にゃ～シャムの子猫が・・・

お散歩に行く公園に「元家猫ですが、訳あって野良猫になりましたな猫」が居る。



私達が通りがかっても、逃げるでなし、威嚇するでなし、ただ静かにじっと座っているだけ。
私は猫は嫌い。だって、ひっかくし、気まぐれだし、お手する訳でなし。
でも、この子は（何歳か知らないけど）一人孤独にこの公園でじっとしていて、誰にこび売る訳でなく、いつも泰然と構えている所にちょっと惹かれる。

♪にゃ～シャムの子猫がにゃ～お～、三人きょうだいだ～よ♪てな歌がふと頭をかすめる。

そろそろ顔を覚えてくれたのか、私達が近づくと、威嚇する訳でなし、逃げるでなし「あ、こんちゃ」てな顔で見る。



「あ、なんか顔に毛が生えてる～。もしかしてイヌ？」



遊ぼ、遊ぼ。



うーん、でも、あんたまだ若造じゃん、それに、あたいは猫なの、あんたより小さいけど、立派なオトナなの。



え？ぼくちん達の仲間でしょ？ネコってなあに？



ああ、うっとおしいわねえ。あたいは、あんたみたいなアタマデッカチに興味ないの。さよなら。

という会話が交わされたかどうかは定かではないが、今日は居なかったよ～。「にゃ～しゃむ」チャン。