2021年に観に行った32の展覧会の中から、私(えこう)が選んだ『2021年 展覧会ベスト10』を発表します。
第1位 『あやしい絵展@東京国立近代美術館』・『後期の感想』
どるちがランクインしたものは外そうと思ったのですが、やはり大好きな岡本神草、甲斐庄楠音の作品を観れたのは嬉しかったですし、観ていて思ったのは、いつか甲斐庄楠音の大きな展覧会を開催してほしいと思いました。
第2位 『コレクター福富太郎の眼 昭和のキャバレー王が愛した絵画@東京ステーションギャラリー』
正直、1位にするか迷ったのですが・・・。あちらは写真撮影が一部OKだったので、それも踏まえて2位なりました・・・。
この展覧会は、今年に入ってからずっと楽しみにしていたのに、最初の2日間のみ公開されて、その後6月に入るまで休館中になっていたので、やっと見れた!という感情と、やっぱり期待していた以上の素晴らしい作品が展示していて、中止にならずに済んで良かったと思いました。
なお、この展覧会は、今大阪で巡回中ですし、その後、高知、富山、岩手にも巡回するので、お近くの方はご覧になってみてはいかがでしょうか?
第3位 『筆魂 線の引力・色の魔力 ー又兵衛から北斎・国芳までー@すみだ北斎美術館』・『後期の感想』
旧金谷屛風の2点を観たくて前後期、2回観に行った展覧会で、北斎の肉筆画の<宝珠を搗く月兎>・<登龍図>などが印象に残っています。
第4位 『ミネアポリス美術館 日本絵画の名品@サントリー美術館』
全作品写真撮影がOKっていうのが嬉しかったし、山田道安のマンガチックな<龍虎図屏風>、、佐竹永海の動物たちに捕まる風神と雷神、そして、インパクト大な三畠上龍の<舞妓覗き見図>など、知らない絵師の作品が惹かれましたし、ユーモラスな曾我蕭白の<群鶴図屏風>も良かったのを印象に残っている。
第5位 『渡辺省亭 欧米を魅了した花鳥画@東京藝術大学大学美術館』
展示していたのは海外からの里帰り品や、個人のコレクションなどを中心だそうで、渡辺省亭の作品をまとめて観れたのは嬉しかったですし、<牡丹に蝶の図>が印象に残っています。
第6位 『福田美蘭展 千葉市美コレクション遊覧@千葉市美術館』
千葉市美術館の作品を元のネタにして福田さんの新たな作品を制作していて、その見比べが面白かったですし、着眼点もすごいと思いました。
第7位 『ルネ・ラリック リミックスー時代のインスピレーションをもとめて@東京都庭園美術館』
庭園美術館でラリックを作品を観れた。それにつきるし、新館に展示していたアール・デコ博覧会のためにラリックが制作した高さ15mの噴水塔の<フランスの源泉の女神像>の3点を観れたのが嬉しかった。
第8位 『ポーラ美術館コレクション展 甘美なるフランス@Bunkamura』
数年ぶりに、ルノワールの<レースの帽子の少女>を観れたのが嬉しかったですし、展覧会のフォトスポットで上の写真のラウル・デュフィの<パリ>は、4枚のキャンバスを用いて屏風に仕立てた作品で、色のグラデーションがキレイだったのを覚えているのだ
第9位 『三菱一号館美術館 <イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜>』 ※まだ感想を書いていません。
現在も開催中の展覧会で、日本初公開の作品が多くが展示しています。中でもレッサー・ユリィの<夜のポツダム広場>は素晴らしく、彼の作品を知ること出来て良かった。3階の大きな部屋のみ写真撮影がOKで、モネやゴッホの作品が良かった。
第10位 『前田利為 春雨に真珠をみた人@目黒区美術館』
フランソワ・ポンポンの2点が良かったですし、目当てに行きましたが、他にもラファエル・コランの<庭の隅>や、グザヴィエ・ブリカールの<少女海水浴図>も印象に残っています。
次点は、下記の1点。
『ゴッホ展 響きあう魂 ヘレーネとフィンセント@東京都美術館』 ※まだ感想を書いてません。
↓昨日書いたどるちのベスト10はこちらに載っています。
https://blog.goo.ne.jp/dolci_ekou/e/66421acdb7629bf572c3ca51d9089e50
1位のあやしい絵展は、どるちと一緒になりましたが、他のは被らないように選びました。
今年も新型コロナの影響で、中止になったり会期が短くなったものもありましたが、観たかったものは行けたので良かったのですが、来年は中止などにならずに開催してほしいと思います。
ありがとうございました。
↓過去の<えこうの年間ベスト10>です。
2020年 2019年 2018年 2017年 2016年 2015年 2014年 2013年 2012年 2011年 2010年 2009年 2008年
今年最後のご挨拶を・・・。
ブログを読みに来ていただいた皆様、ありがとうございます。
2022年もよろしくお願いいたします。
2022年のオススメ(私が見たい)展覧会のご紹介は、年が明けたら書こうと思っています。