ひどい嵐やったけど、どないだす?って見に行ったら、屋久島の巨木群の一角、弥生杉が
台風10号の直撃を受けて3000年の歴史にピリオドを打ってたんだと。推定樹齢3000年、
樹高26m余、幹の周りが8m余という、幾多の台風をやり過ごしてきた巨木が、ここで
命運が尽きたか。やはり、長時間暴風に晒され続けたのが原因なんだろう。とりあえず
今回倒れた巨木はこれだけらしいが、他にも幹の空洞化が進んで体力が落ちている屋久杉
もあるやに聞く。台風だって好き好んで悪役を演じているわけじゃあるまい。恨みを買わん
ように、もう少し手加減したらどうや。
科学技術が発達してきたんだから、台風を上手に手なづけて、巨大なエネルギー備蓄
装置にしてしまおうと考える人は俺だけではあるまい。暴風雨の被害を減らし、CO2削減
問題、地球温暖化問題も一挙に解決できるハズ、なんだが、どこから手を付けて、何を
どうすればいいのやら。所詮思い付きは思い付きの域を出ない。
藤井王座の初防衛か永瀬九段の返り咲きか、王座戦の第1局が行われる。昨年は、八冠
制覇を目指す藤井七冠が、日ごろから練習対局を重ねている永瀬王座と、タイトル戦で
始めて相まみえるというので注目されたが、今年は立場を入れ替えての対戦、手の内を
知り尽くしている者同士の虚々実々の駆け引きが楽しみだ、といいつつ、落ち着く
ところに落ち着くのだろうと、覚めている自分もいる。