10月29日、Perfumeが開催した「 Perfumeダンスコンテスト ~魅せよ、JPN!~」の決勝戦を見るためにに、品川のステラボールに行ってきた。
自分でダンスコンテストに応募しておいて何だが、正直に書くと、始めはそれほど面白いものだとは期待していなかった。しかし、すべて終了して会場を出る頃には、いつものライブに行った時のような多幸感と汗にまみれて、放心状態になるほど楽しい気持ちが溢れていた。
本当にPerfumeは最高だ。Perfumeが好きで良かったと心の底から思えた。
品川駅に着いて、iPhoneのマップを開き、正確に会場の裏側の山に誘導されたり、何故か品川プリンスホテルのフロントのお姉さんに5階の宴会場に通されたりしながら(「ステラボール」ってちゃんと言ったんだけど…)、開場30分ほど前にステラボールに到着すると、すでに山のような人数の観客が列をなしていた。
そこでしばしTwitterのPerfumeクラスタの皆さんと談笑し、まったく整理されていない入場の列の、だいたい200番くらいだろうと思われる場所を探して、誘っていただいたEさんと並んだ。
ライブハウスなどと同じように、番号で呼び出されて入場するのかと思っていたが、驚くべきことに入場は「早い者勝ち」であった…!
何のための整理番号なのか…正直に後ろに並んだ人が可哀想である。
ステラボールは、横に長いホールで、事前に「前でも横だと見え辛いよ!」と教えてもらったので、端の前の方は空いていたが、かしゆかサイドの5列目に着席した。周囲に知っている方がたくさん座っていて面白い。1階の後方はスタンディングゾーンになっていた。
開始時刻の16時半になると、いつものPerfumeのライブと同じように、会場は手拍子で溢れる。
SEで流れていたアヴリル・ラヴィーンの曲が一瞬だけ音圧を増してから途切れ、会場が暗転し、どよめきと拍手が沸き上がると、スクリーンにメンバーの姿が映し出される。
あ~ちゃんの何気ない一言で、このダンスコンテストは開催にこぎ着けたようだ。
「やりましょう」という言葉と共に、総勢500組が応募したといわれるダンスムービーの数々がスクリーンに映し出された。
なんと…
そのムービーの中に…
我が…
Hagefumeがいるではないかッ…!
思わず座席から立ち上がろうとするほどの興奮を必死に抑え、この時点で嬉しくて涙腺が緩んでしまった(1回目)。
「応募総数約500組!」というコピーの向こう側に、自分たちHagefumeが踊っている映像が(小さくだけど)、しっかりと入っているのを確認した。
ここで、ちょっとHagefumeの経緯を書いておく。
Twitterのフォロワーさんに、仲の良いハゲが東京に一人、大阪に一人いるので、いつか自分も含めて3人でハゲを活かした何かがしたいとは考えていた。
そこにダンスコンテストの知らせが来て、ちょうど良い機会だと思い、東京と大阪の真ん中ぐらいの静岡で集合してダンスを撮影しようと大阪のハゲに提案したら、大阪のハゲは絶好のタイミングで東京への出張が決まっており、3人でスケジュールを合わせて撮影に臨むことになった。
私が思い描いていたコンセプトは「ダメさ」だった。
それも、単純に「ダメ」ではなく、クオリティの高い「ダメさ」だ。
ただ単純に「ダメ」を演出するのであれば、その辺のハゲだったら誰でも出来る。
最高を求めて終わりのない旅をするのは、きっと僕らがハゲている証拠だから、見た人が唸るほどのインパクトを持った「ダメ」さを追求することにした。
そのためには、言うまでもなくダンスの練習が必要だ。
死ぬ気で練習したところでマスター出来ないのは分かっていたので、そこそこ真剣に練習した。
他の2人のハゲともネット上でミーティングを重ね、撮影場所、撮影方法、撮影後のアップなど、ダンス以外の詳細を詰めて本番に臨んだ。
