尾鷲といえば雨が多いですねえ。
昔の社会の地理の本には
いつも取り上げられていました。
年間4000mmの雨が降るそうです。
平均したら一日10mm以上の雨です。
まあ、今回はいい天気でしたけどね。
そしてまたそんな街でも漁業が盛んで、
海産物の街というイメージも持っていました。
義父の釣りもよくこのあたりに
行ってたようです。
なので宿なんかもいろいろあって、
海辺の民宿みたいなところで
ご馳走を食べられるんじゃないかと
思っていたのですが、
これがねえ本やネットでもなかなか
気に入った料理宿もあまりありません。
結局今回泊まったのは、
国道近くのビジネスホテルを選びました。
そこで泊まって飯は街の居酒屋で
と言う感じにしたのです。
まずはチェックインしましょう。
受付でこのあたりの地図ありますか
と聞いたのですが、
観光パンフレットみたいなものばかりで、
細かい道とお店と書かかれた
地図のようなものがありませんでした。
この辺の対応を見ていると、尾鷲は
どうも観光宿泊地ではありませんね。
そんな最中に、受付に来る人を見ていると、
道路作業員のような人が、
「ただいま」とか言って
帰ってきたりしていましたね。
長期宿泊で作業員の宿舎的な感じで
利用もされています。
仕方ないですね、
もう宿に観光気分の盛り上げを
期待するのはやめました。
では、歩いて街中に出てゆき、
晩飯をいただく居酒屋を捜しましょう。
あらかじめネットでいろいろと
捜していたのですが、
結局入ったのは駅から少し歩いた
ところにあるこのお店です。
見せの名前は「鬼瓦」。
厳しい名前ですが入ってみたら
やさしかったという評判です。
中にはいると、いろんな人の
色紙が貼ってあります。
名前はあまり読めないのですが、
タイガースの人も来て入るんですね。
それから最近あちこちで見かけるのが、
田中要次さんです。
「あるよ」で有名なあの人ですね。
信州では人形までつくられていました。
最近火野正平のこころ旅に
代理で出ていましたが、
視聴者の方のお手紙を涙流しながら
読んでいたのがとてもいいシーンでしたね。
きっといい人なんだと思います。
まあこういう舌の肥えていそうな
人たちが来るようなお店なんでしょう。
座敷に通されて、先ずは刺身の
盛り合わせで一杯です。
doironはカキ小屋で吞んでいたので、
ミセスにとっては今日のはじめての一杯です。
そして出てきた刺身をいただきます。
余りに立派な刺身盛り合わせなんで、
写真を撮る暇もなく忘れて
箸を伸ばしました。
途中で気づいて、盛り合わせの一部を
撮影しましたよ。
そして撮影をしっかり忘れたのですが、
醤油が三種類用意されています。
濃口、標準、甘口です。
一杯飲みながら、それぞれ試してみましたよ。
刺身がねえ、とってもうまいので
濃口はもったいないです。
また甘口もそれなりの味があって、
結局は標準がいいですね。
お姉さんにねえ、
「我が家は標準です」と答えておきました。
めちゃめちゃ濃いそうな老夫婦
なんですがね。
刺身であまりに口がさっぱりなんで、
エビフライを頼んだら
こんなに山もり出てきましたよ。
そしてもう一品は「イカ」です。
尾鷲の海もうまかったなあ。
続く
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