4連休の三日目、土曜日 石橋・宮澤で西黒沢~ザンゲ沢~西黒尾根に行ってきました。
難度はⅢ級+~Ⅳ級(雨に濡れた草付き含む)
8:40 スタート
13:00 ザンゲ沢大滝下
15:00 ザンゲ沢大滝落口
16:10 西黒尾根登山道
19:20 下山
13:00 ザンゲ沢大滝下
15:00 ザンゲ沢大滝落口
16:10 西黒尾根登山道
19:20 下山
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ルートはこんな感じ
以下の写真は地図上にあるポイントに連動して東から西に向かって時系列で並んでいます。
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私(宮澤)にとって初めての沢登り。
きれいな渓相ってこういうもんなのかな、と思いつつ歩いた。
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渓流靴なるものを持っていない私は涼しげにじゃぶじゃぶ川の中を歩く石橋さんを横目に河川敷ハイキング。
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「川に入っちゃえばいいじゃん」という石橋さん「俺だったら入っちゃうよ」。私は辞めときました。
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ザンゲ岩が遠くに見えた。遠いなあ。西黒沢とザンゲ沢の分岐や、核心のザンゲ沢大滝も右に見えてます。
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チョット近づいたけど相変わらず遠いザンゲ岩。くすんでて分かりづらいけど手前の方に雪渓も見えます。雲も湧いてきました。
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写真だとスケール感が分かりづらいですが、手前の雪渓は下をくぐって通れました。
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問題はその先で、これは通過後に振り返って撮られた写真ですが、右側の雪と壁の隙間をそっと通ったりして通過しました。壁はどろどろヌルヌルでもう戻れません。
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川が細ってデカイ岩ばかりになり沢登りって実質は岩登りなんじゃないかな、って疑問が浮かびました。
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少しあとに沢登りとは沢辺の岩登りで間違いない、という確信を得ました。
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奥に見えるのがザンゲ沢大滝という名前の染み出しです。そしてルートの核心でもあります。石橋さんがトップで右側の草付きと岩をたどって登りました。それにしても当初わたしが支点のセットを間違って怒られてしまったのはまずかった。
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ザンゲ沢大滝のアップ
石橋さんのセカンドのセットを待つ間に雨の気配が強まってきたので私は内心焦っていました。ようやく登りはじめた頃にはポツポツ雨が落ちてきて、草付きがなおさら滑りやすくなるもしかし焦ったら落ちそうなんで慎重に登りました。そして登りきって大滝の上部で一休みしてまた動き出した頃に本格的に雨が降りだしました。核心で降られなくて良かった。がしかし、ここで石橋さんのハーケンを4本消耗しました。宮澤はハンマー、持ってきてませんでした(ハーケンを打つルートなんてはじめてだったんで準備のときに思いつかんでしたわ)。ともかく、いろいろあって核心突破に2時間かかりました。
ここからザンゲ岩に出るまでも草付きをたどっての傾斜の強い長い藪漕ぎで、途中スズメバチに刺されたりなにかの草の棘が刺さって痛かったり(翌日以降すごく腫れた)しつつの雨の中の行動は、とても長く感じました。
登山道に出たのは16時。「おつかれ~」とハイタッチをしました。
あとはただ濡れて滑りやすくなった西黒尾根です。長いしつまらんと愚痴りながら下りました。
石橋さんが10年前にひとりで来て核心で敗退したというこのルート、今回は無事登ることができました。
核心大滝の登攀(巻き)のメモ
ザンゲ沢大滝の直登は不可能で、左岸を巻いたわけであるが、滝すぐ脇の岩場は見た目Ⅳ級であり、確保支点もセットしたが、濡れており、以前にあったと記憶していた残置ピンも見当たらず、上部は斜度がありそうなのでここは諦めた。なお、確保支点のハーケン2本を残置した。
結局、滝から10mほど下がったところの草付きから巻きを開始した。途中灌木で2本、新たに打ち足したハーケンで2本、残置1本を利用して支点をとり、最後は5mほどトラバースして大滝落口に立った。下からはどの程度の難度かわからず緊張したが、登ってみればⅢ級~Ⅲ級上で、濡れていたため一手Ⅳ級程度に感じるところがある程度であった。打ち足したハーケンは残置してきてしまった。
落口には適当な確保支点が得られず、苦労した。ボルトを打つことも考えたが、岩を利用して確保支点とした。
大滝の突破には2時間ほどかかってしまった。
ザンゲ沢大滝の直登は不可能で、左岸を巻いたわけであるが、滝すぐ脇の岩場は見た目Ⅳ級であり、確保支点もセットしたが、濡れており、以前にあったと記憶していた残置ピンも見当たらず、上部は斜度がありそうなのでここは諦めた。なお、確保支点のハーケン2本を残置した。
結局、滝から10mほど下がったところの草付きから巻きを開始した。途中灌木で2本、新たに打ち足したハーケンで2本、残置1本を利用して支点をとり、最後は5mほどトラバースして大滝落口に立った。下からはどの程度の難度かわからず緊張したが、登ってみればⅢ級~Ⅲ級上で、濡れていたため一手Ⅳ級程度に感じるところがある程度であった。打ち足したハーケンは残置してきてしまった。
落口には適当な確保支点が得られず、苦労した。ボルトを打つことも考えたが、岩を利用して確保支点とした。
大滝の突破には2時間ほどかかってしまった。