊まった時の
クーポンが、1000円ではなく
やはり3000円だった
というような連絡でしょうか。
それとも昨日の晩飯に出す予定だった
伊勢エビを忘れているので、
追加で渡しますという連絡でしょうか。
途中、景色のよく見えるところで
止まって電話してみました。
すると・・・
どうやら誰かがコートを部屋に
忘れてしまっているようですとのこと。
「はあはあ、わかりました。
いま開聞岳を走って下っているので
確認して後で電話します」
と一旦切り、合流後確認すると
「あ、わたしやあ」
と名乗り出てきました。
これはとりに行かないといけませんね。
桜島に向かう前に再度昨夜の宿に
向かうことになりました。
なので、きれいな温泉とかを
考えていたので、思っていた
コースとは少しことなりましたが、
まあ言うほど遠回りではありません。
忘れ物に間に合ったのも、
何とかなる男の真骨頂ですな。
電話にきづかずに桜島へと
車で走り回っていたら
戻れなかったでしょう。
そんな寄り道で、再度我々は
指宿の町ドライブを十分堪能したわけです。
この時点で時刻は二時半。
開聞岳も雨に合わずに
よかったねえと言いながら、
な、なんと車に乗ったとたんに
雨が降り始めるではないですか。
なんとまあ、晴女とここでも
何とかなる男のご利益満載の
おかげだったということです。
まあ桜島は雨かもしれんせんね。
バスの周遊ツアーを申し込んでいるのですが、
しかたないかあ。
宿に戻り、忘れ物を受け取ったら、
雨の薩摩路をワイワイ言いながら
進んで行きましょう。
運転はdoironなんですが、
こんな時は全く気にせずに
皆さんビールなんか
飲んでくれたらいいのにねえ。
悪いから、なんて思わずに
楽しんでもらってこそ
運転のしがいがあるってものなんだよ。
道路はJRの指宿枕崎線の
線路沿いを走ります。
時おりすれ違う電車が
旅心をくすぐりますねえ。
あの電車に乗りながら、
芋焼酎を飲み、指宿に向かう
なんて旅もまたいいもん
なんでしょうねえ。もっと年取ったら、
そんな旅行もできたらいいなあ。
途中で道の駅とかにもよりました。
何人かはお土産の焼酎とか
買っていたようですねえ。
doironも土産に鰹節を買いました。
そう、意外に九州のこの辺りは
鰹節づくりが盛んなんです。
さあ車はどんどん鹿児島市内の
港に近づいてきましたよ。
桜島へはここからフェリーに
乗ってゆきます。
え~っと切符を買うこともなく、
フェリー乗り場から乗り込んでゆきます。
そうでしたねえ。昔首藤さんらと
ここに来た時のことを思い出しました。
桜島のフェリー乗り場に
ゲートがあって、そこで料金を
払うんでしたね。
このフェリーの所要時間は
10分くらいです。
フェリーで乗りこんで車を降り、
景色を見ながらいざ桜島へ、です。
時おり島の御嶽が見えるような感じです。
でも明日は雨かなあ。
桜島に着いたら、車で降りると、
その日の宿はすぐ近くです。
くるまで1分くらいで到着します。
国民宿舎レインボーというところです。
車を止めて入っていくと、
温泉の案内も出ていますよ。
なんとその名も
「マグマ温泉」
山を下りてきて風呂に入る間もなく
こちらに向かってきたので、
温泉が楽しみです。
昨日の指宿よりかは、
時間的に余裕のある状態で、
お風呂へと向かってゆく
我々だったのでした。
続く