愛して止まないPerfumeを応援するために、東京から札幌に向かった。
往路は飛行機で、復路は寝台特急北斗星による電車の旅だ(実は新婚旅行も兼ねています)。
「Perfumeのツアーで遠征すること=その地でしか会えない人に会う」というパターンが出来つつあるが、今回も北海道でしか会えない人と会うことが出来た。
4月21日(土)
羽田空港でPerfumeのマネージャーらしき人やMIKIKO先生らしき人を見かけたり、新千歳空港であ~ちゃんらしき人や、かしゆからしき人を見かけたりしたが、ここは「気にしないフリ男の子♪」で乗り切った(動悸息切れが激しくなったが)。
額を窓にこびりつけて地上を見つめていたら、CAさんが丁寧に田沢湖や十和田湖の場所を教えてくれた。
寝坊して朝から何も食べていない状態だったので、まずは新千歳空港で「味の時計台」に入る。
ホタテバターコーン味噌ラーメン1630円也。1000円を超えるラーメンなんて、こんな時にしか食べられない。もちろんメチャメチャ美味しかった。
そしてレンタカーを借りて、クラークさんのいる丘を見学してから札幌に向かいホテルにチェックイン。
その晩は楽しい楽しいPerfumeのライブとオフ会があった。
ちなみに、オフ会では大型観光バスがチャーターされてました。
4月22日(日)
翌日は旭川~富良野経由で帯広まで足を伸ばして宿泊する計画でいざ出発。
ここに来るまでは車窓から「北海道らしい景色」というものを特に見なかったが、札幌を離れるにしたがってどんどんとクルマが少なくなり、ついに念願の「延々と続く一本道」に出会うことができた。
道路の両側にある「やじるし」は冬になると意味を持つものなんだろうなと想像できた。
数十分クルマで走っても、曲がることも止まることもなくずっとずっと道がまっすぐに走っている。
これが気持ちがよくてついついスピードを上げてしまう。
こういう時こそ「空気を読む」ことが重要なので、地元の皆さんのスピードを参考にして走った。
東京は汗ばむほどの気温なのに、こちらにはまだ多くの雪が残っている。
念のために冬装備で向かったが、それほど寒さは感じなかった。
こんな景色を見るとついついクルマを停めてしまうのです。
過去に仕事で訪れた時に「旭川ラーメン」の美味しさに痺れてしまったので、今回もぜひ旭川でラーメンを食べたいと思いながらもクルマはどんどんと進んで行き、旭川を華麗にスルー。
クルマは「美瑛」(びえい)の丘に到着した。
新緑の季節ではなかったが、それでも雄大な景色が広がっていて気持ちがいい。
よーく見ると中央にキタキツネがいます。その他にも普通に道路に鹿が歩いていたりと、さすがは北の大地!と思うことしばしば。
木の枝に黒く丸っこく見えるのが「宿り木」と言われるもの。この木の下でキスをすると幸せになれるとかなんとか…。
ここはCMやパッケージの写真に使われる景色が多いようで、「セブンスターの丘」とか「ケンとメリーの木」など、有名な場所には看板が立っていた。
富良野で「唯我独尊」というカレー屋さんに入り、「唯我独尊ソーセージカレー」を食す。
なんとも迫力のある店舗外観。
牛タンカレーに自家製ソーセージ。
そして夕方に帯広に到着し、かなりお安いホテル(二人で4000円だったかな?)にチェックイン。
夜の帯広を楽しもうと街に出かけたが…人が…人がいない…。
日曜日の夜と言えば東京でも人出が少なくなるとは思うが、これほどまでに人やクルマが走っていない街の景色にはちょっと驚いた。
そして、営業している居酒屋さんも少ない。
しばらく散策して、営業している居酒屋さんを発見して酒を飲んで、この日は大人しくホテルで身体を休めた。
カラオケの音が聞こえてフラッと入ったビルの廊下。
4月23日(月)
この日は帯広で昼ごろまで滞在し、阿寒湖まで足を伸ばす予定。
「帯広と言えば豚丼!」ということで、豚丼を食べる気満々でホテルをチェックアウト。
