カムシェルモードとシリンダーモードの説明の前に、糸を通す所の説明をしますね。
シリンダーの右にクジラの尻尾みたいな「ウイングヤーンガイド」です。
殆どはこのガイドに毛糸を通して編むのです。
他に「トールヤーンガイド」が2か所あります。
これはゴム編みをするのに特化されたガイドです。そして、この「トールヤーンガイド」は「逆時計回り」しか使用できません。
よくよく見ると、毛糸を通す穴(ピンク色の所)が「Cの字」になってますからね。
逆時計回りはいいけど、時計回りに動かしたら、毛糸が外れてしまいますものね。
って事は、踵を編む時「ゴム編みでは編めない」のです。踵はあくまでもメリヤス編みのみです。
もう一つ「トールヤーンガイド」が向かって左にあるんですが、これは「特殊な編み方の模様編みをする為のガイドで普段は使用しません。
どんな編み方ができるかというと、縞々模様がいちいち毛糸を替えなくても、両サイドのトールヤーンガイドに夫々毛糸を通したら、縞模様になるのです。
でも、私はこれは「努力のわりに、可愛くないなあ」と編み始めたものの、止めちゃいました。ぶ厚くなるし。
さてさて、カムシェルモードとシリンダーモードのお話です。
編み機の手前に銀色のカムシェルプランジャーという小さなボタン(銀色)があって、真後ろにも黒い色の同じ物があります。
「カム」は外の黒い枠で「シリンダー」は針が並んでいるくるくる回る筒の事です。
ビデオでは最初シリンダーが回っています。これをカムが回るように変更する作業をする所です。
シリンダーをそっと回して、手前のプランジャー付近迄「緑色の印」がある所まで行きます。そして、緑色とプランジャーが一直線になる所付近で、ゆっくりとシリンダーを回しながら、「11時付近にあるタング」の下にあるピンをそっと上に上げながら、シリンダーを動かします。
「緑色」が3時辺りに来る迄に「カチッ」と音がして、タングの下のピンが「ハマッタ音」がします。
それを確認して、そのピンの対面にあるピンも押し上げます。
ハンドルを回しても、反応がありません、私はここで「壊した!」と焦ったものです。
次に前の銀色のプランジャーを押し下げる事ができ、続けて後ろの黒いプランジャーも忘れずに押し下げて下さい。
すると、「カム」ではなくて「シリンダー」がくるくる回ります。
「カムシェルモード」に替えるのは、ビデオで親切丁寧に説明してくれているので、後はビデオを見て下さい。
「カムシェルモード」にすると、外の黒い「カム」が回り、シリンダーは停止したままです。
何故「カムシェルモード」と「シリンダーモード」があるのか?
「カムシェルモード」は「トールヤーンガイド」でゴム編みをする時使用します。
「シリンダーモード」は、靴下を編む際の全般に使用できますし、前進、後退どっちもできます。トールヤーンガイドも使えます。
「カムシェルモード」はトールヤーンガイドを使用して、ゴム編みを編む時、それと「シマシマ」を編む時に使用します。でも、踵とつま先は編めません。
その点「シリンダーモード」は万能です。
ゴム編みしないなら「カムシェルモード」のみで最初から最後迄編めます。
次回は、編み始めましょう♪
あ、編み出しのミトンみたいな「毛糸の靴下の上半分」みたいな物は、「ボンネット」と言うそうです(知らんかった・・・)これは、編み機と一緒に送ってくれます。
これは、何もこれでなくても、色々な編み出し方法がありまして、猛者になるとよくお土産品で売っている「ミカンを入れるネット」を使用する人もいらっしゃいます。
又、対面同士に糸をかけて、ハンドルを回しながら、少しづつ目数を増やす方法もあります。
「circular sock knitting machine」でyoutubeを検索すると、沢山ヒットします。
私は「失敗した靴下」を犠牲にして、使用しています(;^_^A
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