鳥羽と尾鷲で海に触れてきました。
触れてとは言ってますが、
口にしてきたという感じですがね。
でもここからは少し違います。
尾鷲から紀伊半島を右回りする帰り道は、
義父が岩場釣りに興じてきた
メインの海岸線です。
ミセスも地名は知っているけど、
見たこともないような釣り場が
広がっているはずです。
旅行の二日目は、
尾鷲の宿を朝7時過ぎに出発して、
紀伊半島を回ってゆきましょう。
少しずつ色んな所を観光しながら、
まず最初目指したのが、
新鹿島海水浴場と大泊海水浴場です。
まあどちらも海水浴場ですから、
岩場のようなところは浴場の周りです。
気軽に出かけたところも
岩場に近づくにはなかなか容易ではありません。
ああ、こんなところかと納得しただけで
国道の方に戻ってきました。
ただ、磯崎の方は、ああこんな道かと
海沿いの道から山道の方に
入っていったのですが、
どんどん道は狭くなってゆき、
雑草でおおわれるようになってきました。
ああ、こんなところで脱線して
谷に落ちたら1か月くらいは
見つからないぞと言った秘境谷です。
あきらめてバックで戻りました。
ちょっと迫力あったなあ。
遠くには、義父が行ってたような
岩場もあるのですが、
残念そこへ行く手立てがわかりませんでした。
義父はよく言ってましたが、
そこの海に一人で行くのはあかんで、
何百回に一回大きな波が来て、
友達が流されたそうです。
海の岩場で遭難。
それはそれは悲惨な結末だったそうです。
まあ、ある意味命がけで
遊んでいたんですねえ。
遠目に聞いたことがあるような
いわばなんかを想像して眺めただけで、
ここは撤退してきました。
ミセスにしてみれば、
こんなところで遊んでたんやなあ
って感想でした。
そこから自動車道を走ってしばらく行くと
「鬼ヶ城」というところに到着します。
ああ、この名前は頻繁に聞いたなあと
ミセスは振り返ります。
名前からしてどんなところだろうと、
想像していたそうです。
城のようなところで、
鬼が海産物を並べ、
天使のような女性を侍らせながら
喜んでいるところと・・・
doironは想像しますが・・・
それはまるで竜宮城じゃないですか。
大きな駐車場ががけ下に設けられ、
観光バスも二台ほど止まっています。
ここは国の天然記念物なんだそうです。
熊野灘の荒波に削られた大小無数の
海食洞が、地震による隆起などによって
階段上に並び、特異な地形が
約1.2m続いているそうです。
そうここは志摩半島から続く
リアス式海岸の最南端にあたります。
そしてこれより南はなだらかな
砂浜の海岸(七里御浜)へと
変わっていくそうです。
義父の岩場釣りはこの辺りが
最終ピークのところなんでしょう。
さあて熊野灘の荒波が、
どんな風に浸食し、
長期間に繰り返される地震が
どんな風に地形を作って行ったのでしょう。
はたしてどんなお城が並んでいるのか。
がんばって歩いていくことにしましょう。
ただし、げた履きやハイヒールは
あきませんと書かれています。
まあいまどき下駄はいている人は
いないでしょう。
そして飲酒者もあきませんと
書かれていますよ。
大丈夫です。
doironは今日はまだ飲んでいません。
続く
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