まだ早い時間だったので「糠平湖」(ぬかびらこ)の有名な「タウシュベツ橋梁」(湖の中に現れる鉄道の橋)を見に行こうとクルマを出した。
この判断で我々は「帯広の豚丼」を断念することになった…。
糠平湖が近づくにしたがって、霧が猛烈に濃くなり、引き返す気分がなくなってしまったのだ。
まだまだ序の口の段階。
たぶんここから湖が見えるのだと思う。
思い切り萎える看板。
構わずに雪の中を進軍するPTA会員。こういった場面ではやはり女性が圧倒的に強い。
たぶんここから「タウシュベツ橋梁」が見えるのだと思う。
霧の中に突然現れた山小屋で一休み。
そこから国道241号線を走り阿寒湖を目指すところを、ナビに言われるまま国道39号線を走り、驚くべきことに約90キロも遠回りして、夕方に阿寒湖に到着した。
ナビに言われるまま走り出す自分も馬鹿だが、90キロも遠回りするところがさすが北の大地でござる…。
ここ阿寒湖には、Twitterで仲良くさせていただいている「ポロンノ亭」さんがお店をやっている。ポロンノさんは「Perfumeクラスタ」の一員だ。
これらはポロンノさんが阿寒湖で作った石像。どれだけPerfume愛(中田ヤスタカ愛)に溢れた危険な人物かはすぐにお分かりいただけるだろう。
今回の旅の目的はもちろんPerfumeに会いに行くことだが、阿寒湖の友人に会うこともまた一つの目的だった。
ネットではすぐ近くに感じている存在だが、リアルに会いに行くためには1300キロもの距離を移動しなければならない。
アイヌの入り口。寝ている間に嫁さんが運転してくれました。
ポロンノ亭外観。ここからもうPerfumeが聴こえてくる。
店内から見たポロンノ亭。ちょっと腰を下ろすと根が生えてきそうなくらいに落ち着く。
ポロンノ亭の奥にはヤバいブツが陳列されていた…。
こんな日本の北の外れに、と言っては失礼だが、この阿寒湖の地に、もう一人TwitterのPerfumeクラスタの「ナナロク」さんもいらっしゃる。誰も知らないかもしれないが、阿寒湖はPerfume熱で炎上しているのだ。
まずは軽い挨拶を交わし、紹介してくれた民宿「桐」さんに向かう。
民宿「桐」さんは、トドマツで作られた木風呂があり、源泉の掛け流しが楽しめる。朝食付きで一泊4000円!
サクッと温泉に浸かり、身体を温めてから近所の居酒屋に入り軽く食事をした後に、アイヌ古式舞踊のステージを見て、いざポロンノ亭へ。
東京から遠く1300キロも離れた湖のほとりで、美味い酒と料理をつまみながらのPerfume談義。
これがつまらないはずはない。
ポロンノさんが作ってくれた料理。どれもこれもメチャメチャ美味しい!とても贅沢な時間を過ごせた。
楽しい話しに花を咲かせ、泥のように酔っぱらって民宿に戻った。
4月24日(火)
翌日はあいにくの雨模様だったが、幻想的な阿寒湖の風景を見ることができた。
翌日にはナナロクさんのご案内で、阿寒湖を周遊する砕氷船にも乗せていただいた。
はっきり言います。貸し切りでした。
もう氷はあらかた溶けていたようだが、船が氷を割って入る音と、その氷がぶつかり合って弾ける音が美しかった。
「雪解け後でGW前」と言う、実に中途半端な季節に阿寒湖へ来てしまったが、生まれて初めて訪れたこの地は、とても暖かく私たちを受け入れてくれたように…思う。
今度は爽やかな夏に、または厳冬の季節に行ってみたい。
船の発着場でポロンノさんとお別れし、いざ札幌へ。
またもや猛烈な霧の中を数時間レンタカーで走り抜け、大都会札幌へ到着。
いよいよ北の大地ともお別れだ。
そしてこの旅の大きなイベント、寝台特急「北斗星」への乗車。
札幌発の平日なので、とてつもなく空いていた。
自分としては混雑しているよりは嬉しいが、やや複雑な気分だ。
旅の「移動する楽しみ」の時間はどんどんと削られていってるのだろうと思える。
颯爽と札幌駅に滑り込む北斗星。このディーゼル機関車は本当にカッコいい!