撮影当日、本番の2時間前に集合し、喫茶店で1時間ほど世間話に花を咲かせ、カラオケボックスに入り、ダンスのリハーサルをした。
大阪から来たハゲは、「今日この場所で初めて踊ったの?」というくらいのレベルに仕上げてきたので、だいたいが大阪のハゲにダンスを教える時間になり、時間を有効に使うことが出来た。
もう一人のハゲは、ダンスのクオリティ以前に、ダンスの内容に頭を光らせていたが、時間切れになり、撮影スタジオに向かった。
一緒に撮影するユニットに先に時間を割き、我々は練習しながら撮影する、というエコロジーな方法で10テイクほど踊った。
ここで注意を払ったのが「ダメからの脱却」だった。そこそこに練習を重ねて、「まあまあ見れるな」というレベルに達してしまってはコンセプトから外れてしまう。あくまでも「ため息の出るようなダメ感」をキープし続けなければならない。
そのために、ダンスを合わせる時間も、撮影のスタジオの時間もギリギリになるように設定したのだ。
撮影に協力してくれた方と、一緒に撮影したユニットの方に失笑とため息を頂き、撮影は無事に終了し、ベストテイクを選んでアップロード。おおよそ狙いどおりのダメ感が漂う素晴らしい作品になった。
「これで一次審査は確実に通る」と確信出来た。優勝してから、ステージに上がった時のためにスピーチの草案を考え始めたのもこの頃からだ。
残念ながらHagefumeは一次審査止まりとなったが、再生回数は4800回を越えて多くの方に笑っていただけたようで、それだけで我々も楽しかったし、満足ができた。
それだけでなく、我々のダンス動画をPerfumeの3人が見て笑ってくれた、との情報を得て、ハゲに生まれたことを天と父親と先祖代々に感謝した。
ちょっとした思いつきから、ここまで楽しい結果になるとは思わなかった。
正直、忙しい中、3人のスケジュールを合わせたり、撮影の段取りをしたりと、みんなが色々と動いたし、撮影に協力してくれた方がいたりと、ダンス動画をアップロードするまでには、そこそこの長い道のりがあった。
こんなにダメなダンス動画でもそうなのだから、他の500組のダンスユニットの皆さんも大変だったと思う。
まして決勝に残った10組のみなさんの努力と情熱は計り知れないものがある。
陳腐な言葉になってしまうが「何もしないよりは、まずは第一歩を踏み出そう」ということを学んだ気がする。
新曲「GLITTER」の歌詞にあるように「なんでもきっとできるはず」「やんなきゃきっと変わんない」という言葉を身を以て理解した。
参加して本当に良かった!
という訳で、我々HagefumeはPerfumeの輝かしい歴史の中に小さな小さな点として残ることが出来た。
本当に本当に嬉しい。
そして、ステージには情熱的なPerfume好きとして有名な鮎貝健さんが司会者として現れる。
Perfumeの3人とMIKIKO先生、関和亮さんが登場して会場はヒートアップする。
鮎貝さんの説明によれば、今回のダンスコンテスト決勝戦の音響と照明はPerfumeのライブと同じスタッフが来ているとのこと。
これはかなり贅沢なことだと思った。
挨拶が終わり、3人とMIKIKO先生、関さんは2階の審査員席に座り、鮎貝さんの渋い声の進行でいよいよ10組のダンスが行われる。
一発目は18人編成の「pinkchild」から。
のっけから18人のダンスの圧力に押される。
どのユニットにも感じたが、さすがに500組の中から勝ち上がって来ただけに、見ていて楽しくなるような雰囲気を持ちながらも、切れ味の鋭さを感じる。
また、動画では伝わらない生の緊張感が伝わって来て、見ていて背筋を伸ばしたくなった。
感動して思い切り手を叩いて拍手をしてしまった。
こんなに素晴らしいパフォーマンスが、Perfumeをきっかけにして作られるのだから、Perfumeが持つエネルギーの大きさはとてつもなく大きい。
すると、審査員のかしゆかがすでに感動して泣いていた。
