いつも心は春気分

2017年9月17日の台風18号被害で生活が一変しましたが、新しい地で心機一転。
穏やかで元気な日々を綴ります。

父 その2

2019-09-12 22:40:49 | 日記

 昨日、父が入院している病院の担当医から「相談がある」という連絡がありました。

 話を聞くと、使っている抗生剤が効くどころか、副作用が出ているとのこと。
 肝機能が落ち黄疸が出ていて、
 右肺の中はレントゲンを見ると真っ白で、注射器で抜くとドロドロの液体なんだそうです。
 口の中も潰瘍が出来ていて、これ以上、治療を続けても悪くなる一方とのこと。

 「治療をやめましょう」と提案されました。
 そして、看取りの施設に行くことになり、今日、転院してきました。
 今までの病院より、少し近くなりました。

 父は一応、「はい」という受け答えはします。
 でもそれ以上は、ほとんどことばはありません。
 何か言うことはありますが、ほとんどうわ言のような感じで何を言っているのかわかりません。

 私と妹のことももうよくわかっていないようです。
 でも、痛みとか苦しいとかいうのは、ほとんど感じていないと聞き、安心しました。

 点滴もしないからきつくないと思います。
 ただ、今まで点滴をしていたから、食事をしなくても体力が持ったのだと思います。
 あとは、父の体力次第。

 施設では、お風呂に入れてくれるそうです。
 病院に入院している間は、身体は拭いてくれていましたが、
 お風呂に入れなかったので、気持ちが良くなるだろうなあ。
 有り難いなあ。

 そういえば、今日の移動手段は介護タクシーだったのですが
 施設に着いて、部屋のベッドに落ち着いたとき
 「はい、どうも」
 といつもの父のはっきりとした口調で言ったのには、驚きました。

 そして、そばを離れるとき、看護師さんが
 「帰ると言ってるよ」といい、

 私たちも「じゃあね。明日もまた来るね」と言うと、
 
 「はい。さよなら」って。

 もう25日間も食べていないのに、しっかりしているといえば、しっかりしてる…

 食べるのが好きだったのになあ。

 父の体調のバロメーターは、食事の食べ方でわかるんです。
 珍しく食欲がないから、よっぽど体調が良くないんだろうな
 と妹と話すこともありましたが、過去ほとんどありませんでした。

 少々体調が良くなくても、食べる。
 だから体力があるんだと思います。

 でも、今は、食べたいとも言いません。