いざ夢の入り口へ!
今年で40歳になるが、乗り込んでからはまず車内の探検だ。
iPhoneを片手にパシャパシャと写真を撮りながらスキップして次々と車両を移っていく。
車内には同じように探検をしているおっさん達がいて、皆目をキラキラと輝かせているのが面白かった。
自分の今夜の寝床。「デュエット」という個室の二人部屋。1階と2階があり、こちらは2階なので星空を見ながら眠ることができる。
こちらはロビールーム。「乗り鉄」のおじさんたちはここでうっとりとした表情で車窓を眺めている。
食堂車「グランシャリオ」
廊下。
先頭には我々を引っ張るDD51形ディーゼル機関車が見える。「重連運転」と言って、札幌から函館の区間は2両のディーゼル車が連結して引っ張っている。
興奮しながら一通りの写真撮影を終えて、北斗星は登別に近づいてきた。
ここでもう一つの大きなイベントが待っている。登別在住のTwitterのフォロワーさん「まきんこ」さんに会うのだ。
まきんこさんもTwitterのPerfumeクラスタの一員で、夫婦共々ずっと前から仲良くさせていただいているのだが、中々会うことはできない人だった。
今回、我々の乗車している北斗星が自宅の近所を走り、登別に停車することを知って、駅まで会いにきてくれることになった。
北斗星が登別に到着するのは18時35分。停車時間は数十秒らしい…。
あらかじめまきんこさんには「3号車の前のほうに乗ってるよ!」と伝えて、北斗星はゆるゆると登別のホームに滑り込んだ。
誰もいないホームで、まきんこさんはお子さんを3人連れて待っていてくれた。
一瞬だけホームに降りて握手を交わし、お互いに笑顔で挨拶をしてプレゼント交換。
20~30秒くらいだっただろうか。
本当に短い時間だったけど、温かい交流ができたと思った。インターネットが、本当にいい意味での「出会い系」として使えた。また会いたい。
そして日はとっぷりと暮れて、我々は食堂車のディナータイムが終わるのを待つ。
ディナータイムは予約制で、フランス料理や懐石料理が楽しめるが、我々は通常のパブタイムに食事をすることにしたからだ。
客が少なかったからなのか、思いのほかディナータイムが早く終了したので、さっそく食堂車へ。
夜はやっぱりムード満点。
もちろんワインなどを飲んだりする。車内の揺れは「ワイングラスがひっくり返る寸前」といったレベルか。
食べる前に写真撮れよ。シチューセットとピザを注文しました。
ガタンゴトンと揺れる電車の中で、ナイフとフォークを使ったキチンとした食事をする。
もうこれだけで贅沢な気持ちになれる。
以前にもPerfumeを追いかけてフェリーにバイクを積んで徳島まで向かったが、やはりこういったゆったりとした時間を楽しむのは最高だ。
満腹になって部屋に戻り、次のイベントに向けてビールをグイグイ飲みながらテンションヌを高める。
次のイベントは「函館での牽引機の交代」。
北斗星は、登りも下りも函館で牽引する機関車を交代する(もう一回、青森でも牽引機を交代する…ようだ…寝てた)。
その牽引機の交代作業を見学するのだ。
函館到着を待ちながらビールグイグイ。このムードがたまらんですばい。電灯を消せば星がキレイに見える。
北斗星は函館に到着し、停車時間を告げられて、いざホームへダッシュ!
今まで我々を引っ張ってくれたDD51形ディーゼル機関車。さよなら~!ありがとう!
そして反対側には、次に我々を青森まで牽引してくれるED79形電気機関車が連結!スイッチバックします。
ドッギャァァァァァン!
