昨年の12月30日に放映されたNHK「密着!Perfumeドーム5万人ライブへの挑戦」を、やっと見ることができた。
NHKがPerfumeの特別番組を作るのは、2008年に武道館を目指した「Perfume 20歳の挑戦~Dream Fighter~」以来2年ぶりである。
さすがは国営放送!と唸るほどにスッキリとした、淡々と事実だけを記録した内容で素晴らしかった。
Perfumeに下手な味付けや過剰包装はいらない。
構成は、初の東京ドーム公演を目指すPerfumeの三人を、小学生時代から指導して来たMIKIKO先生を中心にした、ステージには見えない裏側の人たちの活躍でまとめられている。
MIKIKO先生は、ファンにとっては知ってて当たり前の存在だが、この番組で初めて知った、という人は多かったのではないだろうか。あの独特なダンスや、Perfumeがステージ上で繰り広げるパフォーマンスのデザインを担当している女性だ。
あ~ちゃん、かしゆか、のっちという三人の素材を活かして、他のアイドルグループの追従を一切許さない、Perfume独自の世界観を創り上げた。
私が勝手に感じていることだが、Perfumeに「影」や「陰」の印象を持ち込んだのが、MIKIKO先生独自の手腕だと思う。
そしてMIKIKO先生の脳内映像を完璧に具現化できる数少ない存在が、Perfumeの三人だ。
中田ヤスタカ氏と並んで「この人がいなかったらPerfumeは存在しなかった」と言いきれるほどに重要な存在である。
「Perfumeはワシが育てた」
と言っても許される唯一の存在だろう。Perfumeの心臓部だ。
MIKIKO先生のブログ。文章も素敵です。
映像は、東京ドーム公演のイントロである「GISHIKI」、「花道カー」と呼ばれる台車の調整が困難だった「GAME」、今回の公演では最大の見せ場だった「Perfumeの掟」などのリハーサル風景を中心に進む。
巨大すぎてリハーサルの幕張メッセでは花道一本分しか入らなかったステージを丸々と飲み込む東京ドームの大きさ。
両翼100メートルの花道の足場の下で三人とスタッフが忙しく動き回る。
正直、見ていて「これでよく頭をぶつけないな」と感心してしまった。
そして「GAME」では、その花道の上を「花道カー」でダンスしながら移動する。
ここは、三人が三方に分かれて客席に突き進んで行く、今回の公演でも見どころの一つだった。
興味深かったのは、リハーサルの段階では花道の途中でメインステージに引き返す予定だった「花道カー」が、三人の意見によって花道の先端に近い場所まで移動することになった場面。
一度目のサビで引き返さなければ、ダンスパフォーマンスとの関係上、メインステージには戻れなくなる。
それでも「お客さんの近くに行きたい」という気持ちがあったのだろう。
結果「GAME」での「花道カー」は二度目のサビまでスタンドの客席に向かって進行した。
戻れなくなったメインステージまでの距離は、曲の間奏を長くすることで解決されている(そこは紹介されていないが)。
もし私がかしゆかであったら、「あと二週間しかないし、チケットも完売しとるし、めんどくさいからいいじゃろ!」と言って余裕を持ってあきらめている所だが、そこで妥協しないのがかしゆかと私の差だ。
三人が妥協しなかったおかげで、東京ドーム公演での「GAME」は、三人がアリーナを横断して繰り広げる、本当に素晴らしいパフォーマンスとなった。
妥協しない、と言えばもう一つ印象的だったのが、「Perfumeの掟」のナレーションを作るに当たって、MIKIKO先生が三人に与えた「それぞれが考えるPerfumeとは?」という課題に対しての三人の答え。
あ~ちゃん
「黒髪 美白 前向き 夢追い人 アイドル」
のっち
「信じること 信じ合うこと 信じた道を進むこと」
かしゆか