本当に嬉しかったんだと思う。この時点で私の涙腺も緩んでしまった(2回目)。
そこからは次々とユニットが出て来てそれぞれのパフォーマンスをしていった。
どのユニットも本当に素晴らしく、全10組を見終わった感想としては「全員優勝!」と感じた。
Perfumeのライブほどではないが、音響も適度な低音が効いていて、気持ちよく音楽に乗れた。
個人的には「香水戦隊オドルンジャー」
「西千葉大学」
などがツボだった。Perfumeに似ることなく、独自の世界観を作っているところが素敵だった。
そして、審査員が審査をしている時間に、会場ではPerfumeのPVが流れた。
私は個人的に「スパイス」も「GLITTER」も発売日までは聴かないドMプレイを毎回しているので、当然のごとくここで初めて「スパイス」のPVを見て聴くことになった(「GLITTER」はダンスコンテストの映像で何度も聴いた)。
感想は後ほどまとめて書く。
とりあえず腰を抜かした。
結果、特別賞は「Perfukky」
右の人が46歳ということがとにかく衝撃的だった…。恥じらう姿に萌えた。
クリエイティブ賞は上に動画を貼った「pinkchild」。
彼女たちは誰も泣いていないにも関わらず、何故か嬉しくて自分の涙腺が緩んだ(3回目)。
結果、優勝は「就職氷河期」となった。
関さん曰く「ちょっとしたミュージカルを見ているような」と言われる通り、「就職氷河期」と言うユニット名にふさわしい、歌詞に合わせた物語が進行しているようなパフォーマンスは圧倒的な存在感だった。
優勝した「就職氷河期」は、賞としてPerfumeの3人と一緒にダンスする。
とても短い時間で3人と相談をし、立ち位置や動作の確認をするかなりレアな瞬間を見ることができた。
そしてあ~ちゃんの挨拶が終わり、ここで会場からのUSTの中継は終わった。
しかしこれで終わらないのがPerfume。
会場に来てくれた人のために、Perfumeからのプレゼントがあると発表された!
司会の鮎貝さんは「一曲」と言っていたが、「GULITTER」と「P.T.A.のコーナー」と「チョコレイト・ディスコ」を披露してくれた!
それまで大人しく座っていた観客は総立ちになり、一瞬でいつものPerfumeのライブと同じような熱狂的な雰囲気に包まれた。
素晴らしいパフォーマンスを披露してくれた10組でも胸がいっぱいになったにも関わらず、ここで「本物の」パフォーマンスが見れるとは思ってなかった。
スタンディングでも1900しか入らない規模でPerfumeのライブが見れるのは、今となってはかなり贅沢な経験だ。
思わぬ大きなプレゼントに、私は全力で応えた。
その後、会場にはPerfumeの「パーフェクトスター・パーフェクトスタイル」が流れて、エンドロールが始まった。
この会場に、実際にダンスコンテストに応募した人がどれくらい来ているのかは分からないが、私はエンドロールが始まった瞬間に胸に熱いものがこみ上げて来た。
応募した約500組のユニット名がすべて流れたからだ。
そして、「パーフェクトスター・パーフェクトスタイル」を、Perfumeの3人からプレゼントされたような気持ちになった。
(こちらの映像では「GLITTER」が流れている。「Hagefume」に注目!)
今回のダンスコンテストは、発案したPerfumeの3人も、主催する側も、やる前には大きな不安があったと思う。
それが、フタを開けてみればこれだけ大きな反響があって、ダンスユニットたちのそれぞれのドラマも垣間みることができた。応募した人たち、Perfume双方に大きな収穫があったと思う。
「音楽で世界を変える」なんてバカバカしいと思うけど、今回のダンスコンテストを通して、課題曲「GLITTER」を聴いていると、Perfumeは音楽で世界を変えることが出来るんじゃないのか?なんて思ってしまう。
結論。
かしゆか好きっス!
