行政刷新会議による事業仕分けについて、反論が相次いでいる。
傍で見ていても「これは酷いな」と感じていた。
特に、科学技術の分野については顕著に感じる。
「科学技術」であるので、本来であれば、ここは具体的な数字やデータで説明をし、説得しなければならない所だが、それができない官僚にも疑問を抱く。
私の目には、事業仕分けはただ単純に「ケチっている」ようにしか見えない。
まあ「削る」ことが本来の目的なのだから、良いのかもしれないが、「削る」ことによって失われるモノが多くなるような気がしてならない。
目先のお金と、現在の状況ばかりに執着して、
「未来への投資」
と考える人が誰もいないような気がして不安なのだ。
確かに、無駄は少ない方が良い。
だけど、無駄が全部なくなったら、組織は何も新しいものを生み出さないと思う。
私は今まで自分が携わってきた仕事で、無駄が生み出す爆発的なエネルギーを知っている。
皆で重い扉を押し開けようと必死になっているときに、ひとりでひょっこりとノブを引っ張る人が大切だと思う。
いや、それじゃただの「抵抗勢力」か。面白いけど。
重い扉を押しているときに、「お!今〇〇ちゃんのブラが見えそうだぞッ!」などと考える人間だ。
そんな無駄な人間が一人や二人いるほうが、厚みのある思想や組織を構築する。
もちろん重要なのは、重い扉を押す「みんな」がいることだが。
シェイプアップすることは良いが、何のためにシェイプするのかを忘れているような気がする。
巷では「価格競争」が熾烈を極めている。
私がかつて働いていた職場では、あえてこの「価格競争」には参戦しなかった。
消耗戦になることは明白だったからだ。それ以前に、商品に対する愛情があった。商品に対する自信もあった。
なので、仕入れはできるだけ最高品質のものを仕入れて、それなりの価格で販売していた。
「ここは高いから買わない」
「〇〇は〇〇円で売ってるからここも〇〇円で売りなさいよ」
などという言葉はもう腐るほど聞いた。
しかし、残念ながら、仕入れている品物がまったく違うのだ。商品を使用してみればすぐに気づくはずだ。
だけど、お客の目には、その「品質」は見えない。見えるのは「価格」だけなのだ。
そして、価格しか見えない人は遠ざかり、品質を見る人が残った。
たまに、「一番安いところ探して〇〇で買ったら〇〇円安かったよ!」と自慢するような声を聞く。
彼は「〇〇円」シェイプできたと満足しているのだろう。
だが私には、「一番安いところを探す時間」が無意味に感じてしまう。
「一番安い」という要素がそこまで大事なのだろうか?
故にめちゃめちゃ貧乏だ。
安ければそれに越したことはないとは思う。また、安くするための「技術」を磨くのも大切だと思う。
だけど、「何でも安けりゃ良い」という風潮はもう終わりにしてもいいと思う。
いつだったか、偽装コロッケだかなんだかの社長が、
「何でも安ければいいという消費者にも問題がある」
と発言して叩かれたが、私はまったくその通りだと思った。
何が言いたいのかというと、もしも3年前にアミューズで事業仕分けが行われていたら、Perfumeは真っ先に「無駄だ」と判断されて消されていただろうということだ。
そんなPerfumeが、今はアミューズと徳間ジャパンの売上の屋台骨を支えている。
そういうこともある、と言いたかった。
私の母親は、玄関先に必ず花を活ける。それは毎日欠かしたことはない。
そんな彼女曰く、「花を切らすくらいなら、食費を削るわ!」とのこと。
こういった姿勢が、今の世の中には少なくなってきているのではないだろうか。
傍で見ていても「これは酷いな」と感じていた。
特に、科学技術の分野については顕著に感じる。
「科学技術」であるので、本来であれば、ここは具体的な数字やデータで説明をし、説得しなければならない所だが、それができない官僚にも疑問を抱く。
私の目には、事業仕分けはただ単純に「ケチっている」ようにしか見えない。
まあ「削る」ことが本来の目的なのだから、良いのかもしれないが、「削る」ことによって失われるモノが多くなるような気がしてならない。
目先のお金と、現在の状況ばかりに執着して、
「未来への投資」
と考える人が誰もいないような気がして不安なのだ。
確かに、無駄は少ない方が良い。
だけど、無駄が全部なくなったら、組織は何も新しいものを生み出さないと思う。
私は今まで自分が携わってきた仕事で、無駄が生み出す爆発的なエネルギーを知っている。
皆で重い扉を押し開けようと必死になっているときに、ひとりでひょっこりとノブを引っ張る人が大切だと思う。
いや、それじゃただの「抵抗勢力」か。面白いけど。
重い扉を押しているときに、「お!今〇〇ちゃんのブラが見えそうだぞッ!」などと考える人間だ。
そんな無駄な人間が一人や二人いるほうが、厚みのある思想や組織を構築する。
もちろん重要なのは、重い扉を押す「みんな」がいることだが。
シェイプアップすることは良いが、何のためにシェイプするのかを忘れているような気がする。
巷では「価格競争」が熾烈を極めている。
私がかつて働いていた職場では、あえてこの「価格競争」には参戦しなかった。
消耗戦になることは明白だったからだ。それ以前に、商品に対する愛情があった。商品に対する自信もあった。
なので、仕入れはできるだけ最高品質のものを仕入れて、それなりの価格で販売していた。
「ここは高いから買わない」
「〇〇は〇〇円で売ってるからここも〇〇円で売りなさいよ」
などという言葉はもう腐るほど聞いた。
しかし、残念ながら、仕入れている品物がまったく違うのだ。商品を使用してみればすぐに気づくはずだ。
だけど、お客の目には、その「品質」は見えない。見えるのは「価格」だけなのだ。
そして、価格しか見えない人は遠ざかり、品質を見る人が残った。
たまに、「一番安いところ探して〇〇で買ったら〇〇円安かったよ!」と自慢するような声を聞く。
彼は「〇〇円」シェイプできたと満足しているのだろう。
だが私には、「一番安いところを探す時間」が無意味に感じてしまう。
「一番安い」という要素がそこまで大事なのだろうか?