「どんな状況もプラスに変える 楽しむ気持ち 妥協しない心」
三者三様で実に面白い。
こんな三人だからどんな状況でも切り抜けて来れたのだと思う。
冬山で遭難したら、ぜひともかしゆかと二人きりで山小屋に避難したいと強く感じた。
その他、Perfumeの映像には欠かせない関さん(この人はかしゆかにケツを蹴り上げられたことがある。羨ましい…)や、舞台裏になると必ず現れる舞台監督の内山さん(毎度思うのだが、この方はもうちょっと作業を減らしてあげたい…)などの活躍を紹介しながら、あっという間に映像は本番当日を迎える。
本番当日。
ウェディングドレスに身を包んでPerfumeに嫁ぐ三人の姿を見るだけで涙腺が崩壊する。
何とも言えない気持ちになる。もしも私が将来に娘を嫁がせるとすれば、こんな気持ちになるのだろう。
明らかにリハーサルの時とは顔が変わっている。
戦う訳ではないが、これから3時間ものあいだ、たった三人で5万人を相手にするのだ。
数年前まではタタミ2畳分のスペースでダンスをしていた三人だが、すでに「王者の風格」すら感じられる。
開演時間の17時になり、Perfumeを呼ぶ5万人の手拍子が鳴り響く。
ステージ裏で三人が手を合わせ円陣を組み、あ~ちゃんが言う。
「結成10周年、メジャーデビュー5周年です。
ほんまに、こんな記念のイヤーまで一緒におれてすごいうれしい。
一緒にできてうれしくて、一緒のステージに来れてうれしい。
二人のことをすごい信じているし、先生のことも信じているし、みんなの思いをちゃんと伝えましょう。
みんな、Perfumeのことを見に来てくれとるけんね。
こんな幸せなことはないけえ、伝えましょう」
「がんばるぞ!おー!」
「がんばるぞ!おー!」
「がんばるぞ!おー!」
「がんばるぞ!おー!」
しばらく手を合わせたまま、三人は祈るようにうつむく。
ここでの、のっちが集中力を上げて行く表情が恐ろしく感じるほどだった。
ステージ以外ではちょっとアレなのっちだが、ここで人格が入れ替わるのかもしれない。
のっち自身が言っていた言葉だが、まさしく「覚醒」だ。
画面からでもビリビリとした気合いが伝わってくるようだった。
やはり東京ドームを埋める人は、こういう表情をするのだろう。
「凛々しい」とは、このときののっちの表情のことを言うのだと思った。
「入り口は違うけど、繋がっとるよ!」
「大丈夫」
肩を叩き合いながらお互いを励ます。
確かに三人は繋がっているように見える。
そしてお互いがそれぞれの花道の先端に分かれて行く。
「三人合わせてPerfume」が「合わさってない」状態で始まり、あ~ちゃん、かしゆか、のっち、それぞれが花道の先端から、メインステージのテントに向かってゆっくりと長い花道を歩いて、Perfumeになる。
リハーサルでは上手く行かなかったことも、本番では無事にクリア。
我々はステージ上の出来事について固唾を飲んで見守っていたが、こうして裏舞台を見せられると、その緊張感の高さに驚く。
そしてアンコールに応えて三人が登場するシーンに。
WOWOWで放送されたライヴで何度も見たが、やはりここのシーンは素晴らしい。
「全然、無駄な時なんて一つもなかったし、着実に目標に向かって、前向きな3人はずっと昔から変わってないし、どんな時だって3人で信じてやってきたし、今日ここに、夢のステージに、かしゆかと、のっちと、一緒に立ててることが、すごいうれしいです」
「二人に会えて良かった」
もちろん、あ~ちゃんの言葉だ。
その言葉は、最後に
「MIKIKO先生、ありがとう」
という一言で終わる。
そして公演は、いつも通り三人の深いお辞儀をもって終了した。
そしてMIKIKO先生が駆け足で三人の楽屋に向かう。
「お疲れさま~!」
と笑顔で楽屋に入るMIKIKO先生を号泣で迎える三人。
