■おなじみ「ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団」。
TIGA社から新版のDVDが発売されていたので注文してみたのです。
APS発売の旧版DVDのレビューは以前の記事を参照していただくとして。→
http://air.ap.teacup.com/metal_cat/848.html
収録形式は4:3LB(768×576)です。PAL、リージョン3。
画質は赤茶けていたAPS版DVDと比べ、非常に自然な色合いです。若干退色はありますが、充分許容範囲内。
ちょっとカクカクするところがある(横スクロールに弱いのか?)のは残念。
APS版DVDは画角信号の入っていないなんちゃってスクイーズ(フィルムそのまま?)だったので、正しい画面比で見るのには少々手間だったのですが、今回は4:3テレビでも正しい比率で鑑賞できます。逆に16:9テレビでは額縁になってしまいますが。
ということは、間違いなく上下黒帯分の画面情報が減っているということで…。正しい画面比で鑑賞できるとはいえ、なんとも痛し痒し。
さて、問題はそんなところではなく。
今回収録されている素材ですが、APS版DVDとはBGMが違う別バージョンになっています。
APS版DVDはステレオ音声でしたが、こちらTIGA版はモノラル音声。コチャンの声も違います。
Wikiに記述のある「コチャン分離」シーンはどちらのバージョンにもありません、念のため。
「ウルトラ6兄弟vs怪獣軍団」がベースになったリバイバル版(VCD収録)もあるし、どんだけバリエーションがあるんだこの映画。もうやだ。
[追記]
■とりあえず各バージョンの特徴をまとめてみますと…。
旧版DVD(2005年前後/APS発売)
画質劣悪。ステレオ音声。
BGMに「交響詩ウルトラマン/ウルトラセブン」が使用されているので、78~79年頃(日本での公開に合わせた?)のリバイバル版か。
吹替も新規。
新版DVD(現行品/TIGA発売)
画質良好。モノラル音声。
「ウルトラセブン」オリジナルに加え、「ミラーマン」のBGMが多数確認できる。
Wikipediaに記述のある「ハヌマーンと分離するコチャン」のシーン(そもそも本当にそのようなシーンは存在するのか…)はないものの、恐らくオリジナル公開バージョンではないかと推測。
VCD(TIGA発売)
画質良好。ステレオ音声。
尺は「ウルトラ6兄弟vs怪獣軍団」同様(オープニングタイトル映像もそれに準じる)。
Wikipediaによると2001年リバイバル版とのこと。