平成25年9月21日から22日にかけて、谷川岳一ノ倉沢2ルンゼに行ってきました。当初の予定では2ルンゼからBルンゼを登り、国境稜線に飛び出す予定でした。天気もよく、快調に歩を進めているつもりでしたが、そう簡単には事が運びませんでした。(石橋記)
5:40 一ノ倉沢出合
8:20 2ルンゼ取り付き
9:20 2ピッチ目終了
11:30 4ピッチ目終了
12:40 5チッピ目終了
17:40 ザッテル着
7:30 下降開始
10:10 下降完了
14:00 一ノ倉沢出合着
一ノ倉沢出合スタート
衝立岩
本谷バンド
・2ルンゼ取り付きまでは2時間40分かかったが、右岸高巻きからの懸垂で待たず、本谷バンドで確保しなければ2時間程度か。
2ルンゼ
・2ルンゼはルート図以外にも確保支点がたくさんあるため、何ピッチ登ったのか忘れてしまった。翌日シングルロープで下降した(1回で25m)が、懸垂支点がなかったのが1カ所だけだったから、ルート図どおり260mだとすると、8~10ピッチ確保して登ったことになるだろうか。
3ピッチ目
4ピッチ目は直登せず、右から巻く。
・なお体感では、Ⅳ+の箇所もⅡ級の箇所もなかった気がする(Ⅳ+のところは巻いたのかもしれないが)。ランニングに関しては、そろそろ1つ欲しいなと思うところに残置があり、怪しげなところは適宜カムで補強しながら登った。
5ピッチ目
・後ろを振り返れば、烏帽子沢奥壁「南稜」ルートがよく見える。
南稜
12:40
13:57
15:48
16:30
・ガイド本では核心の3ピッチ目終了後は、40m(Ⅲ+)×2の後は60m(Ⅱ)とのことであったが、なかなか目当ての石門にたどり着かない。まだかなーまだかなー、通り過ぎてしまうはずはないよな、などと考えながらピッチを伸ばしていくと、ようやくそれらしきものが見えてきた。後から考えれば、40mのピッチを20mずつに分けて登っていたのだから、6~7ピッチでたどり着くはずはないのだが…。
17:40 ようやくたどり着いたザッテルよりAルンゼ。
・明るいうちに広河原まで降りてビバークしたかったが、ザッテルからの降り口がわからず断念。ザッテルにてビバーク決定。終了点と灌木の計3カ所から確保を取り、エマージェンシー・ビビーにくるまって寒くならないうちに就寝。普段寝相が悪い人間でも、寝返りをうってはいけないときにはそれなりに眠ることができるものだ。
・一度目が覚めてしまったので、携帯で降り口を調べてみる。トラバース後、懸垂で降りるところまで確認できたが、はっきりこれと言った記録がなくあきらめる。
・翌朝は4:30に寒くて目が覚める。行くか戻るかで少し思案し、広河原に降りられないかしばらく付近を歩き回ってみたが確証が得られない。少し雲が出てきただの、水の心配があるのでもうワンビバークは厳しいだの、懸垂で広河原に降りてしまうともう後には引けなくなるなど、いろいろ理由をつけて戻ることにした。要するに突っ込むことに躊躇したのだ。ハーケンもボルトも持っていたので、戻る方が安全だとの判断があった。
・懸垂支点がなかった箇所は3本連打された錆びたハーケンで支点としたが、ハーケンを打ち足すべきだった。言い訳すると、残りの下降であと何本使うかわからなかったのでケチったのだ。断じて残してくるのが惜しかった訳ではない。なお、打ち足した方がよかったのはここだけだった(あくまで結果論ではあるが…)。
・25mでは足りないところが3カ所。ただし、上から見ても問題のない5m程度のクライムダウンだったため、空中停止して支点を構築することはなかった。
何とか無事降り切ることができたが、次来るのはいつのことになるやら…。
下の写真のルートを登る日は来るのでしょうか?