泣きながらMIKIKO先生に「ありがとう」と言い続ける三人。
「すごい!頼もしい!三人だけで見せきった、良かったね、すごいね!」
三人をねぎらうMIKIKO先生。
「先生のおかげじゃわ。ホンマにありがとう」
あ~ちゃんは繰り返す。
MIKIKO先生と三人の絆の強さは理解していたつもりだったが、このシーンを見て、改めてそれを確認した。
恥ずかしながら、私にはこれほどまでに感謝を捧げるような人物は、身の回りにいない。
少しだけ、三人が羨ましくも感じた。
三方から集まって「GAME」で散って行った三人は、再び元の位置に戻り、MIKIKO先生の元に集う。
年末に販売された「TV Bros」で、ハリセンボンの近藤春菜氏が「Perfumeの魅力は『感謝』にある。深い『ありがとう』が届くから、応援したくなる」と語っていたが、まったくその通りだと思う。
本当に三人は感謝の気持ちを忘れない。
少なくとも私が三人を生まれて初めて見た2008年から今まで、どんなステージに立っても感謝の気持ちを表し、深く長く頭を下げてお辞儀をしていた。
「ありがとう」と言って頭を下げることなんて、誰にでも出来る。
正直、「とりあえず頭でも下げとけ」なんて思っていそうな奴はいくらでもいる。
しかし、そこから「ありがとう」という気持ちが確実にこちらに届いてくるのがPerfumeだ。
何故気持ちが届くのだろうか?
それは分からない。
Perfumeをよく知らない知人から「Perfumeの三人て性格良さそうだよね」などと言われることが多いが、それと同じような現象なのかもしれない。
会って話したことはないが、三人の性格が素晴らしく良いということだけは伝わる。
実際に目の当たりにしたが、今回の東京ドーム公演では、ステージに現れたのは本当に「三人だけ」だった。
にぎやかしのバックバンドやダンサーなどはもちろん、スタッフの一人でさえもステージには上がらなかった。
誰一人ステージに上がらないように設計して実行された。
「三人で出来ましたね!」
とのっちが言ったように、本当に三人だけで5万人を魅了した。
「『ドームになっても今までのスタイルで出来るんだよ』ということを見せられるかどうかが今回の挑戦」
とMIKIKO先生は語っていたが、それを見事に三人はやり遂げた。
そして、そのステージを構成した、Perfumeを愛して止まない5万人の内の一人として自分が存在することに、感謝の念が堪えない。
あ~ちゃん、のっち、かしゆか、MIKIKO先生、ありがとう!
そしてステージ裏で奮闘してくれたスタッフさん、ありがとう!
結論。
かしゆか好きっス!
NHKがPerfumeの特別番組を作るのは、2008年に武道館を目指した「Perfume 20歳の挑戦~Dream Fighter~」以来2年ぶりである。
さすがは国営放送!と唸るほどにスッキリとした、淡々と事実だけを記録した内容で素晴らしかった。
Perfumeに下手な味付けや過剰包装はいらない。
構成は、初の東京ドーム公演を目指すPerfumeの三人を、小学生時代から指導して来たMIKIKO先生を中心にした、ステージには見えない裏側の人たちの活躍でまとめられている。
MIKIKO先生は、ファンにとっては知ってて当たり前の存在だが、この番組で初めて知った、という人は多かったのではないだろうか。あの独特なダンスや、Perfumeがステージ上で繰り広げるパフォーマンスのデザインを担当している女性だ。
あ~ちゃん、かしゆか、のっちという三人の素材を活かして、他のアイドルグループの追従を一切許さない、Perfume独自の世界観を創り上げた。
私が勝手に感じていることだが、Perfumeに「影」や「陰」の印象を持ち込んだのが、MIKIKO先生独自の手腕だと思う。
そしてMIKIKO先生の脳内映像を完璧に具現化できる数少ない存在が、Perfumeの三人だ。