ここからは車内で酒盛り。途中「これより青函トンネルに入ります」とアナウンスが流れ、また別の時刻に「旅の思い出話に花が咲くでしょうが、それはまた明日に。車内は消灯いたします」といった感じの風情溢れるアナウンスが流れた。
青函トンネルを抜けて、東京では見られない美しい星空を眺めながら眠りについた。
4月25日(水)
嫁さんが起きてこないので、一人で食堂車に。
福島あたりだと思うが、東京では散ってしまった満開の桜を見ながら朝の洋食セットをいただいた。
それからは、少しずつ少しずつ車窓は喧噪にまみれて行き、いよいよ大宮あたりになって現実社会に引き戻されて行く。
9時38分。
北斗星は約1200キロの旅を終えて上野駅に到着した。
上野駅での勇姿。
Perfumeを追いかけて北海道まで行き、北海道に住んでいるPerfumeファンと笑顔の交換をして、また会う約束をする。
Perfumeの3人が引き合わせてくれた縁と、素晴らしい旅に本当に感謝。
次は海外か?!
結論。
かしゆか好きっス!
往路は飛行機で、復路は寝台特急北斗星による電車の旅だ(実は新婚旅行も兼ねています)。
「Perfumeのツアーで遠征すること=その地でしか会えない人に会う」というパターンが出来つつあるが、今回も北海道でしか会えない人と会うことが出来た。
4月21日(土)
羽田空港でPerfumeのマネージャーらしき人やMIKIKO先生らしき人を見かけたり、新千歳空港であ~ちゃんらしき人や、かしゆからしき人を見かけたりしたが、ここは「気にしないフリ男の子♪」で乗り切った(動悸息切れが激しくなったが)。
額を窓にこびりつけて地上を見つめていたら、CAさんが丁寧に田沢湖や十和田湖の場所を教えてくれた。
寝坊して朝から何も食べていない状態だったので、まずは新千歳空港で「味の時計台」に入る。
ホタテバターコーン味噌ラーメン1630円也。1000円を超えるラーメンなんて、こんな時にしか食べられない。もちろんメチャメチャ美味しかった。
そしてレンタカーを借りて、クラークさんのいる丘を見学してから札幌に向かいホテルにチェックイン。
その晩は楽しい楽しいPerfumeのライブとオフ会があった。
ちなみに、オフ会では大型観光バスがチャーターされてました。
4月22日(日)
翌日は旭川~富良野経由で帯広まで足を伸ばして宿泊する計画でいざ出発。
ここに来るまでは車窓から「北海道らしい景色」というものを特に見なかったが、札幌を離れるにしたがってどんどんとクルマが少なくなり、ついに念願の「延々と続く一本道」に出会うことができた。
道路の両側にある「やじるし」は冬になると意味を持つものなんだろうなと想像できた。
数十分クルマで走っても、曲がることも止まることもなくずっとずっと道がまっすぐに走っている。
これが気持ちがよくてついついスピードを上げてしまう。
こういう時こそ「空気を読む」ことが重要なので、地元の皆さんのスピードを参考にして走った。
東京は汗ばむほどの気温なのに、こちらにはまだ多くの雪が残っている。
念のために冬装備で向かったが、それほど寒さは感じなかった。
こんな景色を見るとついついクルマを停めてしまうのです。
過去に仕事で訪れた時に「旭川ラーメン」の美味しさに痺れてしまったので、今回もぜひ旭川でラーメンを食べたいと思いながらもクルマはどんどんと進んで行き、旭川を華麗にスルー。
クルマは「美瑛」(びえい)の丘に到着した。
新緑の季節ではなかったが、それでも雄大な景色が広がっていて気持ちがいい。
よーく見ると中央にキタキツネがいます。その他にも普通に道路に鹿が歩いていたりと、さすがは北の大地!と思うことしばしば。
木の枝に黒く丸っこく見えるのが「宿り木」と言われるもの。この木の下でキスをすると幸せになれるとかなんとか…。
ここはCMやパッケージの写真に使われる景色が多いようで、「セブンスターの丘」とか「ケンとメリーの木」など、有名な場所には看板が立っていた。
富良野で「唯我独尊」というカレー屋さんに入り、「唯我独尊ソーセージカレー」を食す。
なんとも迫力のある店舗外観。
牛タンカレーに自家製ソーセージ。
そして夕方に帯広に到着し、かなりお安いホテル(二人で4000円だったかな?)にチェックイン。
夜の帯広を楽しもうと街に出かけたが…人が…人がいない…。
日曜日の夜と言えば東京でも人出が少なくなるとは思うが、これほどまでに人やクルマが走っていない街の景色にはちょっと驚いた。