2013.09.22 11:49 「雲稜第二」ルートのパーティー
(大ハング)
「ダイレクトカンテ」ルートのパーティー
5:40 一ノ倉沢出合
8:20 2ルンゼ取り付き
9:20 2ピッチ目終了
11:30 4ピッチ目終了
12:40 5チッピ目終了
17:40 ザッテル着
7:30 下降開始
10:10 下降完了
14:00 一ノ倉沢出合着
一ノ倉沢出合スタート
衝立岩
本谷バンド
・2ルンゼ取り付きまでは2時間40分かかったが、右岸高巻きからの懸垂で待たず、本谷バンドで確保しなければ2時間程度か。
2ルンゼ
・2ルンゼはルート図以外にも確保支点がたくさんあるため、何ピッチ登ったのか忘れてしまった。翌日シングルロープで下降した(1回で25m)が、懸垂支点がなかったのが1カ所だけだったから、ルート図どおり260mだとすると、8~10ピッチ確保して登ったことになるだろうか。
3ピッチ目
4ピッチ目は直登せず、右から巻く。
・なお体感では、Ⅳ+の箇所もⅡ級の箇所もなかった気がする(Ⅳ+のところは巻いたのかもしれないが)。ランニングに関しては、そろそろ1つ欲しいなと思うところに残置があり、怪しげなところは適宜カムで補強しながら登った。
5ピッチ目
・後ろを振り返れば、烏帽子沢奥壁「南稜」ルートがよく見える。
南稜
12:40
13:57
15:48
16:30
・ガイド本では核心の3ピッチ目終了後は、40m(Ⅲ+)×2の後は60m(Ⅱ)とのことであったが、なかなか目当ての石門にたどり着かない。まだかなーまだかなー、通り過ぎてしまうはずはないよな、などと考えながらピッチを伸ばしていくと、ようやくそれらしきものが見えてきた。後から考えれば、40mのピッチを20mずつに分けて登っていたのだから、6~7ピッチでたどり着くはずはないのだが…。
17:40 ようやくたどり着いたザッテルよりAルンゼ。
・明るいうちに広河原まで降りてビバークしたかったが、ザッテルからの降り口がわからず断念。ザッテルにてビバーク決定。終了点と灌木の計3カ所から確保を取り、エマージェンシー・ビビーにくるまって寒くならないうちに就寝。普段寝相が悪い人間でも、寝返りをうってはいけないときにはそれなりに眠ることができるものだ。
・一度目が覚めてしまったので、携帯で降り口を調べてみる。トラバース後、懸垂で降りるところまで確認できたが、はっきりこれと言った記録がなくあきらめる。
・翌朝は4:30に寒くて目が覚める。行くか戻るかで少し思案し、広河原に降りられないかしばらく付近を歩き回ってみたが確証が得られない。少し雲が出てきただの、水の心配があるのでもうワンビバークは厳しいだの、懸垂で広河原に降りてしまうともう後には引けなくなるなど、いろいろ理由をつけて戻ることにした。要するに突っ込むことに躊躇したのだ。ハーケンもボルトも持っていたので、戻る方が安全だとの判断があった。
・懸垂支点がなかった箇所は3本連打された錆びたハーケンで支点としたが、ハーケンを打ち足すべきだった。言い訳すると、残りの下降であと何本使うかわからなかったのでケチったのだ。断じて残してくるのが惜しかった訳ではない。なお、打ち足した方がよかったのはここだけだった(あくまで結果論ではあるが…)。
・25mでは足りないところが3カ所。ただし、上から見ても問題のない5m程度のクライムダウンだったため、空中停止して支点を構築することはなかった。
何とか無事降り切ることができたが、次来るのはいつのことになるやら…。
下の写真のルートを登る日は来るのでしょうか?
2013.09.22 11:49 「雲稜第二」ルートのパーティー
(大ハング)
「ダイレクトカンテ」ルートのパーティー