中田ヤスタカ氏と並んで「この人がいなかったらPerfumeは存在しなかった」と言いきれるほどに重要な存在である。
「Perfumeはワシが育てた」
と言っても許される唯一の存在だろう。Perfumeの心臓部だ。
MIKIKO先生のブログ。文章も素敵です。
映像は、東京ドーム公演のイントロである「GISHIKI」、「花道カー」と呼ばれる台車の調整が困難だった「GAME」、今回の公演では最大の見せ場だった「Perfumeの掟」などのリハーサル風景を中心に進む。
巨大すぎてリハーサルの幕張メッセでは花道一本分しか入らなかったステージを丸々と飲み込む東京ドームの大きさ。
両翼100メートルの花道の足場の下で三人とスタッフが忙しく動き回る。
正直、見ていて「これでよく頭をぶつけないな」と感心してしまった。
そして「GAME」では、その花道の上を「花道カー」でダンスしながら移動する。
ここは、三人が三方に分かれて客席に突き進んで行く、今回の公演でも見どころの一つだった。
興味深かったのは、リハーサルの段階では花道の途中でメインステージに引き返す予定だった「花道カー」が、三人の意見によって花道の先端に近い場所まで移動することになった場面。
一度目のサビで引き返さなければ、ダンスパフォーマンスとの関係上、メインステージには戻れなくなる。
それでも「お客さんの近くに行きたい」という気持ちがあったのだろう。
結果「GAME」での「花道カー」は二度目のサビまでスタンドの客席に向かって進行した。
戻れなくなったメインステージまでの距離は、曲の間奏を長くすることで解決されている(そこは紹介されていないが)。
もし私がかしゆかであったら、「あと二週間しかないし、チケットも完売しとるし、めんどくさいからいいじゃろ!」と言って余裕を持ってあきらめている所だが、そこで妥協しないのがかしゆかと私の差だ。
三人が妥協しなかったおかげで、東京ドーム公演での「GAME」は、三人がアリーナを横断して繰り広げる、本当に素晴らしいパフォーマンスとなった。
妥協しない、と言えばもう一つ印象的だったのが、「Perfumeの掟」のナレーションを作るに当たって、MIKIKO先生が三人に与えた「それぞれが考えるPerfumeとは?」という課題に対しての三人の答え。
あ~ちゃん
「黒髪 美白 前向き 夢追い人 アイドル」
のっち
「信じること 信じ合うこと 信じた道を進むこと」
かしゆか
「どんな状況もプラスに変える 楽しむ気持ち 妥協しない心」
三者三様で実に面白い。
こんな三人だからどんな状況でも切り抜けて来れたのだと思う。
冬山で遭難したら、ぜひともかしゆかと二人きりで山小屋に避難したいと強く感じた。
その他、Perfumeの映像には欠かせない関さん(この人はかしゆかにケツを蹴り上げられたことがある。羨ましい…)や、舞台裏になると必ず現れる舞台監督の内山さん(毎度思うのだが、この方はもうちょっと作業を減らしてあげたい…)などの活躍を紹介しながら、あっという間に映像は本番当日を迎える。
本番当日。
ウェディングドレスに身を包んでPerfumeに嫁ぐ三人の姿を見るだけで涙腺が崩壊する。
何とも言えない気持ちになる。もしも私が将来に娘を嫁がせるとすれば、こんな気持ちになるのだろう。
明らかにリハーサルの時とは顔が変わっている。
戦う訳ではないが、これから3時間ものあいだ、たった三人で5万人を相手にするのだ。
数年前まではタタミ2畳分のスペースでダンスをしていた三人だが、すでに「王者の風格」すら感じられる。
開演時間の17時になり、Perfumeを呼ぶ5万人の手拍子が鳴り響く。
ステージ裏で三人が手を合わせ円陣を組み、あ~ちゃんが言う。
「結成10周年、メジャーデビュー5周年です。
ほんまに、こんな記念のイヤーまで一緒におれてすごいうれしい。
