若者は甘酒をふるまう甘酒祭りや
丸太棒で作られた御殿で
酒盛りする若者を追い出そうとする
別の若者たちの祭りである
屋形祭りが行われる日間賀神社から、
強風の中その先の海辺にある
森の中に入ってゆくと、
そこには「星のブランコ」と名付けられた
大きなブランコがあります。
海辺に向かって漕ぐブランコで、
恋人同士で乗るといいそうです。
で、ふと横を見ると大行列じゃないですか。
アベックが順番待ちで並んでいます。
これはいけません。
ここでもおっさんおばはんは超異質です。
もし乗っていたら早く降りろと
石を投げられそうです。
写真だけこっそり撮って引き下がりました。
うう、生きにくい世になりました。
その先のベンチで海辺を見ながら
黄昏るおっさんです。
さあかなり歩きましたねえ。
この先の西港に向けて歩いて行くコースは、
明日の散歩コースとなるので、
この辺から島の中を通り、
宿へと戻っていくことにしましょう。
この島は標高約30m。
人口も多く入り組んだ島の中は、
狭い道が山ほどあります。
なので交通機関はというと、
これがもう圧倒的にバイクです。
狭い村中の道をすいすいと走ってゆきます。
そしてそのほとんどがノーヘルで、
バイクの後ろには大きなカゴが
載せられています。
そしてこどもなんかも前の足元に
ちょこんと立たせていたりするのです。
う~ん、この島は個人の持ち主で
公道ではないのかなあって感じですなあ。
多分警察もいないかもしれません
(後でそれは誤解だとわかりましたがね)。
あちこちにこんな魚を干す場所もありますねえ。
「日間賀島」の語源となっている
場所ですねえ。
地図を見ながらこの先に安楽寺
という寺があるので寄りましょう。
と、おもったらそこは葬儀の最中でした。
これは邪魔しちゃいけないと
自重しましたね。
ここにある「タコ阿弥陀様」というのが
見たかったのですがねえ。
残念です。
日間賀島では一番古い仏像です。
別に顔がタコのようになっている
とかではありません。
昔、海から引き上げられたときには
それを守るように大タコが
巻き付いていたからだそうです。
タコ阿弥陀は漢字で描くと
章魚(たこ)阿弥陀と書くそうです。
ネットを見たらこんな感じ。
最近きれいに塗りなおされたそうです。
さあてこれで東港周辺は
ほとんど回りました。
最後に島にある唯一のコンビニと
いわれる商店でビールと酎ハイを買い、
こちらかなあ、あちらかなあと
迷いながら宿に到着です。
お疲れ様ですと、
福助君がこれでもかというくらい
低姿勢で頭を下げていますよ。
さあまだ食事までに時間はありますので、
とりあえずは風呂に行きましょう。
強風の中歩き回ったので
体中をクリアにしとかないといけませんね。
ここは温泉という風には書かれていません。
島なので水は貴重ですよねえ。
つかってみると、なんか肌が気持ちいですねえ。
感触はどうも温泉ぽいのですが、
成分表とかあるのかなあとおもったら、
なんとここは人工温泉なんだそうです。
どうやって作っているんでしょうねえ。
信楽焼の湯船で、のんびり最高の湯でした。
お風呂から上がっても、
まだ夕食の時間まで1時間ほどあります。
それではと、さっそくビールを開けて
相撲観戦です。
この宿は山の斜面にありますが、
周りは森と家だらけです。
なので強い風が吹いてくるわけでもありません。
少し開けた窓からは、
海からの風が気持ちよく
流れ込んできます。
旅の空の下、ビールを飲みながら
気持ちよく相撲観戦って、
これだけでも贅沢な時間です。
続く
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