EOS Kiss D初代からのデジイチフリークが、30D購入で深みにはまって写真三昧な毎日を送っています。
~どりさまフォットな毎日~






 とにかく私は実家裏の田んぼの上空を飛ぶツバメの撮影をしていたのです。しばらくすると横で収穫作業をしていた方がコンバインから降りてこちらにやってきました。



「何を勝手に撮影しているんだ?!」と怒り口調で仰います。

         『あの、飛行するツバメの撮影をしているんですけど。』

「そんなのこっちにはしらんわ!こっちにレンズを向けてただろ!」

         『いや、向けてませんよ。これはデジカメなので今中身を確認してくださいよ。』

「そんなもん見なきゃいけない義務も筋もない!」

         

確かにカメラをツバメに追従して振ってるわけですから、レンズが一瞬作業してる方に向いたこともあったかと思います。それは認めなきゃいけない部分です。でも作業や表情を追いかけていないんです。先方は、私が物的証拠を提示するとすぐ申し出ているのにそれを拒否して自論を展開してきます。



         『私の行動が不快感を与えたようなら謝ります。すいませんでした。でも、決してそちらを撮影していたのではなく飽くまで鳥の撮影をしていたのだけはご理解いただけないでしょうか?』

「そんなことはカメラやってる奴の勝手な理屈だろ!あんたの事情はどーでもええ!」

         『先ほどここに来た時、奥様にこんにちはと声をおかけしたんですが・・・』

「(奥さん)でも気持ち悪いから私は逃げました。ツバメを撮影するとまでは聞いてませんし・・・。」



確かに撮影目的までは告げていませんでした。そこも認めなきゃいけない部分です。しかし気持ち悪いって言われてショックでした;;とにかく取り付く島もないので言い分をしばらく聞いているとわかったことがあります。とにかくレンズを向けられるというのは銃口を向けられるのと同じだというのが先方の主張です。しかもレンズの長さに比例して恐怖心が増すようです。そして先方は私の行為だけじゃなく、私の全てを否定してかかってます。



「お前らは撮られる人間の気持ちってのがわかってないんだよ!カメラ屋のリクツしかない。大体肖像権ってものをわかっちゃいない・・・」

         『あの、私あなたを撮影してませんので肖像権ってなんなのですか?ちゃんと肖像権のことは勉強していますよ。』

「何言ってやがんだ!お前のカメラが五十万だか百万だかしらんが川に叩き込むぞ!」

         『叩き込みたいのなら構いませんが、あなたの言う肖像権とカメラを壊す行為は別の話なのでこちらも損害を請求するまでです。』

「わからないようだから教えてやる!」



その方は鎌を振りかざし仁王立ちです。



「お前のやってる行為はこういうことなんだよ!お前が子供ならこんな話はしないがいいオトナだろ!もっと常識ってものを考えろ!」



驚きました。鎌を振りかざす人に常識を説かれました。しかし先方にとっては、レンズを向けられることが鎌を振りかざされる行為に相当すると言いたかったのでしょう。そこだけは私も肝に銘じなければいけません。撮影してないのだからちょっと悔しいけど不快感を与えたのは間違いないし、その負い目はあるのでここは引き下がることにしました。だって議論は無駄だと思ったから^^;こちらの言い分は何も聞きたくないんですからね。あとは言われるがままです。   



「大体お前の立ってる場所は○○さんの土地だが、○○さんに断ってからそこに入ったのか?そういうのを不法侵入っていうんだ!」



小川の土手に立ってたのですが、そんなことまで言われました;;



         『いろいろご迷惑をおかけしたようですいませんでした。で、私はここを去るべきなんでしょうか?』

「ツバメならあっちにも飛んでるだろ!最低百メートル離れて撮影しろ!」



このような事態がカメラを始めてすぐの人に起こったら、ショックでカメラをやめてしまうことでしょう。とにかくカメラってのは私たちが思っているより遥かに嫌われているようです。私自身が悔しいのはおいておいて、あの人のカメラに対する嫌悪感を更に深めてしまったかもしれないのが残念でなりません。お仲間のカメラに携わる皆さんに深くお詫びします。今回のことを教訓にして今後の撮影に臨みたいと思います。


EOS 30D/EF70-300mmIS(1、2枚目トリミング)


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