故にめちゃめちゃ貧乏だ。
安ければそれに越したことはないとは思う。また、安くするための「技術」を磨くのも大切だと思う。
だけど、「何でも安けりゃ良い」という風潮はもう終わりにしてもいいと思う。
いつだったか、偽装コロッケだかなんだかの社長が、
「何でも安ければいいという消費者にも問題がある」
と発言して叩かれたが、私はまったくその通りだと思った。
何が言いたいのかというと、もしも3年前にアミューズで事業仕分けが行われていたら、Perfumeは真っ先に「無駄だ」と判断されて消されていただろうということだ。
そんなPerfumeが、今はアミューズと徳間ジャパンの売上の屋台骨を支えている。
そういうこともある、と言いたかった。
私の母親は、玄関先に必ず花を活ける。それは毎日欠かしたことはない。
そんな彼女曰く、「花を切らすくらいなら、食費を削るわ!」とのこと。
こういった姿勢が、今の世の中には少なくなってきているのではないだろうか。
素敵だーきっと絵を購入したりすることにも理解を示されるのではないでしょうか。
お部屋にいつかは枯れて捨てることになるんだろうお花があると、不思議にいろいろなことを考えます。
お久しぶりですなあw
「花」なんて、生きていく上で絶対に必要なものではないですからね。
金曜日の夜になると、OL風の女性が一輪だけ花を買って帰る姿をよく見かけました。
きっと「心に余裕がある」か「心に余裕がない」かのどちらかと思います。
花には、心の余裕を増幅させる力があり、また、心に隙間を空ける力もあると思います。
「それを数値で示せ!」
といわれても説明できないよなあ。
髑髏さんの意見には極めて同感で、ニュースを見てるととにかく予算を削ることだけに必死で全然先を見ていないという感じしますよねぇ。
こと科学技術の分野なんてのは一朝一夕に成果がでるものではなく地道な研究があってこその世界なので、「今は必要ないから」とか「成果がないから」という安易な理由でばっさり切り捨てることはおかしいと思います。
偉い人にはそれがわからんのです!笑
でも、ほんとそうゆう先を見据える視点があまりにもないのにはゲンナリしますねw
昨今の価格競争については、あまりにも無謀な消耗戦を繰り広げていて生産者・販売者側が自らの首を絞めてる感はありますよね。
髑髏さんのいうように、自らの製品・サービスに自信があるのならこのような消耗戦に参加でず、その付加価値で勝負すべきだと思います。
これが一番強く思ったのが例のETC1000円キャンペーン。
これの影響で鉄道や航空業界が多大なダメージを蒙ってるわけだが、これに対抗しようとして価格競争をしたら絶対に勝てるハズがない!。
やはりここは鉄道であれば渋滞でイライラすることなくビールでも片手にまったりしてても時間通りに目的地に着ける点や、飛行機であればたった1時半で九州まで行けてしまうそのスピード&時間的価値なんかを強くアピールして、価格ではなく「品質」で勝負すべきだと思いますね。
消費者もそろそろ価格が全てではないことに気が付こうぜ笑
ちなみにPerfumeの来年のライブハウストゥワーは、ヨロシク価格のたったの4,649円!。
あの「最高品質」でこの「低価格」はもはや反則。さらにお土産のサービスまでついてこれはもう最強!。
上の交通手段にたとえるなら、ドアtoドアのリニアモーターカーで更にピノコスのPerfumeキャビンアテンダント付き♪みたいなものだろう!爆
いやはや。
おっしゃる通りです!
鉄道、航空、船舶業界は自分たちの仕事に誇りが持てないのか?と疑問に感じますね。
まあ、実際のところ自動車業界に逆らえないという所でしょうけど…。
ETC1000円キャンペーンによって、逆に自分たちの良さが浮き上がる!って考える人は
居ないのでしょうね。