そして、営業している居酒屋さんも少ない。
しばらく散策して、営業している居酒屋さんを発見して酒を飲んで、この日は大人しくホテルで身体を休めた。
カラオケの音が聞こえてフラッと入ったビルの廊下。
4月23日(月)
この日は帯広で昼ごろまで滞在し、阿寒湖まで足を伸ばす予定。
「帯広と言えば豚丼!」ということで、豚丼を食べる気満々でホテルをチェックアウト。
まだ早い時間だったので「糠平湖」(ぬかびらこ)の有名な「タウシュベツ橋梁」(湖の中に現れる鉄道の橋)を見に行こうとクルマを出した。
この判断で我々は「帯広の豚丼」を断念することになった…。
糠平湖が近づくにしたがって、霧が猛烈に濃くなり、引き返す気分がなくなってしまったのだ。
まだまだ序の口の段階。
たぶんここから湖が見えるのだと思う。
思い切り萎える看板。
構わずに雪の中を進軍するPTA会員。こういった場面ではやはり女性が圧倒的に強い。
たぶんここから「タウシュベツ橋梁」が見えるのだと思う。
霧の中に突然現れた山小屋で一休み。
そこから国道241号線を走り阿寒湖を目指すところを、ナビに言われるまま国道39号線を走り、驚くべきことに約90キロも遠回りして、夕方に阿寒湖に到着した。
ナビに言われるまま走り出す自分も馬鹿だが、90キロも遠回りするところがさすが北の大地でござる…。
ここ阿寒湖には、Twitterで仲良くさせていただいている「ポロンノ亭」さんがお店をやっている。ポロンノさんは「Perfumeクラスタ」の一員だ。
これらはポロンノさんが阿寒湖で作った石像。どれだけPerfume愛(中田ヤスタカ愛)に溢れた危険な人物かはすぐにお分かりいただけるだろう。
今回の旅の目的はもちろんPerfumeに会いに行くことだが、阿寒湖の友人に会うこともまた一つの目的だった。
ネットではすぐ近くに感じている存在だが、リアルに会いに行くためには1300キロもの距離を移動しなければならない。
アイヌの入り口。寝ている間に嫁さんが運転してくれました。
ポロンノ亭外観。ここからもうPerfumeが聴こえてくる。
店内から見たポロンノ亭。ちょっと腰を下ろすと根が生えてきそうなくらいに落ち着く。
ポロンノ亭の奥にはヤバいブツが陳列されていた…。
こんな日本の北の外れに、と言っては失礼だが、この阿寒湖の地に、もう一人TwitterのPerfumeクラスタの「ナナロク」さんもいらっしゃる。誰も知らないかもしれないが、阿寒湖はPerfume熱で炎上しているのだ。
まずは軽い挨拶を交わし、紹介してくれた民宿「桐」さんに向かう。
民宿「桐」さんは、トドマツで作られた木風呂があり、源泉の掛け流しが楽しめる。朝食付きで一泊4000円!
サクッと温泉に浸かり、身体を温めてから近所の居酒屋に入り軽く食事をした後に、アイヌ古式舞踊のステージを見て、いざポロンノ亭へ。
東京から遠く1300キロも離れた湖のほとりで、美味い酒と料理をつまみながらのPerfume談義。
これがつまらないはずはない。
ポロンノさんが作ってくれた料理。どれもこれもメチャメチャ美味しい!とても贅沢な時間を過ごせた。
楽しい話しに花を咲かせ、泥のように酔っぱらって民宿に戻った。
4月24日(火)
翌日はあいにくの雨模様だったが、幻想的な阿寒湖の風景を見ることができた。
翌日にはナナロクさんのご案内で、阿寒湖を周遊する砕氷船にも乗せていただいた。
はっきり言います。貸し切りでした。
もう氷はあらかた溶けていたようだが、船が氷を割って入る音と、その氷がぶつかり合って弾ける音が美しかった。
「雪解け後でGW前」と言う、実に中途半端な季節に阿寒湖へ来てしまったが、生まれて初めて訪れたこの地は、とても暖かく私たちを受け入れてくれたように…思う。
今度は爽やかな夏に、または厳冬の季節に行ってみたい。
船の発着場でポロンノさんとお別れし、いざ札幌へ。
またもや猛烈な霧の中を数時間レンタカーで走り抜け、大都会札幌へ到着。
いよいよ北の大地ともお別れだ。
そしてこの旅の大きなイベント、寝台特急「北斗星」への乗車。
札幌発の平日なので、とてつもなく空いていた。
自分としては混雑しているよりは嬉しいが、やや複雑な気分だ。
旅の「移動する楽しみ」の時間はどんどんと削られていってるのだろうと思える。
颯爽と札幌駅に滑り込む北斗星。このディーゼル機関車は本当にカッコいい!