一緒にできてうれしくて、一緒のステージに来れてうれしい。
二人のことをすごい信じているし、先生のことも信じているし、みんなの思いをちゃんと伝えましょう。
みんな、Perfumeのことを見に来てくれとるけんね。
こんな幸せなことはないけえ、伝えましょう」
「がんばるぞ!おー!」
「がんばるぞ!おー!」
「がんばるぞ!おー!」
「がんばるぞ!おー!」
しばらく手を合わせたまま、三人は祈るようにうつむく。
ここでの、のっちが集中力を上げて行く表情が恐ろしく感じるほどだった。
ステージ以外ではちょっとアレなのっちだが、ここで人格が入れ替わるのかもしれない。
のっち自身が言っていた言葉だが、まさしく「覚醒」だ。
画面からでもビリビリとした気合いが伝わってくるようだった。
やはり東京ドームを埋める人は、こういう表情をするのだろう。
「凛々しい」とは、このときののっちの表情のことを言うのだと思った。
「入り口は違うけど、繋がっとるよ!」
「大丈夫」
肩を叩き合いながらお互いを励ます。
確かに三人は繋がっているように見える。
そしてお互いがそれぞれの花道の先端に分かれて行く。
「三人合わせてPerfume」が「合わさってない」状態で始まり、あ~ちゃん、かしゆか、のっち、それぞれが花道の先端から、メインステージのテントに向かってゆっくりと長い花道を歩いて、Perfumeになる。
リハーサルでは上手く行かなかったことも、本番では無事にクリア。
我々はステージ上の出来事について固唾を飲んで見守っていたが、こうして裏舞台を見せられると、その緊張感の高さに驚く。
そしてアンコールに応えて三人が登場するシーンに。
WOWOWで放送されたライヴで何度も見たが、やはりここのシーンは素晴らしい。
「全然、無駄な時なんて一つもなかったし、着実に目標に向かって、前向きな3人はずっと昔から変わってないし、どんな時だって3人で信じてやってきたし、今日ここに、夢のステージに、かしゆかと、のっちと、一緒に立ててることが、すごいうれしいです」
「二人に会えて良かった」
もちろん、あ~ちゃんの言葉だ。
その言葉は、最後に
「MIKIKO先生、ありがとう」
という一言で終わる。
そして公演は、いつも通り三人の深いお辞儀をもって終了した。
そしてMIKIKO先生が駆け足で三人の楽屋に向かう。
「お疲れさま~!」
と笑顔で楽屋に入るMIKIKO先生を号泣で迎える三人。
泣きながらMIKIKO先生に「ありがとう」と言い続ける三人。
「すごい!頼もしい!三人だけで見せきった、良かったね、すごいね!」
三人をねぎらうMIKIKO先生。
「先生のおかげじゃわ。ホンマにありがとう」
あ~ちゃんは繰り返す。
MIKIKO先生と三人の絆の強さは理解していたつもりだったが、このシーンを見て、改めてそれを確認した。
恥ずかしながら、私にはこれほどまでに感謝を捧げるような人物は、身の回りにいない。
少しだけ、三人が羨ましくも感じた。
三方から集まって「GAME」で散って行った三人は、再び元の位置に戻り、MIKIKO先生の元に集う。
年末に販売された「TV Bros」で、ハリセンボンの近藤春菜氏が「Perfumeの魅力は『感謝』にある。深い『ありがとう』が届くから、応援したくなる」と語っていたが、まったくその通りだと思う。
本当に三人は感謝の気持ちを忘れない。
少なくとも私が三人を生まれて初めて見た2008年から今まで、どんなステージに立っても感謝の気持ちを表し、深く長く頭を下げてお辞儀をしていた。
「ありがとう」と言って頭を下げることなんて、誰にでも出来る。
正直、「とりあえず頭でも下げとけ」なんて思っていそうな奴はいくらでもいる。
しかし、そこから「ありがとう」という気持ちが確実にこちらに届いてくるのがPerfumeだ。
何故気持ちが届くのだろうか?