自分でダンスコンテストに応募しておいて何だが、正直に書くと、始めはそれほど面白いものだとは期待していなかった。しかし、すべて終了して会場を出る頃には、いつものライブに行った時のような多幸感と汗にまみれて、放心状態になるほど楽しい気持ちが溢れていた。
本当にPerfumeは最高だ。Perfumeが好きで良かったと心の底から思えた。
品川駅に着いて、iPhoneのマップを開き、正確に会場の裏側の山に誘導されたり、何故か品川プリンスホテルのフロントのお姉さんに5階の宴会場に通されたりしながら(「ステラボール」ってちゃんと言ったんだけど…)、開場30分ほど前にステラボールに到着すると、すでに山のような人数の観客が列をなしていた。
そこでしばしTwitterのPerfumeクラスタの皆さんと談笑し、まったく整理されていない入場の列の、だいたい200番くらいだろうと思われる場所を探して、誘っていただいたEさんと並んだ。
ライブハウスなどと同じように、番号で呼び出されて入場するのかと思っていたが、驚くべきことに入場は「早い者勝ち」であった…!
何のための整理番号なのか…正直に後ろに並んだ人が可哀想である。
ステラボールは、横に長いホールで、事前に「前でも横だと見え辛いよ!」と教えてもらったので、端の前の方は空いていたが、かしゆかサイドの5列目に着席した。周囲に知っている方がたくさん座っていて面白い。1階の後方はスタンディングゾーンになっていた。
開始時刻の16時半になると、いつものPerfumeのライブと同じように、会場は手拍子で溢れる。
SEで流れていたアヴリル・ラヴィーンの曲が一瞬だけ音圧を増してから途切れ、会場が暗転し、どよめきと拍手が沸き上がると、スクリーンにメンバーの姿が映し出される。
あ~ちゃんの何気ない一言で、このダンスコンテストは開催にこぎ着けたようだ。
「やりましょう」という言葉と共に、総勢500組が応募したといわれるダンスムービーの数々がスクリーンに映し出された。
なんと…
そのムービーの中に…
我が…
Hagefumeがいるではないかッ…!
思わず座席から立ち上がろうとするほどの興奮を必死に抑え、この時点で嬉しくて涙腺が緩んでしまった(1回目)。
「応募総数約500組!」というコピーの向こう側に、自分たちHagefumeが踊っている映像が(小さくだけど)、しっかりと入っているのを確認した。
ここで、ちょっとHagefumeの経緯を書いておく。
Twitterのフォロワーさんに、仲の良いハゲが東京に一人、大阪に一人いるので、いつか自分も含めて3人でハゲを活かした何かがしたいとは考えていた。
そこにダンスコンテストの知らせが来て、ちょうど良い機会だと思い、東京と大阪の真ん中ぐらいの静岡で集合してダンスを撮影しようと大阪のハゲに提案したら、大阪のハゲは絶好のタイミングで東京への出張が決まっており、3人でスケジュールを合わせて撮影に臨むことになった。
私が思い描いていたコンセプトは「ダメさ」だった。
それも、単純に「ダメ」ではなく、クオリティの高い「ダメさ」だ。
ただ単純に「ダメ」を演出するのであれば、その辺のハゲだったら誰でも出来る。
最高を求めて終わりのない旅をするのは、きっと僕らがハゲている証拠だから、見た人が唸るほどのインパクトを持った「ダメ」さを追求することにした。
そのためには、言うまでもなくダンスの練習が必要だ。
死ぬ気で練習したところでマスター出来ないのは分かっていたので、そこそこ真剣に練習した。
他の2人のハゲともネット上でミーティングを重ね、撮影場所、撮影方法、撮影後のアップなど、ダンス以外の詳細を詰めて本番に臨んだ。
撮影当日、本番の2時間前に集合し、喫茶店で1時間ほど世間話に花を咲かせ、カラオケボックスに入り、ダンスのリハーサルをした。