いざ夢の入り口へ!
今年で40歳になるが、乗り込んでからはまず車内の探検だ。
iPhoneを片手にパシャパシャと写真を撮りながらスキップして次々と車両を移っていく。
車内には同じように探検をしているおっさん達がいて、皆目をキラキラと輝かせているのが面白かった。
自分の今夜の寝床。「デュエット」という個室の二人部屋。1階と2階があり、こちらは2階なので星空を見ながら眠ることができる。
こちらはロビールーム。「乗り鉄」のおじさんたちはここでうっとりとした表情で車窓を眺めている。
食堂車「グランシャリオ」
廊下。
先頭には我々を引っ張るDD51形ディーゼル機関車が見える。「重連運転」と言って、札幌から函館の区間は2両のディーゼル車が連結して引っ張っている。
興奮しながら一通りの写真撮影を終えて、北斗星は登別に近づいてきた。
ここでもう一つの大きなイベントが待っている。登別在住のTwitterのフォロワーさん「まきんこ」さんに会うのだ。
まきんこさんもTwitterのPerfumeクラスタの一員で、夫婦共々ずっと前から仲良くさせていただいているのだが、中々会うことはできない人だった。
今回、我々の乗車している北斗星が自宅の近所を走り、登別に停車することを知って、駅まで会いにきてくれることになった。
北斗星が登別に到着するのは18時35分。停車時間は数十秒らしい…。
あらかじめまきんこさんには「3号車の前のほうに乗ってるよ!」と伝えて、北斗星はゆるゆると登別のホームに滑り込んだ。
誰もいないホームで、まきんこさんはお子さんを3人連れて待っていてくれた。
一瞬だけホームに降りて握手を交わし、お互いに笑顔で挨拶をしてプレゼント交換。
20~30秒くらいだっただろうか。
本当に短い時間だったけど、温かい交流ができたと思った。インターネットが、本当にいい意味での「出会い系」として使えた。また会いたい。
そして日はとっぷりと暮れて、我々は食堂車のディナータイムが終わるのを待つ。
ディナータイムは予約制で、フランス料理や懐石料理が楽しめるが、我々は通常のパブタイムに食事をすることにしたからだ。
客が少なかったからなのか、思いのほかディナータイムが早く終了したので、さっそく食堂車へ。
夜はやっぱりムード満点。
もちろんワインなどを飲んだりする。車内の揺れは「ワイングラスがひっくり返る寸前」といったレベルか。
食べる前に写真撮れよ。シチューセットとピザを注文しました。
ガタンゴトンと揺れる電車の中で、ナイフとフォークを使ったキチンとした食事をする。
もうこれだけで贅沢な気持ちになれる。
以前にもPerfumeを追いかけてフェリーにバイクを積んで徳島まで向かったが、やはりこういったゆったりとした時間を楽しむのは最高だ。
満腹になって部屋に戻り、次のイベントに向けてビールをグイグイ飲みながらテンションヌを高める。
次のイベントは「函館での牽引機の交代」。
北斗星は、登りも下りも函館で牽引する機関車を交代する(もう一回、青森でも牽引機を交代する…ようだ…寝てた)。
その牽引機の交代作業を見学するのだ。
函館到着を待ちながらビールグイグイ。このムードがたまらんですばい。電灯を消せば星がキレイに見える。
北斗星は函館に到着し、停車時間を告げられて、いざホームへダッシュ!