それは分からない。
Perfumeをよく知らない知人から「Perfumeの三人て性格良さそうだよね」などと言われることが多いが、それと同じような現象なのかもしれない。
会って話したことはないが、三人の性格が素晴らしく良いということだけは伝わる。
実際に目の当たりにしたが、今回の東京ドーム公演では、ステージに現れたのは本当に「三人だけ」だった。
にぎやかしのバックバンドやダンサーなどはもちろん、スタッフの一人でさえもステージには上がらなかった。
誰一人ステージに上がらないように設計して実行された。
「三人で出来ましたね!」
とのっちが言ったように、本当に三人だけで5万人を魅了した。
「『ドームになっても今までのスタイルで出来るんだよ』ということを見せられるかどうかが今回の挑戦」
とMIKIKO先生は語っていたが、それを見事に三人はやり遂げた。
そして、そのステージを構成した、Perfumeを愛して止まない5万人の内の一人として自分が存在することに、感謝の念が堪えない。
あ~ちゃん、のっち、かしゆか、MIKIKO先生、ありがとう!
そしてステージ裏で奮闘してくれたスタッフさん、ありがとう!
結論。
かしゆか好きっス!
「エレクトロンさんもチームの一員ですよ!」
とかしゆかに怒られようという魂胆ですか!
あの空間にいた我々もチームPerfumeの一員でしょう♪
一流の表現者はみんな同じだと思うのですが、Perfumeを見ていると、本当に「背景」が美しいと感じますよね!
表には出てこない美しい人たちがたくさん居て、その人たちが頑張って三人をキラキラに見えるようにしているんだなあ、と思います。
あそこで描かれていたエピソードもほんの一部ですよね。
NHKさんにはぜひとも3部作6時間構成で、もう一度映像を作ってほしいです!
結論。
ヤスタカ「お、俺のことも忘れないで…!」
熱い熱い仲間達が作り上げた最高のLIVEの裏側をほんの少しだけど初めて見る事ができた、そう言える内容だったと思います。
お互いがお互いを信頼しあっているからこそ生まれたあの空間。
各々がそれぞれのポジションで最高の仕事をしたからこそ生まれたあの空間。
誰か一人でも「どーせ自分は裏方だし。」と思っていたら絶対に生れなかったあの空間。
あの三人娘の事です、今回のLIVEに関わった全ての仲間への感謝を忘れなかったでしょうね。
自分がもしチームの一員だとしても、あの三人娘を最高に輝かせる為にそりゃ魂込めてやりますよ。
LIVE直前のあ~ちゃんの言葉、アンコール時の3人の言葉、ラストのあ~ちゃんの言葉、、、
あんなにも心のこもった言葉を聞けるんですもん。
本当に良い番組だった。是非とも再放送して欲しいですね。
結論。
三人娘と仲間達!最高っス!
「Perfumeのライヴに参加した」というよりも「Perfumeと同じ時代に生きている」という喜びがありますよね!
表に見えない部分までも彼女たちはキラキラしていました!
次の単独公演でMIKIKO先生はどんな手を使って我々を楽しませてくれるかワクワクします。
そうなんです!
あれほど三人が離れたことはないんですよね。
特に「GAME」は三人が交錯するパフォーマンスが印象的なので、映像で見て改めて驚きました。
当日見ていても気づかないことがたくさんありますよね。
DVDが楽しみであります!
Perfume好きっス!
ありがとうございますw
リキの入った投稿の次は脱力が来そうですよ♪
ご注意くださいませ!
あの愛しか存在しなかった場を一緒に作った一人として、
でも改めてあの三人と彼女たちのチームへの感動と感謝を、
読ませていただいてまざまざと思い出しましたよ・・・。
いつも素敵な文章をありがとうございます。
直後に髑髏師匠の顔思い出して、
キモチワリュクなったけどw
いやw、今回リキ入ってましたね。