空気清浄器

多頭飼いをしている関係で、臭いには特に敏感になっている。

たまに帰省する末っ子が「お母さん、動物園みたいなニオイするで」などと言うので、何とか解決策をと考えて、空気清浄器を各部屋一台づつ購入。



最初こそ、ぶんぶん動いていたものの、ようやく静かになり、最近では、センサーもずーっと「青い光」のまま、おとなしい。

「ちっとは効果あるんやな」
「ほんまに。勝手に空気を綺麗にしてくれるなんて、買って良かったなあ」なんて話していたら、息子が、

「でもな、ボクの部屋の清浄機は、ダップルさんが清浄機の真横で〇ンコしても、し～んとしているのに、ボクが布団の中でオナラしたら、グイ～ンってなり始めて、青い光が真っ赤っ赤になるで。あれはおかしい。ボクは布団をしっかり被って、その中でしてるのに、ダップルより臭いことは無いと思うねんけどなあ」

「そりゃ、体重僅か5キロの出す、ちょびっとのモンより、それの何十倍もの体重のあんたが、ぶっ放す代物の方が、空気清浄器にとっては『それ！おいらの出番出す！』と思える程の悪臭ちゃうのん？」

「いや・・・そんな筈は無い。ボクのんだけ性能が悪いかもしらん」

「んなアホな。一斉に買うたのに、一個だけ性能が低いなんてありえへん。あんたの出すモンが、毒ガス並みなんやで」

「そっかなあ」とうなだれて仕事に行ったんだけど、どうぞ、気にせずに無事お帰りなさいませ～～。