今まで我々を引っ張ってくれたDD51形ディーゼル機関車。さよなら~!ありがとう!
そして反対側には、次に我々を青森まで牽引してくれるED79形電気機関車が連結!スイッチバックします。
ドッギャァァァァァン!
ここからは車内で酒盛り。途中「これより青函トンネルに入ります」とアナウンスが流れ、また別の時刻に「旅の思い出話に花が咲くでしょうが、それはまた明日に。車内は消灯いたします」といった感じの風情溢れるアナウンスが流れた。
青函トンネルを抜けて、東京では見られない美しい星空を眺めながら眠りについた。
4月25日(水)
嫁さんが起きてこないので、一人で食堂車に。
福島あたりだと思うが、東京では散ってしまった満開の桜を見ながら朝の洋食セットをいただいた。
それからは、少しずつ少しずつ車窓は喧噪にまみれて行き、いよいよ大宮あたりになって現実社会に引き戻されて行く。
9時38分。
北斗星は約1200キロの旅を終えて上野駅に到着した。
上野駅での勇姿。
Perfumeを追いかけて北海道まで行き、北海道に住んでいるPerfumeファンと笑顔の交換をして、また会う約束をする。
Perfumeの3人が引き合わせてくれた縁と、素晴らしい旅に本当に感謝。
次は海外か?!
結論。
かしゆか好きっス!
Perfumeを知らない私がこの場を借りるのは恐縮なんだけど、昔の友人としてどーしても伝えたかったので場所をお借りします!
髑髏君の奥さん興味あるなー君ほどの男が惚れるなら素敵な女性なんだろうね!
Perfumeの繋がり素晴らしいねー共通の趣向の友人は又格別なんだと思います!俺もワンピ仲間を全国に作ってます!
北斗星の車内では奥さんにジュンスカのすてきな夜空を歌ってあげた?
いつか奥さんに会ってみたいなー
心から祝福します!おめでとう!
ありがとうねー!
こちらこそすぐに報告しなくちゃならないところを、この場所でお祝いいただいて恐縮です!
改めましてご連絡さし上げますよ!
個人的には北斗星に乗ったのが激しく羨ましいッス
あまりの車内の人のいなさっぷりがスリーナインっぽくてそれがまたいい!笑
しかし、今の時代寝台車でゆったり旅をするほうが贅沢な旅なのかもしれませんな
今回は各地でPerfumeファンと会えたのがよかったですね
旅先に知り合いがいるだけでも楽しいのにそれがPerfumeファンなら更に楽しいでしょう。
ポロンノ亭さんはお店の雰囲気がいい感じですな。美味い料理を食べながら、Perfumeで盛り上がったそこでのひとときはほんと楽しそうですな~。
あとPerfume雪だるまのクオリティの高さにポロンノさんのPerfume愛を感じましたヨ!
Perfumeを通じて髑髏さんは奥さんという人生の宝物を手に入れましたが、ネットを通じて知り合った沢山の仲間達もまた宝物といえるでしょうねぇ
Perfumeと歩み続けたその先で宝物(宝石)を手に入れるってくだりが、ちょっと「Voice」のPVみたいでいいですな笑
いやはや本当にPerfumeの3人には大きな宝物をたくさんいただきました…。
今までの遠征の記事を読んでも本当に楽しかったな~と感じます(まだまだ続きますが!)。
北斗星の旅も最高でしたよ!
なんと言っても酒をガバガバ飲めるのが公共交通機関の醍醐味!w
また、阿寒湖でのお酒もそりゃもう美味しかったですよ~♪
いやぁ~Perfumeって本当に良いもんです!
札幌から濃霧の中、たったの4時間くらいです!
今すぐに行きましょう♪
「北の男」たちは誰も彼もカッコいい印象でしたね。
本州の男たちに漂うチャラさみたいなものがあんまり感じられませんでした。
今度はあえて冬に行ってみたいな~と思いますた!
さて明日は沖縄でお会いしましょうw
その節はほんとうにありがとう!
いやあ~本当に楽しかったです!
今でも毎晩嫁さんと二人で「楽しかったね~」と話していますよ!
次のツアーではまた遊びに行きますのでどうぞよろしくお願いいたします~♪