どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『ミラノ ポルディ・ペッツォーリ美術館 華麗なる貴族コレクション@Bunkamura』なのだ

2014年04月12日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

ぼくらわ Bunkamuraで 5月25日まで開催している<ミラノ ポルディ・ペッツォーリ美術館 華麗なる貴族コレクション>を見てきたのだ



ぼくが気になった作品をちょっとご紹介するのだ

1番良かったのわ ピエロ・デル・ポッライウォーロが描いた<貴婦人の肖像>なのだ


この美術館(ポルディ・ペッツォーリ美術館)のシンボル的作品だそうで ぼくらわ ウットリして見ていたし 見終わってから もう1度戻ってからも 時間をかけて見ていたのだ

あと えこうが言っていたけど 描かれた女性と同じ顔の人を どこかで見たことがあるような? と言っていたのだ


グリゼルダの物語の画家が描いた<アルテミジア>と ベルゴニョーネが描いた<アレクサンドリアの聖カタリナ>なのだ
 

ジャン・ジョコモ自ら対と見立てて 同じ形の額縁におさめたそうなのだ

ぼくの印象わ 左の<アルテミジア>わ 優美さを 右の<アレクサンドリアの聖カタリナ>わ 威厳を感じるのだ 今回の会場の作りだと この対の作品の奥に<貴婦人の肖像>が展示されているから それらを含めて 三連祭壇画のようにも見えてくるのだ


あと 青色ガラスで出来た<十字架>がキレイだったのだ




イタリア絵画って あんまり見る機会がないと思うし メインの作品<貴婦人の肖像>や ジャン・ジョコモ自ら対と見立てた2作品など 素晴らしい作品が展示されているので ご覧になってみてわ いかがでしょうか?なのだ




ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ


Bunkamura <ミラノ ポルディ・ペッツォーリ美術館 華麗なる貴族コレクション> 5月25日(日)まで

http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/14_pezzoli.html

公式サイト
http://www.poldi2014.com/




展示構成

第1章 ポルディ・ペッツォーリ・コレクション

第2章 ロンバルディア・コレクション

第3章 タペストリーと14・15世紀イタリア絵画コレクション

第4章 「黄金の間」コレクション

第5章 15・16世紀の美術と時計コレクション

第6章 ヴェネツィア美術および17世紀以降の美術コレクション

主な展示は絵画ですが、甲冑や時計、ガラス工芸なども展示しており、合わせて約80点が展示で、すべてが日本初公開だそうです。あと、会場の中ほどに8分くらいの映像もあります。


気になった作品

1.ジュゼッペ・ベルティーニ ジャン・ジャコモ・ポルディ・ペッツォーリの肖像


画家はポルディと親交のあったジュゼッペ・ベルティーニで、初代館長となったそうで、ボルディの死後に描かれたものと考えられるそうです。

変な表現ですが、この作品を見た第一印象は生きてるみたいと思いました。


13.ベルナルディーノ・ルイーニ カルヴァリオへの道(二連祭壇画)


タイトルの「カルヴァリオ」とは、ゴルゴダのことだそうで、ゴルゴダの丘に向かうキリストと涙を流す聖母マリアが描かれている。十字架の後ろにいる人は処刑執行人で左に画面まで手が伸びているそうです。

痛々しいキリストを見ていると、なぜか美しいと思ってしまう。この画家の作品を数点見たことがあるが、毎回そう思う。

各部分画像も載せます。(クリックすると拡大します。)
 


28.グリゼルダの物語の画家 アルテミジア


解説には、こう書かれています。
『背が高く上品な女性アルテミジアは、紀元前4世紀に実在した人物です。杯を手にうつむく姿はたいへん優美で、指の動き、衣服のたっぷりとしたひだの流れも優雅です。夫に先立たれた彼女は、生涯夫を讃え続けました。画面左には、彼のために壮大な霊廟を建設させる様子が、右側には夫の遺灰を自らの涙に混ぜて飲む準備をする場面が描かれています。本作は死を超越した愛と夫婦の忠誠を賞讃し、結婚に際して描かれたものと考えられています。』


29.ベルゴニョーネ アレクサンドリアの聖カタリナ


解説には、こう書かれています。
『幼さの残る容貌のなかにも伏し目がちで憂いを含む聖カタリナの表情や、堂々としたポーズとの対比が目をひきます。衣服には金糸が施され、首周りやベルトも金で装飾された豪華で威厳のある姿です。彼女は歯の付いた車輪で八つ裂きにされそうになりますが、神の稲妻が車輪を砕いたので、最後は斬首に処されて殉教しました。このような殉教伝に基づき、車輪が聖カタリナの持物(アトリビュート)となりました。本作では右下に描かれている。』

右下の男性は、誰だろう?王冠を被っているから処刑を命じた王様だろうか?


31.ピエロ・デル・ポッライウォーロ 貴婦人の肖像


照明のせいか、輪郭線が照らされているからか、美しい横顔が浮き上がったかのように見える。


33.フランチェスコ・ボンシニョーリ 聖女の胸像

ずっと見られているような視線を感じる。


36.サンドロ・ボッティチェッリ 死せるキリストへの哀悼


サヴォナローラの影響を受けていた頃の作品みたいで、描かれたのは悲しみの場面ですが、ボッティチェッリの美しさがないような感じがして、もし、彼がサヴォナローラと出会ってなかったら、とも思いました・・・。


48.ロレンツォ・ロット 聖母子と聖ザカリアと洗礼者聖ヨハネ




すべての作品が日本初公開。それだけでも見に行く価値があると思いますし、私はそんなに惹かれませんでしたけど、絵画だけでなく工芸品なども展示していてバラエティーに富んでいます。

まだ、始まったばかりで快適に見れると思いますし、Bunkamuraは金・土曜日は、21時まで見れるので、ご覧になってはいかがでしょうか?(※入場は20時30分まで)

横顔美人<貴婦人の肖像>は、一見の価値があると思います!!


巡回情報

あべのハルカス美術館 5月25日(土)~7月21日(月・祝)


この後わ 大久保駅に移動して 前に1度食べに行った事のある<らーめん 五ノ神製作所>でディナー(夕食)を食べに行ったんだけど そのことわ また 今度書くのだ