大阪から来たハゲは、「今日この場所で初めて踊ったの?」というくらいのレベルに仕上げてきたので、だいたいが大阪のハゲにダンスを教える時間になり、時間を有効に使うことが出来た。
もう一人のハゲは、ダンスのクオリティ以前に、ダンスの内容に頭を光らせていたが、時間切れになり、撮影スタジオに向かった。
一緒に撮影するユニットに先に時間を割き、我々は練習しながら撮影する、というエコロジーな方法で10テイクほど踊った。
ここで注意を払ったのが「ダメからの脱却」だった。そこそこに練習を重ねて、「まあまあ見れるな」というレベルに達してしまってはコンセプトから外れてしまう。あくまでも「ため息の出るようなダメ感」をキープし続けなければならない。
そのために、ダンスを合わせる時間も、撮影のスタジオの時間もギリギリになるように設定したのだ。
撮影に協力してくれた方と、一緒に撮影したユニットの方に失笑とため息を頂き、撮影は無事に終了し、ベストテイクを選んでアップロード。おおよそ狙いどおりのダメ感が漂う素晴らしい作品になった。
「これで一次審査は確実に通る」と確信出来た。優勝してから、ステージに上がった時のためにスピーチの草案を考え始めたのもこの頃からだ。
残念ながらHagefumeは一次審査止まりとなったが、再生回数は4800回を越えて多くの方に笑っていただけたようで、それだけで我々も楽しかったし、満足ができた。
それだけでなく、我々のダンス動画をPerfumeの3人が見て笑ってくれた、との情報を得て、ハゲに生まれたことを天と父親と先祖代々に感謝した。
ちょっとした思いつきから、ここまで楽しい結果になるとは思わなかった。
正直、忙しい中、3人のスケジュールを合わせたり、撮影の段取りをしたりと、みんなが色々と動いたし、撮影に協力してくれた方がいたりと、ダンス動画をアップロードするまでには、そこそこの長い道のりがあった。
こんなにダメなダンス動画でもそうなのだから、他の500組のダンスユニットの皆さんも大変だったと思う。
まして決勝に残った10組のみなさんの努力と情熱は計り知れないものがある。
陳腐な言葉になってしまうが「何もしないよりは、まずは第一歩を踏み出そう」ということを学んだ気がする。
新曲「GLITTER」の歌詞にあるように「なんでもきっとできるはず」「やんなきゃきっと変わんない」という言葉を身を以て理解した。
参加して本当に良かった!
という訳で、我々HagefumeはPerfumeの輝かしい歴史の中に小さな小さな点として残ることが出来た。
本当に本当に嬉しい。
そして、ステージには情熱的なPerfume好きとして有名な鮎貝健さんが司会者として現れる。
Perfumeの3人とMIKIKO先生、関和亮さんが登場して会場はヒートアップする。
鮎貝さんの説明によれば、今回のダンスコンテスト決勝戦の音響と照明はPerfumeのライブと同じスタッフが来ているとのこと。
これはかなり贅沢なことだと思った。
挨拶が終わり、3人とMIKIKO先生、関さんは2階の審査員席に座り、鮎貝さんの渋い声の進行でいよいよ10組のダンスが行われる。
一発目は18人編成の「pinkchild」から。
のっけから18人のダンスの圧力に押される。
どのユニットにも感じたが、さすがに500組の中から勝ち上がって来ただけに、見ていて楽しくなるような雰囲気を持ちながらも、切れ味の鋭さを感じる。
また、動画では伝わらない生の緊張感が伝わって来て、見ていて背筋を伸ばしたくなった。
感動して思い切り手を叩いて拍手をしてしまった。
こんなに素晴らしいパフォーマンスが、Perfumeをきっかけにして作られるのだから、Perfumeが持つエネルギーの大きさはとてつもなく大きい。
すると、審査員のかしゆかがすでに感動して泣いていた。
本当に嬉しかったんだと思う。この時点で私の涙腺も緩んでしまった(2回目)。
そこからは次々とユニットが出て来てそれぞれのパフォーマンスをしていった。
どのユニットも本当に素晴らしく、全10組を見終わった感想としては「全員優勝!」と感じた。
Perfumeのライブほどではないが、音響も適度な低音が効いていて、気持ちよく音楽に乗れた。
個人的には「香水戦隊オドルンジャー」
「西千葉大学」
などがツボだった。Perfumeに似ることなく、独自の世界観を作っているところが素敵だった。
そして、審査員が審査をしている時間に、会場ではPerfumeのPVが流れた。
私は個人的に「スパイス」も「GLITTER」も発売日までは聴かないドMプレイを毎回しているので、当然のごとくここで初めて「スパイス」のPVを見て聴くことになった(「GLITTER」はダンスコンテストの映像で何度も聴いた)。
感想は後ほどまとめて書く。
とりあえず腰を抜かした。
結果、特別賞は「Perfukky」
右の人が46歳ということがとにかく衝撃的だった…。恥じらう姿に萌えた。
クリエイティブ賞は上に動画を貼った「pinkchild」。
彼女たちは誰も泣いていないにも関わらず、何故か嬉しくて自分の涙腺が緩んだ(3回目)。
結果、優勝は「就職氷河期」となった。
関さん曰く「ちょっとしたミュージカルを見ているような」と言われる通り、「就職氷河期」と言うユニット名にふさわしい、歌詞に合わせた物語が進行しているようなパフォーマンスは圧倒的な存在感だった。
優勝した「就職氷河期」は、賞としてPerfumeの3人と一緒にダンスする。
とても短い時間で3人と相談をし、立ち位置や動作の確認をするかなりレアな瞬間を見ることができた。
そしてあ~ちゃんの挨拶が終わり、ここで会場からのUSTの中継は終わった。
しかしこれで終わらないのがPerfume。
会場に来てくれた人のために、Perfumeからのプレゼントがあると発表された!
司会の鮎貝さんは「一曲」と言っていたが、「GULITTER」と「P.T.A.のコーナー」と「チョコレイト・ディスコ」を披露してくれた!
それまで大人しく座っていた観客は総立ちになり、一瞬でいつものPerfumeのライブと同じような熱狂的な雰囲気に包まれた。
素晴らしいパフォーマンスを披露してくれた10組でも胸がいっぱいになったにも関わらず、ここで「本物の」パフォーマンスが見れるとは思ってなかった。
スタンディングでも1900しか入らない規模でPerfumeのライブが見れるのは、今となってはかなり贅沢な経験だ。
思わぬ大きなプレゼントに、私は全力で応えた。
その後、会場にはPerfumeの「パーフェクトスター・パーフェクトスタイル」が流れて、エンドロールが始まった。
この会場に、実際にダンスコンテストに応募した人がどれくらい来ているのかは分からないが、私はエンドロールが始まった瞬間に胸に熱いものがこみ上げて来た。
応募した約500組のユニット名がすべて流れたからだ。
そして、「パーフェクトスター・パーフェクトスタイル」を、Perfumeの3人からプレゼントされたような気持ちになった。
(こちらの映像では「GLITTER」が流れている。「Hagefume」に注目!)
今回のダンスコンテストは、発案したPerfumeの3人も、主催する側も、やる前には大きな不安があったと思う。
それが、フタを開けてみればこれだけ大きな反響があって、ダンスユニットたちのそれぞれのドラマも垣間みることができた。応募した人たち、Perfume双方に大きな収穫があったと思う。
「音楽で世界を変える」なんてバカバカしいと思うけど、今回のダンスコンテストを通して、課題曲「GLITTER」を聴いていると、Perfumeは音楽で世界を変えることが出来るんじゃないのか?なんて思ってしまう。
結論。
かしゆか好きっス!